山 名 | 呉娑々宇山 藤ケ丸山 |
標 高 | 682.2m 665.4m |
場 所 | 広島市安芸区・東区 |
登 頂 | H25.5.22 |
アクセス | ○JR安芸中野駅(タクシー利用)→水谷峡駐車場 ○広島市森林公園→福木小学校前バス停 |
コース | ○JR安芸中野駅8:30→登山口駐車場8:40→敬老広場9:03→再会橋9:33→尾根道10:10→呉娑々宇山10:44 ○呉娑々宇山10:54→G分岐11:21→E分岐11:28→藤ケ丸山11:46 ○藤ケ丸山12:28→F分岐12:43→E分岐12:45→D分岐12:54→C分岐13:02→メルヘンの森13:19 ○市森林公園入口ゲート13:52→下山口13:53→変電所脇14:12→福木小学校前バス停14:33 |
メンバー | 美9名 |
過去記録 | H22.10.28 |
○水谷峡駐車場8:49〜再会橋9:33
安芸中野駅からタクシーで安芸区畑賀町の水谷峡駐車場に到着しました。広い駐車場には「水谷峡憩の森案内図」と簡易トイレが置かれ、標高は約210mほどでかなりの時間と標高差を稼いだことになります。
駐車場から登るとすぐ「水谷峡入口」の標柱が立ち、墓所広場の奥にも「水谷峡」と書かれた案内板があります。10分ほど歩くと立派な東屋のある敬老広場に到着しました。裏手には水車(第一水車)も見え、右手には乙女滝がありますが水量は大変少なく一筋の水が流れるのみでした。憩の森管理会の水谷峡憩の森案内図が置かれていますのでありがたく頂戴して出発です。
この先は様々な名前をつけられた岩や滝が次々と現れてきます。最初は大正滝ですが水量よりも側の岩の方に感心します。3分でコース中で最も見栄えの良いと思われる観音滝で三筋の滝水が流れています。その左を巻いて橋を渡ると一枚岩の岩原、般若の滝を経て東屋のあるふれあい広場に出ました。ここには勢至菩薩、阿弥陀如来、如是我聞と書かれた木像がありました。
この先で沢を渡って右上に登るとすぐに分岐ですが、右に登る道は若者コースですから見送って直進します。間もなく谷底から垂直に立ち上がるような大きな岩壁が出現します。案内表示には観音岳女岳とあります。達磨洞、顔岩はどれか分かりませんでした。続いて子岳、男岳とありますが岸壁全体を観音岳と指すのでしょうか。5分で洗心乃滝前の再会橋を渡ると峡谷内の散策ルートは終わりとなります。
○再会橋9:33〜水分峡コース合流点10:10
再会橋を渡るとすぐ憩の森案内図のCコースが分岐するようですが、とくに表示はなく急斜面に踏み跡が登っています。ここは通過して3分ほど先のA、Dコース分岐でDコースをとりました。早速急な登りが始まり10分ほどで仏岩の右を巻き、さらに2分でエボシ岩の上部に出ました。
エボシ岩でようやく視界が開けて正面に日浦山が望めましたが、生憎のひどい黄砂です。エボシ岩の上部から10分で大日如来からのAコースと合流し、その上にある大きなケヤキ(愛と平和のケヤ木)を経て2分で展望の岩です。ここからも登ってきた谷間や日浦山が望めました。この先は次第に道も緩み、はっきりとした広い道になると水分峡からの尾根道に合流です。エボシ岩からは20分余りでした。
○水分峡コース合流点10:10〜呉婆々宇山10:44
水分峡合流点には来た方向に仏岩・水谷峡、登る方向にばくち岩、下る方向にハンド岩・休憩所(水谷峡憩の森案内図のAコース)と書かれた指導標が立っています。ここから広くなった尾根道を2分で分岐です。来た方向には水分峡、合流した道は岩屋観音、進行方向は呉婆々宇山となっています。快適な尾根道を進むと5分で露岩のバクチ岩です。日浦山を前景に鉾取山系から絵下山、さらに江田島から宮島を望める今回のコース中で随一と云える展望の岩ですが今日ばかりは。
バクチ岩から5分ほどで指導標があり来た方向にバクチ岩、進む方向に呉婆々宇山、右手は休憩広場と書かれ水谷峡の若者コースが合流します。このさきから梢越しに山頂の電波塔が遠望できるようになります。尾根道最後の急登を越えて日本国有鉄道の文字が残る反射板を過ぎると二等三角点の呉婆々宇山です。休憩広場分岐から15分ほどでした。もともと展望の少ない山頂で樹間から鉾取山系の山並みが見える程度ですがそれも今日の黄砂では。
