県境の秋 

  出会わした登山者に「熊は?」と問えば
  「いましたよ」と事も無げに
  そう、ここは県境、吉和の里
  名もなき山の名もなき峠に
  たおやかに錦織りなす木々のグラデションが華やかです
  耳を澄ませども梢を渡る風の他に音も無し
  柔らかな秋の日差しの中で
  静かに午後のひとときが過ぎて行きました


    

inserted by FC2 system