山 名 | 大懸山(おおかけやま) 物見山 |
標 高 | 417.4m 360m |
場 所 | 呉市仁方 |
登 頂 | 平成25年1月16日(水) 晴れ後曇り |
アクセス | JR広島駅8→呉線JR仁方駅. |
コース | ○仁方駅発9:25→大歳神社9:40→登山口9:42→展望台10:50→山頂11:11 ○山頂11:13→物見山11:28 ○物見山2:07→219mピーク12:36→鉄塔12:59→仁方本町2丁目13:14 |
メンバー | 美12名 |
過去記録 | 平成24年2月26日 |
○登山口9:47〜展望台10:50
登山口で服装調整を行い山頂に向かいますが昨年(平成24年)にはあった小さな案内表示札は今回は見あたりませんでした。竹林の斜面に付けられた狭い道を進むとすぐ傾斜のきつい鉄塔への保守道に変わり、入口には火の用心の札やテープが巻かれています。道なりに進むと登山口から4分で鉄塔で、鉄塔の右の篠藪を抜けると2分ほどで尾根にかかり山道となります。
切り開かれた雑木の間の道はなかなかの急登です。落葉期の今は明るい雰囲気ですが夏場は大変と思われます。鉄塔から4分ほど登った辺りから岩が出てきました。
鉄塔から26分で展望岩に到着で、テラス状の展望岩からは左手に上蒲刈島、眼下には仁方港そして安芸灘大橋の架かる下蒲刈島が望めます。逆光の中、墨絵のように瀬戸内海の多島美が広がり素晴らしい眺望です。一息入れるのにもちょうど良い場所でしょう。このテラス状の展望岩から1分でまた展望の岩があり同様の景観が広がります。
よじ登るような岩場の連続ですが切り払いがされテープもあってルートは明確です。ここ辺りがコース中で一番厳しくまた楽しい個所となります。テラス状展望岩から5分ほどで次の展望地です。ここは岩の堆積する展望の岩場で、すでにかなり高度を稼いだ位置からの景観が展開します。
この先も岩場が続きますが樹高は低くなりシダも現れて頭上には青い明るい空が広がっています。明るい雰囲気の登路の右手上方に前回は未踏に終わった大岩が見えてきました。
岩の堆積した展望の岩場から16分ほどの所で右手に分岐があり「展望台」の札が地面に置かれていました。草の繁茂する時期には見落とすかも知れません。
○展望台10:54〜山頂11:11
「展望台」札の分岐を少し下ると前が開けて2分で岩の重なりあう岩場の展望台に到着です。左手には川尻から竹原方面、きらめく海に安芸灘大橋を鋏んで上蒲刈島と下蒲刈島が浮かび、右手側には特色ある山容の白岳山、螺山、その奥に休山と第一級の景観が展開します。
展望を楽しんだ後は元の分岐に戻りますが道はすっかり傾斜も緩んできます。分岐から6分で左手にも展望が開けて白岳山、螺山、広市街、休山が望める展望地があるので覗いてみました。
この展望地から1分でまた右に展望の開ける岩場があり正面に安芸灘大橋が見えています。ここから2分で小さな案内板が架けられた分岐ですが、左が物見山への道、右が山頂への道です。分岐から1分で山頂でした。三等三角点の置かれた狭い山頂は雑木に囲まれ展望はありません。ヤシャブシの幹に大懸山と昭和池への縦走路示す表示板が架かっていますが「古地城跡」ともありました。大懸山は「おおかけやま」とルビされていました。
○山頂11:13〜物見山11:28
狭い山頂を後にして次の目的地の物見山に向かいます。1分ほど引き返した分岐点の地面には「物見山(たんこぶ山)」と書かれた札が置かれていました。分岐から右に下りますが、ここからは物見山へ向けて一気に降下していくことになります。7分ほど下ると簡単な岩場がありますが、落ち葉の堆積もあり滑りやすいので注意が必要です。雑木林を抜けると上空が明るくなり鞍部からひと登りすると物見山です。大懸山から15分でした。
北東から南西方向に細長い台地状の山頂は木立に邪魔されて360度の展望とはいきませんが、南西方向には仁方港から白岳山、吉松山の先に広市街、灰ケ峰にかけてが望め、位置を変えて北側の岩場からは巨岩が点在する大懸山を眼前にし、左手北の方向には野呂山と膳棚山が見え先日の名残らしい雪も残っているようでした。
○物見山12:07〜下山口13:14
下山は前回と同様に219mピークを経由して下山口に向かいます。下山路は大懸山ほどではありませんが数カ所の岩場をクリアすることになり、最初は山頂直下のステップの高い岩場で、この10分ほど先にも同様の個所があります。この辺りまでは上空も広く開けて仁方の町を俯瞰しながら下ります。しかし落ち葉の堆積した急な下りが続くので足元の油断は出来ません。
再び雑木林に入り上空が被われて山頂から25分で分岐ですが、ここはテープに従って右折します。分岐から軽く登り返すと3分で219mピークに出てここで一呼吸入れました。平坦な山頂部から軽く下り登り返すと3分ほどで次の小ピークが現れました。
ここで前回は西の方向に下りましたが今回は南方向に進みました。この山も里山にありがちな複数のルートがあり、どれを選ぶかで下山口もずいぶん違ってきます。今回のルートは南に長くて広い尾根を下りますがテープはしっかりしていました。落ち葉の深く堆積した道は久しぶりに心地よく感じられます。
219mピークから20分で鉄塔に出て、鉄塔の先からは竹林の侵食した尾根を下ります。5分で軽い鞍部の十字路に出ますが右手の明瞭な道を下ると、さらに4分で最深部の墓所の脇に出ました。少し下ると仁方本町の町並みが望め、眼前には白岳山が立ちはだかるように見えます。鞍部から10分で仁方本町2丁目5の墓所入口に下山しました。墓所入口から人家を抜け2分で185号線の仁方第二トンネル西口の手前に出ました。さらに3分でJR仁方駅ですが次の電車まで40分以上待つことになりますので、バスで本数の多いJR広駅に向かいました。
広島里山紀行 記
9:25 JR仁方駅を出発 | 9:28 薬局脇の路地を進みます |
仁方トンネル上の峠を越えると | 大歳の集落に入り前方に大懸山が |
大歳神社の裏を進み | 9:47 登山口を出発です |
9:53 鉄塔の側を | 9:57 早速岩が現れてきます |
岩場の連続を越えると | |
前方が開けて | 10:17 最初の展望地に到着しまた |