【概 要】
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登り
○ 今回は白木山駅から山頂を経て鬼ケ城山を巻いて上深川駅に下る総行程10.5qコースである。
標高差約800m。芸備線白木山駅の山側西の登山口からは、すぐ階段の急登である。
○ 一合目の経尾山、千手観音のある経納ケ段を経て、2合目の馬頭観音のある馬ノ背を過ぎると急な真
っ直ぐな道である。穴地蔵は右手に洞窟があり、ここで小休憩。急な道を登って行くとコース中唯一南側が
望める展望地に着く。三合目の獅子ノ門を左に見て、釈迦ノ段を経て四合目の別当松に着くとゆるやかに
なる。
○ 5合目の天主の段からは始めて前方にアンテナのある山頂が見える。ここからしばらく平坦でこの山中
で最も快適な登山道を進むと、石ころの道になり六合目の桜の馬場に着く。
○ ゆるやかな上りで石のゴロゴロ道から急登になり七合目の営門ノ段に着く。ここからは石道の急登だが
登りきった左に水場がある。なお、この急登の左手に脇道があり、これも水場に合流する。時間は多少掛
かるがこちらが歩き易い。ここから左右に道が分岐するがどちらも八合目で合流する。
○ 前回は右の急登を進んだので、今回は左の山を巻くコースを選ぶ。右の直登の道比べ小岩も無い歩き
やすい道だ。水飲み場は今回は涸れていた。水源の所もちょろちょろ水しか流れていない。ここからテープ
に従い右手にジグザグの道を登る。登ると直登のコースと合流するが時間はやはり多めである。
九合目で小休憩の後、いよいよ最後の急登を進み頂上であるが、平成13年の登山では芸予地震にあ
い肝を潰した。
○ 山頂からの眺望は抜群で北西の堂床山から可部冠山冠山、備前坊山への稜線が望め、先回登った、
福王子山、高松山
も見える。南側は高鉢山が眼前。広島方面は霞んで確認できない。
降り
○ 下山は上深川駅だが、山頂標識では白木山登山口まで3.2Km 上深川登山口まで7.3Kmと記載されて
いる。
下山縦走路は南西に延びる稜線を下るが、暫くはスギ、ヒノキの大木、広葉樹の混在する樹林帯の中
を歩くが実に快適なコースである。途中バリエションコース分岐、椿谷コース分岐を見送る。山頂から40分
でやがて前方が明るくなると、駐車スペースのある未舗装林道である。
○ 10分ほど砂利林道を歩くと左に舗装路が無線塔に向かっている。これを右に見送り林道をそのまま歩く
と、左に
電波塔(798mピークか?)があり分岐を右にとる。曲がりくねった林道を進むが、カーブ地点の電
柱に赤ペンキで、「上ふ川、中ふ川」と表示されてる(電波塔から10分)。中深川コースはここから、細い山
道が下っている。ここまでの右手に天狗岩があるはずだが見落とした。
ここから15分程で、左手のヒノキの幹にテープが巻かれ、ほとんど消えかけた小さい標識に「鬼ケ城山
山頂」と書かれている。
○ そこからおそらく短時間で山頂に至ると思われたが時間を急ぐので通過した。鬼ヶ城標識から10分程で
林道終点に着き、フェンスに囲まれたセルラーの電波塔がある。長い長い林道は電波塔の為につけら
れたようで、最初の電波塔から40分かかっている。
終点の左手にテープが巻かれ上深川から登ったときの鬼ヶ城登山口となる。先述の鬼ヶ城 標識に従う
とここにでるのだろう。 林道は更に左に進んでおり、前方が開け視界が得られる。
○ 深川への下山口はフェンスの裏側になり一寸分かり難いが丸太の階段が下りている。ここからは登りと
異なり、人工的な階段が随所に現れる。道はゴロ石と異なり安定して歩き易いが、恐ろしい程に急降下す
る。登りは大変だろう。
○ 20分程で二十畳岩分岐。足場の悪い道を2分進むと岩に出て、少し展望が開けている。ここから30分
で小沢に出会いこれを越える。道は砂利状で歩きにくい、更に10分で砂防ダム。ダムから5分で登山口に
着く。登山口案内板には白木山まで4時間とある。
○ ここからは、集落の中の舗装道路を10分あまり歩き、集会所を経て上深川駅である。
広島里山紀行 記
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