山 名 | 牛田山 神田山 尾長山 |
標 高 | 261.1m(牛田山) 約175m(神田山) 約185m(尾長山) |
場 所 | 広島市東区 |
登 頂 | H24.11.27 |
アクセス | アストラムライン県庁前駅→アストラムライン牛田駅→(縦走)→JR広島駅 |
コース | ○牛田総合公園登山口9:35→見立山9:48−9:53→神田山10:17−10:22→牛田山10:49 ○牛田山10:56→尾長山12:02−12:05→山根口12:33→駅12:51 |
メンバー | 美13名 |
過去記録 | H23.4.12 |
○牛田総合公園登山口(9:35)〜神田山(10:17)
スポーツセンターの左手から牛田総合公園のバラ園を抜けて長い階段を登り、表示に従い先ず右折して見立山(工兵山)に向かいます。7分ほどで見立山の山頂です。山頂と云っても標高は120mにも満ちませんがすぐ目の前、手の届きそうな距離に中心市街地が広がり、その先には広島湾や宮島が見え手軽に登れる絶好な展望台です。
展望を楽しんだ後は牛田山に向かいます。公園を見下ろしながら道なりに進むと長いフェンスの脇に出ますが、フェンスの向こうは崖で下には教育センターや牛田山荘、老人ホームなどが見えています。見立山から14分で牛田山荘からの道が合流し、さらに3分で牛田山荘・牛田新口(牛田新町口)がそして1分後には不動院ルートが合流します。不動院分岐から良く踏まれた道を進むと、7分で岩が現れ手作りの休憩所が置かれた神田山です。
○神田山(10:22)〜牛田山(10:49)
神田山は標高は175mほどと思われますが、南方向に細長い尾根を形成しており道が延びているので覗いてみました。尾根の先端部からは二葉山方面が望め、牛田早稲田からの道が登ってきているようです。
神田山からは牛田山を目指します。一旦下り再び登り返しますが結構長い偽木階段が続きます。20分ほどで左から戸坂口が合流し続けて2分後にも再び戸坂口の表示です。もうこの辺りまでくると街中の山とは思えない雰囲気で、落ち葉を踏んでの道は起伏も少なく実に快適なハイキングコースです。戸坂口分岐から5分で左から早稲田小学校からの道が合流し、よく手入れされた道を進み前方が明るくなると牛田山で手製のプレートが架かっています。山頂直前の右に「辺坂(へさか)入道道海の墓」のプレートが架かり道が下っています。戸坂と関わりがあるのでしょうがどんな人物でしょうか。
○牛田山(10:56)〜尾長山(12:02)
三等三角点の置かれた牛田山の山頂はかなり広く手製のベンチやテーブルが置かれ雨よけも設けられています。展望は良好で北から東方向は遮られるものの、南方向に広島市街地、西方向に大茶臼山、武田山から阿武山に架けての山並みが望めます。
展望を楽しんだ後は尾長山へ向かいます。直下左に西山貝塚の案内を見送り急な坂を下りますが、ヤブツバキの林を抜け8分ほど先のジグザグ道を過ぎると快適な尾根道と変わります。市街地の騒音もこの辺りまでは届かず、手つかずの自然が残されたという感じの縦走路は、ときおり梢越しに望める住宅地が無ければまるで原生林のようです。
山頂から13分ほどで戸坂南口分岐、続いて6分で中山北山口(中山ヒルズ)の案内です。さらに13分で中山口分岐ですが、途中あったはずの女学院への道は消滅したのか見あたりませんでした。この辺りで「広島里山紀行」の帽子の縁をかすめて朽木が落下し、危うく○○○のお世話になるところでした。
ピークを一つ越え急坂を登り返すと中山口分岐から5分で175.9mの四等三角点です。東方向に開け工事中の広島高速5号線が目の前に遠くは絵下山方面が見えています。三角点から4分で大内越口の分岐点で、さらにその先1分で牛田東口の分岐です。市街地の里山だけあって登山道は各所にあり、縦走路はいたるところにエスケープルートがあると云う感じです。
牛田東口から1分で鉄塔を潜り5分で尾長山の直下ですが、ここに左に「二葉山」と右に「二葉山・尾長山」の分岐表示があります。左を採ると???。この分岐表示の右を進むと6分で尾長山です。直下にタマミズキが見られるとのことで広島里山紀行は少しシダの被る道を下りましたが仲間に遅れるので見つけないまま引き返しました。
○尾長山(12:05)〜山根口(12:33)
尾長山の山頂には三角点はありませんが砲台跡に「航空標識塔」が設置されています。南から西に開けた山頂は休憩に恰好の露岩があり、二葉山を目の前し広島市中心部から広島湾そして縦走路の一部の見立山、神田山が見えています。市街地の展望台としては第一級と云えるでしょう。存分に展望を楽しみたいのですが、眼下に見える本日の会場であるシェラトンホテルまで1時間の余裕しかありません。下山路は二葉山へ向けて天神峠へ下る道と山根口へのルートがありますが山根へ下ることになりました。
山頂から左手に進み尾根道を下ります。5分ほどで前方が開けて大きな岩場に着きました。思いがけず素晴らしい眺望が展開しています。正面に府中町の茶臼山やマツダスタジアムが見え開催日なら歓声が聞こえそうです。ここで「講釈の人」につかまりデジカメを取り出すのを忘れてしまいました。岩場の斜面からも岩尾根は続きますが6分ほどで左に「まとば幼稚園」と書かれた道が下っていました。この分岐から3分ほどでイノシシの蹂躙(じゅうりん)する雑木林に入り右手にマンションを見ながらフェンスに沿って下ります。フェンス一枚を隔ててのこの違いはとても不思議な景観です。階段を下りたところに「山根口(展望コース)登山口」の案内表示が立っています。山頂から28分でした。登山口から舗装路を下ったところは二葉中学校の裏でした。
それにしても街中にこんな場所があるとは! その景観もさることながら岩盤の露出した岩尾根歩きはそれにも増して素晴らしいものでした。歩き慣れた山もコースが違うとかくも新鮮です。
広島里山紀行 記
東区スポーツセンターに集合です | 9:35 牛田総合公園登山口から |
9:38 見立山の山頂 | 市街地中心部を見下ろす絶好の展望地です |
見立山からのパノラマ展望 |
惜秋 | 一旦、総合公園の上部に戻り |
教育センター裏崖のフェンスの脇を進むと | 10:07 牛田山荘からの登路が合流 |
10:11 不動院口からの登路合流 | すでに市街地の山とは思えない雰囲気に |
岩が現れると | 10:17 神田山に到着です |
山頂からの展望。中央に尾長山、最深部に呉娑々宇山が | 神田山尾根の南端です |
10:49 牛田山へ向けて | 急な偽木階段を |
10:41 戸坂口からの登路が合流 | 10:42 ここにも戸坂口から |
10:49 牛田山に到着です | |
三角点の置かれた牛田山の山頂 | 山頂から。左手に松笠山、奥に呉娑々宇山 |
西方向に武田山山系と阿武山が望めます |