【概 要】
○ 王舎城の先の林道に架かる清水之橋
の袂に路上駐車する。舗装はここまでだがこの先も路面は最近補修された
ようでも少し先まで進入も可能。林道を進むと15分ほどでまた古いコンクリート舗装道になる。ここからすぐ
で左に舗装路が分岐するがその先には白糸の滝がある。これは帰路に見学することに先を急ぐ。落ち葉の被るジ
グザクの舗装路を進むと白糸の滝分岐から8分ほどでコンクリート階段が現れる。何のために整備されたのか分
からないがかつては公園化していたのだろうか。階段が現れて7分ほどで急に山道となり傾木に色あせたテープ
がぶら下がっている。ここを一応登山口
とする。
○ 登山口は雪解け水かやや湿潤状態である。ここからはにわかにウラジロが被る急登の歩きにくい道となる。
5分ほど歩くと初めて展望が開け眼前に厳島が望めるようになる。更に10分ほど進むと崩落地
に至り、左が落
ちロープを頼りに滑りやすい岩盤の上を歩くことになる。このコースで唯一の注意を要する個所だが高度差は少
なくそれほど危険ではない。展望は開け羊歯も背が低くなってくるが風化した花崗岩の道は砂礫で滑りやすく、
谷を左手にして尾根を進む形なる。谷を挟んだ対岸の山肌には先日の雪が白く残っている。
○ 崩落地から30分ほどで左手から高見林道からの縦走コースが合流
する。縦走路はこれまでの道と異なり幅も
広く歩きやすい。この分岐は中電の標識以外に案内はないから、山頂から下山するときは注意しないと通り過ぎ
そうだ。進むとしばらくして道が分岐するが小さな標識があり左進む。右は鉄塔77番への補修路だがこれも尾
根の平坦な道で先から少し展望が得られる。鉄塔そのものは更に下る。縦走路をさらに進むと右にほぼ水平なよ
い道が伸びているがこれは鉄塔への道である。分岐を左に取りここを過ぎひと登りすると山頂である
。
○ 山頂には三角点があるが狭い。山頂からは大野権現方面への縦走路が急落している。山頂のすぐ先南側に
展望 岩
があり、眼前には宮島が望め、東は広島市街から西は岩国方面へ展望開ける。目を転ずれば折敷畑山、野貝原
山、極楽寺山などが眼前である。
○ 下山時寄った白糸の滝
への道は手前で落石により塞がれているものの楽に乗り越えられる。滝そのもは水量は
少ないがかなりの高度から垂直の岩壁を流れ落ちている。水量が多いときに訪れたいものだ。
広島里山紀行 記
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