河内蓮華山・東蓮華山
【山 名】 河内蓮華山・東蓮華山 (岩国) 693 m 【登頂日 】 H20,4,12 【アクセス】 国道2号(岩国)→国道2号(入野バス停)→大山集落 【コース】
○駐車地10:30−10:45→林道入口10:57→登山口11:13→祠11:35→縦走路分岐12:22→河内蓮華山頂12:23
○河内蓮華山13:24→縦走路分岐13:25→東蓮華山13:50−14:00→縦走路分岐14:21→河内蓮華山14:22−14:43→
祠15:12→登山口15:30→林道入口15:45→駐車地15:55
【情 報】 ◆駐車場:林道路肩
◆トイレ:なし【概 要】
○ 入野のバス停留所で国道は大きく左にカーブするが、ここで家屋の前を右に下り一車線の細い路を登山口の
大山地区に向かう。駐車地は「林道黒蔵線」の入口の路肩にする。あとは余り適地も見あたらない。10分余り
歩き大山集落に入ると三叉路に「福城寺参道入口 」の標識がある。
○ この福城寺参道入口の標識から西方向に少し進むと左手の建物の間にコンクリートの急な林道が右折気味に
登っている。ここに真新しい「蓮華山入口 」の標識がある。ただし進行方向からは標識の裏側しか見えないのが
残念だ。少し進むと左手に「奥原地区森林施業実施協定団地」の標識がある。またその先には右手に手製の河内
蓮華山への標識がある。
林道を更に進むと道は分岐するが、標識もありここは左に取るが別に迷うことはない。基本的に本道を進めば
よい。ヒノキ植林地の中の林道を進んで行くが、淡々とした道で大した傾斜も無い。15分ほど歩いたところで
林道は終点となる。ここは1台分スペースはありそうだが転回場である。この終点手前の右手に表示があり登山
道が右上に登っている。
○ 登山口 から道はすぐ左に折り返すがここからとんでもない直登、急登の登山道が待ちかまえている。道自体は
明確で迷うことはない一本道である。時折現れる標識には山頂までの距離が表示してあるようだ消えかっかてい
る。始めは常緑樹も多い道でこの時期のミツバツツジも余り見られない。道がジグザグになる辺りからミヤマキ
リシマを白くしたような小さな花のツツジの群落が見られる。何という種類だろうか。この辺りは展望がきかな
いし、少し進むとシダも現れ急登は続くが比較的歩きやすい道である。登山口から20分程度で傾斜が緩み平坦
地に着くとヒノキ植林地の中に祠 を見る。
○ 祠を過ぎるとすぐに植林地の痩せた山道を進むことになるが、小石が混ざる道は滑りやすく歩きにくい。祠か
ら10分程で左手の大きな露岩の脇を進むようになるとシダが目立つようになる。このシダの茂る急な道をジグ
ザグに登るころになると、ようやく展望も効き出し集落もはるか下に見える。
相変わらず傾斜はきつい。シダの繁る道をあえぎながら登ると、シダもが少なくなり斜面もやや緩んでくる。
標識があり頂上へ200mの文字が読み取れる。ここから尾根道を進むことになるが、枯れた松の木に頭の赤い
キツツキが取り付いている。
○ 山腹を右手に巻いて緩やかに進んでいる突然のように縦走路に出会う。手製の標識があり右手方向は「東蓮華
山」となっている。左手は明るく山頂 がすぐそこであることが分かる。左折しなだらかな道を進むと1分ほどで
山頂である。
○ 山頂 は三角点は無く、特に標柱も無いが松の木に記念プレートが掛けられている。展望は素晴らしく北東から
南東方向に開ける。肉眼でも三倉岳や白滝山、更に経小屋山、宮島などが確認できる。その手前の山並みは柏木
山や岩国弥山であろうか。また南方向には高照寺山の鉄塔や氷室山も見える。眼下には今日来た2号線や自動車
道、更に河内の集落が春の穏やか風物として溶け込んでいる。
○ その後は縦走路に戻り、東蓮華山と表示されている西方向に進んでみた。縦走路は踏まれているものの、倒木
も多くさほど多くの人が利用するようにも見えなかった。落ち葉の道は時折現れるテープで確認しながら倒木を
迂回したりして進む。この辺りはイノシシは少ないのっだろうか、狼藉の跡も見られない。
○ 最初のピークには標高500mとあるが、この後3,4の起伏を越えた先に東蓮華山が待っている。今の時期は
落葉もしているがほとんど視界は得られない。途中で倒木を迂回しながら進む所もあるが総じて歩きやすい道が続
いている。もうそろそろかなと思う頃突然視界が広がった。分岐点には25分と表示があったが丁度その時間で
東蓮華山 山頂に達した。
○ 山頂には四等三角点が半ば埋もれて置かれている。標柱はないがプレートには「ツガ尾ノ頭」とある。東蓮華
山とは?展望は南方向にのみ開かれ、玖珂の町並みが眼下にのぞめ、遠くには中山ダムも見えるが山並みの名前
は分からない。ここから左、南東方向には玖珂蓮華山への道が、右、南西方向には廿木山への道が分岐している。
帰りは道が明らかなため、分岐点までは20分ほどで到着した。改めて、河内蓮華の山頂に立ち寄り休憩する。
帰路は道をたどるのみ。
広島里山紀行 記
登山口 シダの急登 河内蓮華山の山頂です 東蓮華山へ
河内蓮華山からの展望です 東蓮華山から眼下に玖珂の町並みが
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