生 城 山

                                                         

 【山  名】   生城山(おおぎやま) 489m 
 【登  頂】   H23.12.11(日)
 【場  所】   東広島市志和町 
 【アクセス】   志和IC→県道33号→志和堀(北)信号→県道46号→みずほ会先右折→光源寺
 【コース 】
 光源寺11:44→登山口12:09→峠11:26→子生城山12:32→峠12:48→山頂13:00
 山頂13:55→登山口14:35→光源寺15:00
 【情  報】
 
 駐車場:光源寺前に駐車させてもらいました
 トイレ:ありません 
 【メンバー】  同道二人
 【過去記録】  H14.2.3


 

                                 【概   要】                               

○ 志和ICから県道33号を北上し志和堀に向うと右手に小高い山が見えますがこれが生城山です。志和堀交差点から県道46号線を南下してみずほ会の建物の先で光源寺の方に入ります。東志和の郵便局まで行くと行き過ぎです。東志和の郵便局まで行くと行き過ぎです。光源寺入口には生城山城跡の案内板が設置してありますが、反対方向からでしか確認できません。

○ 光源寺 前に駐車させてもらい左手(南)の舗装道を進みます(西へ)が、すぐ先で道の拡張工事が行われています。5分ほどで工事現場の先から地道になり右手に沢があります。道は竹林の中を進む感じですがすぐスギ植林の中の道となります。

○ 右手の植林帯はほとんど手入れがされた様子は見えず実に荒れた感じですが、工事の杭はかなり奥まで打たれていますのでその関係でしょうか。土橋を渡ると右手に見えていた沢は左に変わります。ここまでは道幅はかなり広いのですがこれからは道幅も狭く登りになります。

○ 道の左手は植林帯で右手は斜面の雑木林で、沢が合流する辺りには石組みのような滝があり川底が茶色になっています。その上流には小滝が懸かっていますが、前回光源寺で頂戴した案内図によれば権現滝とあります。この辺りからは湿潤したゴロ石の歩きにくい道となります。右手に碑文があり金玉水とありますがわき水の水量は多くありませんでした。

○ この先は上空が明るくなり、周りが開けて左にため池が現れます。道は平坦で大変歩きやすい管理道になりました。ため池の奥に「生城山城趾登山口 」の案内標識があります。管理道は東広島カントリークラブ方面へ続き電気柵も設置されています。

○ 案内表示に従い右折し登ります。女生城山?の斜面を巻きますが、右は耕作地跡と思われる平坦な場所でスギが植林されています。谷が狭まってアカマツと雑木林の混合林に変わりますが前方が明るくなると尾根鞍部に着きます。左手からは志和西湯谷峠からの道が合流していますが余り利用されているようには見えません。

○ 尾根鞍部には案内表示が置かれ右手に朽ちた階段が登っています。アカマツとヒノキ植林、雑木の混在する道を5分ほど登りきるとコブに子生城山の古びた表示があります。ここからは一旦下り左に雑木林、右はヒノキ植林の実に気持ちの良い鞍部尾根道となります。

○ 鞍部から再度登り返すと道が左に曲がりますが、この個所には複数のテープが巻かれています。この先は生城山の西斜面をトラバース気味に登ります。落ち葉の積もる道を5分ほどで峠で道が十字路になっています。山頂の案内標識があり右に階段が登っていますが落石注意の表示もあります。

○ 十字路からは終始ロープが下がる急坂が続きます。8分ほどで大きな岩が散在する一寸した平坦部があります。この先で右折し急登すると「亀岩」の表示があり、説明に従い振り返ってみるとなるほど。この先もロープが続きますが、右に櫓柱の跡と云われる大岩が現れると山頂はそこです。

○ 三角点が置かれたなだらかな山頂 は本丸跡で、中央部の大岩の集積した一段と高い小丘には古い鉄塔と「東広島市史跡 生城山城跡」の説明板があります。四囲にはベンチが置かれ360度の大展望を楽しめます。西側には志和西の集落と高鉢山、安駄山。北に志和堀の集落と金明山。東に虚空蔵山。南に東広島カントリークラブのコース、その奥に曽場ヶ城山などが判別できました。東側には二の丸、三の丸跡とされる段丘状の地形が望めます。

○ 下山は前回は東側の二の丸方向に下り光源寺の裏に出ましたが、今回はまだ足下が不安なので元の道を引き返します。山頂直下の大岩に寄りましたが、岩はテーブル状で櫓柱の跡と云われる二つの丸穴があり志和西地区の眺望が開けます。後は慎重に往路をたどるのみです。

○ 城の歴史 については山頂の説明板によれば次のように書かれていました

   東広島市史跡 生城山城跡
 生城山頂、志和盆地のほぼ中央に位置する生城山(489m)に築造された天野氏の居城です。この山頂に城が築かれたのは九代興定(1520年)頃と考えられます。山頂を中心とした四方に延びる尾根上の広い範囲にわたり曲輪郡が造られていて、柱穴の堀られた巨岩も二つあります。山頂の本丸から東の尾根に下って二の丸、三の丸を階段状に配置し、北側に見張りの壇、西に矢倉跡と呼ばれる曲輪、太鼓の壇、井戸の壇といった呼称のある曲輪郡があります。          光源寺仏教壮年会                                                

                                                                                                                                      広島里山紀行 記




     

     
          光源寺南側を進みます           拡張工事が進行中 

     

     
       工事現場の先は竹林の地道に           左手にはスギ植林帯が 

     

     
      余り手入れが行われていない雰囲気               左手に権現滝が

     

     
            岩屑と湿潤した登路          金玉水とありますが水量は?

     

     
       ため池の脇の管理道を進みます           ため池先の登山口を右に

     

     
        落ち葉の積もる心地よい山道           前方が明るくなると峠です

     

     
      峠から右折し生城山へ向かいます          一登りすると子生城山に着きます

     

     
       子生城山から鞍部尾根道に下り               再度、登り返し

     

     
            急坂を登ります         登りきると生城山の裾を巻きます

     

     
         気持ちの良い道が続き        十字路の峠に着くと山頂に向けて

     

     
       すぐロープが張られた道になります            城山らしく急坂です

     

     
        登ると岩の点在する平坦地に              亀岩とありました

     

     
        櫓柱の跡と云われる大岩          大岩を過ぎると山頂です

     

    
            山頂三角点        山頂広場の高台。マウスを乗せると
 
  
                     茫々の 城跡に立ち 秋想う  パノラマスクロールはこちら

 
                          南方向にゴルフ場。西側には志和西の集落

 
                          北方面、志和堀集落と中央左に金明山

     

     
       櫓柱の跡の大岩から志和西方面を           下山は足下に要注意

     

     
          見事なムラサキシキブ             十字路の峠に下山

     

     
          ため池脇の管理道を              これも権現滝?

     

    
            竹林の下山口です      白壁に囲まれた光源寺。マウスを乗せると

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