阿武山
権現山
【山 名】 | 阿武山 権現山 586.4m 397.1m |
【登 頂】 | H23.5.25 |
【場 所】 | 広島市安佐南区 |
【アクセス】 | JR横川駅→JR七軒茶屋駅 |
【 コース 】
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○JR七軒茶屋駅9:00→登山口9:25→鳥越峠10:05→分岐(西回り登山道・旧道・遊歩道)10:16→ 谷10:32→西回り登山口10:46→尾根10:55→山頂11:10 ○山頂11:15→分岐11:38→鳥越峠11:45→舗装路12:00→東屋12:07 ○東屋12:50→権現山13:00−13:05→舗装路合流13:32→JR緑井駅14:02 |
【情 報】 |
駐車場:今回の登山口にはありません トイレ:権現山直下にあります |
【メンバー】 | 美11名 (初参加:Nさん) |
【過去記録】 | 平成19年1月30日 |
【概 要】
○ こぢんまりしたJR可部線七軒茶屋駅で下車しました。駅から北上した緑井8丁目の最深部に登山
口がありましたが、ここまで特に案内表示はありません。
駅から25分ほどで舗装が途切れるところに「阿武山・太田川ハイキングコース・鳥越峠まで0.8km」
の標柱が立っています。この地点の標高は約70m程度と思われます。
○ 登山口からは樹林に入り薄暗くなります。左手は谷となっていますが、山頂の貴船神社が水の神
と云うことでそれも頷けます。かつての耕作地跡と思われる石垣が10分ほど歩いても残っています。
20分ほどで道は急坂となり細かなジグザグを繰り返し登ることになりますが、落ち葉の積もった砂
礫混じりの道は大変歩きにくいものです。登山口から40分ほどで空が明るくなり鳥越峠です。
○ 鞍部の鳥越峠は十字路で、標柱には左折が権現山で890m、右折が阿武山への道で1450m、
七軒茶屋駅へは1800mとあります。この地点の標高は約300m程度でしょうか。
権現山は帰路として先ず阿武山を目指します。ここからは遊歩道となりますが敷かれた ウッドチップ
は随分年月が経つもののまだ健在です。
○ 峠から10分余りで西回り登山道・旧道・遊歩道の3コースの分岐点です。高い樹幹に「阿武山西
回り登山道」のプレートが掛かっています。西回り登山道
は確か5、6年ぐらい前に開発されたと記
憶しますが、メンバー全員が初めてのコースのためこちらを選ぶことにしました。
○ 左に谷を見ながら阿武山の山腹を巻きながら進みます、植林帯の中を10分ほど進み一旦登っ
た後、谷に向けて急坂を下ります。分岐から15分ほどで谷ですがここからは比較的歩きやすい道
が続きます。概して水平道ですからその分、山頂に向けては急登が予想される道です。
水平道からはほとんど展望は得られませんが、谷から5分ほどで眼下に玖谷の不燃ごみの埋立
地、その向こうに西風新都が望めました。
○ 右に道が大きく振れ、谷から12分ほどで右手のヒノキに「阿武山西回り」のプレートが付けられた
登山口がありました。登山道は案の定、植林帯の中の急登です。登山口から10分で坂が緩むと尾
根に出て道も格段に良くなりました。ここからまた雑木林の中、急登と平坦部を経て最後の急登をこ
なして前方がぽっかり明るくなると山頂です。山頂標柱の背後に出ましたが分岐から53分ほど要し
ました。
○ 二等三角点の置かれた阿武山頂は東から南にかけて視界が開け素晴らしい眺望が得られます。
太田川の向こうに高陽団地から木ノ宗山、二ケ城山、その背後には左手に白木山系、右手に呉娑
々宇山系が望めます。山頂の北東方向には北阿武山への道が下っています。
○ 5分ほど展望を楽しんだ後、先行してるMさん達に合流するため早々に権現山を目ざして下山です。
山頂から3分下ると休憩所に続いて「阿生山586m」の案内板があり、その後ろ側に貴船神社の祠
がありました。
穏やかな道もここまでで遊歩道と別れ旧道に入ると木階段が始まります。時折、南方向に広島市
街地方面に視界が得られますが、半端でない急坂は展望を楽しむ余裕もありません。23分ほどで
往路の西回りの分岐 に着きました。
○ 分岐からは歩きやすくなった遊歩道を7分で鳥越峠です。ここからは権現山に向い尾根道を登る
ことになりますが、疲れた足には緩やかな道も応えます。
峠から15分で車止めがあり緑井からの舗装路に出ました。権現山まで240mとあります。舗装路
をしばらく歩き右手の山道に入ると7分で東屋
です。視界は広くありませんが緑井から祇園、広島
中心街、その先には瀬戸内海の島々が広がっています。
○ 下山は東屋の上方に向かって登ります。一旦、舗装路に出て登り返すと東屋から10分で権現山
の山頂です。山頂にはテレビ塔の陰に隠れるように四等三角点置かれていますが、展望は北西方
向にゴルフ場が見える程度です。
○ 下山コースは毘沙門天の方には寄らず東回り遊歩道を下ります。木階段が終わり満開のエゴノ
キの下を進むと樹林の中の道となります。視界は得られないものの新緑の下山路は気持ちよく歩く
ことができます。
○ 山頂から12分ほどで右に毘沙門天への道を見送って下るとすぐ「自然展望台
」です。ベンチなど
が置かれ前方には広島市街と瀬戸内海が望めます。しかし風化花崗岩むき出しの道は大変滑りや
すくなっています。続いて岩場の下りでここからはまた林の道です。
○ 山頂から27分ほどで舗装路に出ました。右手には毘沙門台団地が広がっています。舗装路を下
ること8分で右下に緑井浄水場が広がっています。住宅の中の道を歩き、舗装路に合流してから30
分で緑井の駅
に着きました。
広島里山紀行 記
9:00 七軒茶屋駅を出発します | 9:25 登山口。服装調整し登山開始です |
右手に谷を見て進みます | 10:05 鳥越峠に到着しました |
10:16 西回り登山道と旧道の分岐点です。左へ | 遊歩道と分かれて山道となります |
10:32 谷の辺りは立派な植林帯です | 10:46 西回り登山コースの登山口です |
コース初めは植林帯で相当な急登です | 後半は道もしっかりして気持ちの良いコースです |
11:10 阿武山頂に着きました。マウスを置くと | 清々しい新緑の中、快適な道が |
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山頂からの展望です。高陽団地の右手に木ノ宗山、最深部の左手に白木山山系、右手に呉娑々宇山系 | |
快適な道もつかの間、一気に高度を下げる急坂です | 11:38 赤の旧道から下山しました。 |
山頂からの下山中の景観です。中央部に武田山山系、その先に広島湾と瀬戸内海の島々が | |
12:07 東屋に到着です | 13:00 権現山頂です。マウスを置くと |
東屋からの展望です。中央に松笠山と牛田山 | |
東回りコースで下山です | エゴノキの花が満開の道 |
自然展望台。滑りやすい道です | 展望台からすぐの岩場です |
13:32 舗装路に合流。右手は毘沙門台団地です | 14:02 JR緑井駅に到着 |
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コース概念図 |
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、第577号) |
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