【概 要】
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高野町新市から左折して国道432号に入り、王貫峠手前で杉戸篠原林道(無人野菜販売所百姓
庵の看板有り)に入る。前方の山腹にガードレールが見えている。そのガードレールは今冬の豪
雪の雪崩によるものか、随所でクニャクニャに曲げられているが倒木は整理されている。林道そ
のものは完全舗装で痛みも少ない。
新生坊峠には緑風洗人心と書かれた碑や島根県県民の森頓原吉田地区自然観察ゾーンの案内板が
あり、かなり広い駐車場となっている。ここから大万木山登山口舗装林道と等検境登山口舗装林
道が分岐している。大万木山方面は分岐点から残雪に覆われて進入不可能状態。
碑の左を入ると直ぐに東屋のある新生坊展望台。正面に等検境が見える。ここから0.7kmで、
毛無展望台とある。毛無展望台まではバラスの撒かれた遊歩道である。
毛無展望台
からは360度の景観が得られ、毛無山が見える。正面細長く横たわる大万木山は残
雪でまだ冬景色。
国土地理院の地図ではここが毛無山とされているが、案内板では更に先の1062mピークを山
頂としている。展望台を過ぎると落ち葉を踏む気持ちの良い山道となり、ブナの小径木が現れる。
ピークを一つ越え一端鞍部におりると急な階段が始まる。登り切るとブナの純林でかなりのスペー
スのある山頂(駐車場まで1.5kmとある)。
山頂からの展望は木立越しとなる。ここから更に鯛の巣山方面にやや細くなるが明瞭な縦走路が
のびている。今回は更に進み、ピーク一つを超えた地点の岩陰で強風を避けて昼食とする。木立
越しに鯛の巣山、吾妻山、猿政山、毛無山(高野)が確認できた。木々はやっと芽吹いた状態。
▼ 帰路は高野山新市の金秀寺で満開のしだれ桜の巨樹を鑑賞。
広島里山紀行 記
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