古鷹山・クマン岳
データ |
【山 名】 | 古鷹山・クマン岳 394m・399.8m |
【登 頂】 | H23.2.24 |
【アクセス】 |
○JR呉駅8:56→呉中央桟橋9:25→小用港9:45→バス(津久茂行き)9:53→奥小路(おくしょうじ)10:00 ○切串港14:40 →宇品港15:10 |
【 コース 】 |
○奥小路登山口10:10→バクチ岩11:07→古鷹山・古鷹山二等三角点鞍部11:16→古鷹山11:35 ○古鷹山12:10→林道12:30−12:35→クマン岳13:00 ○クマン岳13:10→下山口13:39→下山13:55→切串港14:10 |
【情 報】 |
◆駐車場:あり ◆ トイレ:あり ◆呉港−小用:¥380 バス:¥140 切串−宇品¥450 |
【メンバー】 | 美8名 |
【概 要】 |
野趣は失われたけれども、展望尾根のハイキングコースに大変貌 ○ 呉中央桟橋から乗船ですが着いた小用の港は整備され見違えるようです。船中見かけた第一術科学校 生徒の制服姿は普段ラフな服装の若者を見慣れた目にはずいぶん新鮮に感じられました。 ○ 奥小路バス停の向かい側が登山口 で、10台程度の駐車場には大きな古鷹山登山案内図(標高48m)が あります。 古鷹山登山道の表示に従い細い舗装路を進むと1分で奥小路浄水場です。フェンス沿いに進み小橋を渡 るとすぐ山道になり百数十段の長い階段が始まります。左手には朽ちて用を成さない有刺鉄線が続いきます が、浄水場から20分あまりで頂上へつながる尾根に出て左に進みます(奥小路下山道の表示あり)。 ○ 尾根に登って数分で古鷹山の山頂が望めるようになり緩急を繰り返す山道が続きます。尾根に登ってか ら5分で山頂まで1.4kmの表示があり、続いて2分で第一術科学校が見えました。標高145mとあります。 その数分後に「同期の桜」の表示がありますが、桜も雑木に飲み込まれているように見えました。 ○ 左前方に岩場が見えてきますが登ると標高270mとある展望所で登山口から55分でした。ベンチのある 展望所からは呉湾〜江田島湾の眺望が開け第一術科学校が望めます。ここから1分で空洞のあるバクチ 岩ですが道は岩の上を歩くことになります。 ○ バクチ岩 から7分で古鷹山と古鷹山三角点との鞍部に出ますが、左は古鷹山へ200m、右は三角点で 300mとあり、さらにソロプチミストの森、小用へとつながるようです。ここから2分で切串からの登山道が合 流し、前方に岩峰の山頂が迫ってきます。 ここには新しく登頂記念のタンプ押場が作られていました。Fさんによれば先日新聞報道されていた江田 島六峰(古鷹山、クマン岳、真道山、砲台山、陀峯山、野登呂山)のスタンプラリー用とのことです。 ○ 10分ほどで鎖とロープのある最大の難所の岩場ですが、ここを頑張ると10分で山頂に到着しました。 出発時にはどんよりとしていた空も到着した頃には回復していました。やや霞が強かったものの方位盤のあ る山頂からの展望は相変わらずでほぼ360度の景観が展開しています。 ○ 古鷹山の山頂には今でも第一術科科学校生徒が一日の終わりに黙読するという、「1、至誠に悖(もと)る なかりしか、1、言行に恥(は)づるなかりしか、1、気力に缺(か)くるなかりしか、1、努力に憾(うら)みなかり しか、1、不精に亘(わた)るなかりしか 」の「五省訓の由来」があります。我が身を振りかえると。 ○ 昼食後、ここで切串へ直接向かうSさん、Eさんと分かれて6名がクマン岳へ出発です。クマン岳へは山頂 の岩場を越えて急な階段を下りますが、驚いたことにかつては雑木林で視界の乏しかった縦走路が、きれい に切り開かれ左右の展望が得られるようになっていました。 この状態はクマン岳まで、さらにその先下山するまで続いていました。これもスタンプラリーに見られる地 域興しの一環でしょうか。終始展望を楽しむこきるのも捨てがたいものですが、以前の状態はそれはそれな りに山歩きとして良い雰囲気ではあったと思います。 ○ ともあれご苦労を偲びながら先へ進みますが、振りかえると古鷹山がそびえており急降下したことが分か ります。山頂から10分あまりで右に林道への下山道を見送り、361mピークを越えると山頂から20分で林 道に出ました。右に少し下るとすぐクマン岳の登山口 です。 ○ 登山口からすぐ急坂になり、10分あまりで突然コンクリートの階段が現れ帆立岩 の奇岩が見えてきます。 