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山 名 | 古鷹山 クマン岳 |
標 高 | 394m 399.2m |
場 所 | 江田島市 |
登 頂 | 平成25.1.31 |
アクセス | 広島港8:45→切串港9:15 |
コース | ○切串港9:15→古鷹山登山口9:53−9:58→古鷹林道登山口10:28−10:34→古鷹山11:07 ○古鷹山11:15→クマン岳登山口11:42→クマン岳12:09 ○クマン岳12:45→277mピーク鞍部13:20→クマン岳登山口13:39→切串港13:52 |
メンバー | 美10名 |
過去記録 | 平成23.2.14 |
○古鷹山登山口9:58〜古鷹林道登山口10:28
再度服装調整の後山頂に向かい道なりに緩やかに登りますが、要所には新たに案内表示が設置されていました。登山口から14分ほどで最深部の建物の脇に出ますが、ここからは山道となり右手に小沢を見て進み2分で沢を渡ります。左下に谷を見下ろし高度を上げていきますが、以前、朝露で裾を濡らした山道は今回はシダも切り払われ広い道となってスッパツも無用でした。沢を渡って11分で古鷹林道に出ます。目の前に階段が登っていますが、ここは右折して2分進だ先のトイレと駐車場のある林道登山口に向かいます。
○古鷹林道登山口10:34〜古鷹山11:07
大きな案内板のある林道登山口から整備された道を登ります。途中左に「もみじの広場」への分岐があますが既にヤブ化しているようにもみえます。林道登山口から8分で支尾根に出て前方には古鷹山が見えています。支尾根に乗ってから14分で主尾根の鞍部に出ました。江田島六峰のスタンプラリーのスタンプ台も置かれています。
鞍部は双耳峰の古鷹山の分岐点で左は三角点峰、右が古鷹山で、すぐ目の前に露岩のみえる山頂部が顔を覗かせています。ここからは一転してロープや鎖が架けられた軽い岩場となりますが、最後の岩を登ると鞍部から10分で山頂です。3月中旬と言われる久しぶりの陽気でしたが単独登山者の姿があるのみでした。
山頂は古鷹山山頂と刻まれた碑の他に地球儀レベルの方位板、五省訓由来の説明板、そして古鷹山の由来説明板と賑やかです。瀬戸内の多島美を堪能できる山頂ですが、残念ながら今回は生憎霞が強くその景観も半減されました。それでも登山の疲れを癒してくれるには十分です。
○古鷹山11:15〜クマン岳登山口11:42
Mさん手作りによるカロリー補給と展望を楽しんだ後はクマン岳に向かいます。露岩を乗り越えるとすぐ鎖が付いていますが、油断禁物のコンクリートの急な階段が待っています。階段を下った先は尾根歩きとなります。山頂から15分で361mピークでしょうか、510m表示のあるコブです。距離的には古鷹山山頂とクマン岳登山口との中間点になります。下って振り返ると結構な木階段が登っていますから登りに使うと一汗かくかも。
山頂から3つばかりのピークを越えると古鷹林道に出ました。古鷹山まで1kmの表示があります。林道合流点から右手に1分でクマン岳登山口です。平成23年の大規模な手入れ直後は違和感もありましたが、今回は自然に馴染んでおり左手に海を見ながらの縦走路は快適でした。
○クマン岳登山口11:42〜クマン岳12:09
クマン岳登山口からの急な木階段を5分ほど登ると小ピークに出ますが、前方には帆立岩のある岩塊の山が見えています。一旦鞍部まで下りコンクリートの階段を登り返すと、左手に天を突き刺すような特長ある帆立岩がみえてきます。岩を見送り尾根に出ると左が帆立岩の展望地です。登山口から13分でした。この先は疎林の中の快適な尾根歩きで最後の階段を一登りすると帆立岩から13分で山頂です。
山頂は南北に細長い台地状広場で、360度の視界が得られその眺望の素晴らしさは古鷹山に比肩します。とくに西側に少し下がった展望の岩場からは江田島湾から津久茂の瀬戸、広島湾にかけての飽きることのない景観が展開します。四等三角点の置かれた山頂のわずかに残された立木には「クマンの鐘」と書かれた手製の鐘が架けられ、クマン岳由来の説明板も建てられています。
○クマン岳12::45
〜切串港(西沖)13:52
久々の好天に恵まれ明るい山頂での一時を過ごした後は切串港に向けて下山です。山頂から277mピークにかけての尾根縦走が今回で最も魅力あるパノラマコースとなり、随所に現れる露岩を乗り越えたり巻いたりしての変化ある尾根歩きを楽しむことができます。以前は木立が密集しサルトリイバラの赤い実が豊富だった野趣あふれる縦走路でしたが、整備され左右に景観が開けたのはそれはそれとして良しとしましょう。
山頂から10分で右手に切串湾が望めるポイントがあり、さらに10分で左に展望の岩が現れます。山頂から26分で道が右下に急降下しますが、ここは最後のビュースポットになり、岩からは視界が開け大津山の先に似島を見ることができます。岩から4分で277mピークとの鞍部でピークへの道も登っていますが山頂はどのような状況なのでしょうか。機会があれば一度確認したいものです。
ここで尾根歩きは終わって右に切串への下山道が下がっています。下山路は滑りやすい急坂には変わりありませんが、深いシダの茂っていた道はずいぶん様変わりし歩きやすくなっています。鞍部からジグザグを切って下ると13分ほどで竹林に入り、抜けると「クマン岳登山口」の表示のある登山口に下山です。山頂から54分ほどでした。
ここからは舗装路となり4分で今朝ほどの古鷹山への分岐に出て後は往路をたどると9分で切串港に到着しました。
広島里山紀行 記
11:15 クマン岳へ向けて下山します | 思いの外にアップダウンのある道です |
明るい陽光あふれる道を | 11:41 林道に合流して右に進みます |
11:43 クマン岳登山口、一息ついて山頂へ | |
天を突く帆立岩の脇を | 11:56 帆立岩の展望地です |
帆立岩 | 疎林の中のほどよい縦走路を |
山頂直下の階段を登り | 12:09 クマン岳に到着です |
四等三角点の広い山頂 | |
12:45 切串へ向けて下山です | 山頂から10分ほどの展望地 |
展望地からは切串湾が眼下に | |
本コースのハイライト、尾根縦走路を行く | |
春淡き クマンなる山 先行く 友のたのもし 岩の尾根道 | |
13:15 左手のビュースッポトからは | |
277mピークの先に広島湾が広がります | |
ビュースッポトから急な道を下って | 13:20 277mピークとの鞍部から切串へ下山 |
つづら折りの急な道が下ります | 下山路で唯一視界が開けて |
竹林に入ります | 13:39 竹林を抜けて登山口に下山です |
13:52 切串港に帰着しました |