山 名 | 大野権現山(おおのごんげんやま) おむすび岩 |
標 高 | 大野権現山 699.5m おむずび岩 約658m |
場 所 | 廿日市市大野町 |
登 頂 | H24.11.15(木) |
アクセス |
○JR宮内串戸駅→宮内串戸駅バス停(広電バス佐伯線)8:30→佐伯工業団地入口バス停 ○広電バス上峠バス停→宮内串戸駅バス停→JR宮内串戸駅 |
コース |
○佐伯工業団地入口(中峠)バス停8:55→登山口9:15−9:25→鞍部9:45→山頂10:39 ○山頂10:55→ベニマンサク湖分岐11:18→11:28佐伯町分岐→おむすび岩11:55 ○おむすび岩12:35→十字路鞍部12:59→下山口13:22→上峠バス停13:43 |
情 報 |
駐車場: 青光園団地奥に可能 トイレ: ありません |
メンバー | 美7名 |
過去記録 | H18.10.18 |
○登山口(9:25)〜鞍部(9:45)
プレートの架かる登山口に入ると間もなく苔むす石が散乱し、まるで沢の中を歩く感じのする道となります。このコースは平成元年に「おおの自然観察の森」が開園するまではメインルートだったと聞きますが、その雰囲気は残っているもののさすがに利用者は少ないようです。山の裾を巻いてヒノキやマツ、そして広葉樹の混交林の中のなだらかな道を進むと登山口から20分で鞍部に着きました。
○鞍部(9:45)〜山頂(10:39)
鞍部は十字路になっておりとくに案内表示の類はありませんが前方は一応廃木で止められています。ここは左に取り付き山頂に向かいますが、すぐ先にテープが幾重にも巻かれ権現山と手書きされていました。この先は標高差約240mの名にし負う急登が始まります。視界の無い急な道を登ること15分ほどして岩が現れてくる頃から益々斜度を増していきます。尾根の道は高度を上げるにつれて梢越しに視界も得られるようになり、鞍部から25分ほどの所にある張り出した展望の岩からは峠地区が望め眼下に佐伯工業団地や登山口の青光園団地が見えました。この先は岩を巻いたり岩と岩の間を抜けたりまた斜面を登ったりですが、道は落ち葉に被われ大変歩きにくくなり今にも切れそうな細いロープの架かる場所もあります。
苦闘の後、門のような岩を過ぎたところが山頂で展望岩から約30分でした。
○山頂(10:55)〜おむすび岩(11:55)
出たところは権現様の祠前でその右手には権現山の表示板が立ち、下山口の真ん中に三等三角点が埋もれています。補修に補修を重ねた祠前を進むと、ぐるりを巨岩で囲まれた感じの山頂広場です。これらの岩に立つと北から東には大峯山や野貝原山が見えますが、ポツポツとした雨粒は回復したもの虹の架かる状態で阿弥陀山は薄いベールを被っていました。反対側の岩からは広島市街から宮島方面が展望できます。
展望を楽しんだ後はおむすび岩に向かいます。道は山頂の裾を巻く形で下りなかなかの急ですが道は格段に良くなります。標高差およそ80mほど急坂を下ると道は緩やかになり盛りの黄葉を楽しむ余裕も出てきました。
山頂から20分余りでベニマンサク湖分岐で右手からおおの自然観察の森が合流します。標柱には権現0.8km湖1.1kmおむすび岩1.0kmとあります。ベニマンサク湖分岐から10分で佐伯町の標柱があり左に道が下っています。直進しておむすび岩に向かいますが鞍部辺りから予報通りまた雨粒が。ここで念のため雨具を着用しました。木階段か土留めか不明のステップの高い階段が登っています。5分ほどで小ピークに達し再度下ります。途中の権現1.8km、おむすび岩o.4kmの標柱を見送り進むと階段から20分ほどで烏帽子岩山・船倉山の分岐で道標があり左に道が下っています。ここが今回利用予定の下山路になりますが、おむすび岩に向かうためここは直進です。2分ほどでおむすび岩到着しましたが、少々心配した雨模様もすっかり回復していました。
○おむすび岩(12:35)〜十字路鞍部(13:22)
おむすび岩からの展望は北側は樹木に遮られるものの素晴らしい景観が展開し、左手には似島の浮かぶ広島湾、その手前には烏帽子岩山から船倉山に続く山並みが、正面には宮島が見えています。さらに右手には経小屋山から傘山、河平連山、瓦小屋山、三倉岳そして先ほどの大野権現山が迫り、眼下にはベニマンサク湖と西陣色の樹林帯が広がっています。
至福のひとときを過ごした後は下山です。烏帽子岩山・船倉山の道標の掲げられた下山分岐点まで戻り上峠をめざしますが、すぐ急降下が始まり潅木の助けを借りながらの下りとなります。下山分岐点から7、8分で左に分岐がありますがここは無視し右方向に進みます。12、3分で大岩の裾を巻きます。
下山分岐点から22分で十字路の鞍部に着きました。
おむずび岩から標高差120m近くを一気に降る急坂でした。鞍部には案内表示があり直進は烏帽子岩山や船倉山への縦走路、右は「おおの自然観察の森」への道が、左は上峠への道がそれぞれ下っています。
○十字路鞍部(13:22)〜上峠バス停(13:43)
上峠への道を下ります。ここからは谷の道となり幾つかの沢を渡渉することになりますが、先日の雨のせいもあり大変歩きにくい。踏み跡は明瞭なものの至る所に倒木が放置され潜ったりまたいだりしての通過となります。右手に砂防堰堤が現れると下山口は間近です。左に低灌木、右に植林を見ながら歩きやすくなった道を進むと左手に水道タンク(南部簡易水道上峠第一調整池)のある下山口です。ここは団地の最深部になりますが鞍部から23分でした。
後は集落の中の緩やかな下り道を上峠バス停まで歩きます。バス停では計ったようにバスが到着しました。
広島里山紀行 記
8:55 バス停の先を左に曲がります | 権現山と船倉山へと続く山並み |
大峯山も | 9:15 登山口に到着です |
9:25 登山口から出発し | 画像でははっきりしないが沢状です |
かつてのメイン登山路らしい雰囲気も | 9:45 鞍部からは左手に登ります |
案内表示はないがすぐ先にテープが | すぐ急登が始まります |
次第に岩も現れてきて | 10:10 展望の岩に到着です |
展望の岩から眼下に工業団地と青光園団地が | |
10:13 急登に加えて岩を越えての難路 | |
10:37 ようやく急登も和らいできて | 10:39 山頂に到着です |
山頂には立派な標柱が | |
権現様の祠前へ出ました | |
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山頂の大岩で |
山頂からの北方向展望。阿弥陀山方面に虹が
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