登山口から12分ぐらいで帆立岩に到着です。眼下には江田島湾、古鷹山の山頂もちょこんと覗いています。 ここから左右の景観を楽しみながら登ること10分でクマン岳です。 ○ 驚いたことにクマン岳に到着すると狭かった山頂部分は広く切り開かれ、360度の大展望が楽しめるよ うになっていました。「ヘリ飛来地点」との表示がありますから緊急時のヘリポートの意味もあるのでしょうか。 四等三角点のある山頂広場には真新しいベンチが置かれ、脇には「クマンの鐘」が吊されています。山頂 西側の崖上の展望所からは相変わらず展望が楽しめました。 ○ 小休止の後、出発です。クマン岳からの下山は早速急坂ですが、同様に伐採された道が続きます。 かつてはそこかしこにサルトリイバラの赤い実が見られ、小枝を払いながら進んだ雰囲気の良かった山道も 様変わりです。 山頂から10分で切串まで1.9kmの表示がありました。さらに5分下ると以前はコースでほとんど唯一展 望所であった展望岩 です。正面に前回に登った似島の小富士や下高山が見えています。 ○ 山頂から30分ほど、アップダウンを繰り返し、たびたび現れる岩場を越えての尾根縦走路が終わると 下 山口 です。直進方向左手には展望の岩場で、直進は進入止めされていますが一寸立ち寄って見たい気持 ちに囚われる鋭峰があります。が、ここは素直に右に下ります。 ○ 以前はウラジロの覆い被さる急坂を木々の助けを借りて下ったものですが、この道もきれいに切り開かれ 掴まる物もありません。実に荒涼とした景観です。かなりの幅で伐採されていますからこのままでは早晩、 道も荒れてしまうことでしょう。階段でも整備されるのでしょうか。いずれにしても少しやりすぎの感じ? ○ ジグザグ道を転げるがごとく下り竹林を過ぎると右に砂防ダムを見て下山 です。ここは切串からの登山口 になりますが、とくに案内もなくテープが巻かれているだけです。 島らしい早い春を感じながら15分歩くと切串の港です。ちょうど宇品港行きのフェリーが出発するところで 若手女性軍だけは何とか乗船できました。 広島里山紀行 記 |
【過去記録】 | 平成21年12月2日 |
アルバム |
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9:20 呉中央桟橋、乗船フェリーの着岸です | 新造タンカーの右には自衛艦群が |
10:10 奥小路登山口です | 10:28 山頂まで1.4km地点 |
11:05 展望所です。眼下は第一術科学校 | 11:15 古鷹山の西峰と東峰の鞍部に |
鞍部からの古鷹山 | 11:25 最初の岩場です |
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11:35 古鷹山の山頂に到着です | 12:10 クマン岳を目指して下山です |
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少し霞んでいます。左に第一術科学校、江田島湾の奥に野登呂山から砲台山の山並み、右端に津久茂瀬戸 | |
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すっかり様変わりし明るい尾根道 | 12:30 クマン岳登山口は古鷹林道から |
目的地はあの頂の先に | 帆立岩です。この角度からは槍のようにも |
12:47 帆立岩からの展望。右端に野登呂山 | 13:00 クマン岳に到着です |
三角点と山頂広場 | 13:10 切串を目指して下山です |
すっかり雰囲気の変わったクマン岳から切串港方面を。右に絵下山、中央奥は広島市街 | |
360度の大展望。クマン岳から似島方面を | |
展望岩から大須瀬戸方面。マウスを乗せると | 切串港が見えています。あの峰を越えねば |
いくつかの岩場を越えます | 13:39 下山口です |
まるで伐採跡地のようです | 13:55 下山しました |
14:15 遠ざかるフェリー、正面は峠島 | 15:10 宇島港に到着です |
コース概念図 | |
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、第577号) |
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