○呉婆々宇山10:54〜G分岐11:21
呉婆々宇山で小休止の後は藤ケ丸山に向かいます。これから先は広島市森林公園の散策路内に入りますので藤ケ丸山へ向けての尾根縦走路にはロープが張られるなど整備されています。左手下には山頂直下まで延びる舗装林道が見えて驚かされますが、林業体験広場で車止めがされ車は入れません。
6,7分歩くと左に展望が開け左手に馬木の町並みを前にした二ヶ城山、その奥に阿武山と可部の町、右手に白木山山系と素晴らしい景観が得られます。さらに進むと山頂から12,3分ほどで「みはらしの丘」の標柱の立つ展望地に到着しました。ここからの展望も同様でさらに大茶臼山に続く武田山山系が加わります。黄砂の影響がなければ前回登山の大峯山も望めるはずでした。
尾根道は「ハイキングの森」と名付けられ、ドウダンツツジのトンネルを進みますが花の時期はさぞ見事だろうと思われます。
○G分岐11:21〜藤ケ丸山11:46
みはらしの丘から12分ほどでG分岐(藤ケ丸山0.7km管理センター2.1km、呉婆々宇山1.0km)ですが、ここは藤ケ丸山方向へ進みます。4分でF分岐(藤ケ丸山、管理センタ、呉婆々宇山の3方向が示されています)で、ここは藤ケ丸山へ向けての新旧両コースの分岐です。右手が新コースですが、旧コースで山頂に向かうこととし管理センター方向に進みます。F分岐から3分でE分岐(藤ケ丸山0.6km、管理センター1.9km、呉婆々宇山1.2km)で、ここが旧コースの取りつきです。
旧コースは一旦668.3mピークの北側を巻いて登りますが、一転し急降下して8分ほどで鞍部に至ります。ここまでがこのコースのハイライトで後はひと登りすると2分で新コースに合流しました。ここがH分岐になります。格段に広くて歩きやすい遊歩道を6分歩けば藤ケ丸山です。
○藤ケ丸山12:28〜広島市森林公園13:19
藤ケ丸山の
山頂は四等三角点が置かれていますが狭く眺望も期待できません。ここで広島里山紀行の帽子に今話題のマダニが付着しているのを見つけました。一同で観察しているうちにツルッと落ちてしまいましたが、もう土と同化して見つけられませんでした。
下山は新コースの道を進みます。山頂から10分ほどのジグザグ道を登るとまもなく再び往路のF分岐に戻りました。山頂からは15分ほどでしたが、新旧コースはほとんど時間差は無いようで、通常のハイキングであれば新コースの遊歩道を選択する方が無難でしょう。
F分岐から3分足らずで再びE分岐ですが、今度はそのまま管理センター1.9kmの表示に従い直進ます。7分ほど歩くとD分岐
(藤ケ丸山・管理センター・林業体験広場の方向が指示されています)で管理センターに向けて広葉樹や植林帯の中を下りますが、「ひろしま『山の日』」に向けてのイベント準備が進められているようでした。
D分岐から8分でC分岐(管理センター1.3km・藤ケ丸山1.3km・体験広場0.2km)でここはさらに管理センター方向へ進み、9分で舗装林道に出て
多目的広場、ゴルフ場前に出ました。ここには標柱(管理センター0.5kmk・藤ケ丸山1.9km・体験広場1.0km)が立っていました。ここからは林道を8分ほど下ると森林公園のメルヘンの森にでました。
○森林公園管理センター13:52〜福木小学校前バス停14:33
メルヘンの森と管理センターで休憩後は福木小学校前バス停に向けて下山します。下山口は森林公園入口ゲートの先1分の所(ベンチが一基あります)から林道を離れて山道に入ります。
この先は公園域内を離れごく普通の山道となり案内表示などは無くなります。下山口から15分ほど下った地点の右手に鷹ノ条山(438.2m)への登り口がありますが、テープ類もなく初めてだと少しわかりにくいと思われます。このすぐ下に砂防堤がありますのでこれを目標にすればよいと思います。
砂防堤から1分で沢を渡り、さらに3分で中電の広島変電所脇に下山しました。ここも登りに使うと大変わかりにくい個所と思われます。 変電所から馬木の団地を10分あまり下り福木小学校の前を経て福木小学校前バス停に到着しました。
広島里山紀行 記