山 名 | 安芸小富士・下高山 |
標 高 | 278.1m 203.1m |
場 所 | 広島市南区似島町 |
登 頂 | H26.1.16(木) |
アクセス | 広電宇品港→フェリー |
コース | ○似島学園港→登山口9:56→尾根分岐10:26→安芸小富士10:43 ○安芸小富士10:53→似島峠11:39→登山口11:55→176mピーク12:09→下高山12:25 ○下高山13:07→176mピーク分岐13:26→鉄塔13:35→似島港13:49 |
メンバー | 美12名 |
過去記録 | H23.1.17 |
○安芸小富士10:53〜似島峠11:39
展望を充分楽しんだ後は次の下高山をめざし下山です。3分で花崗岩露岩帯に到着で、正面には下高山とそれに連なる稜線、江田島、似島港と見飽きることのない眺望です。滑りやすい露岩を登りにも増して慎重に下ります。下りは速く10分ほどで尾根分岐
到着ですが、左手は往路の学園ルートですから右にとります。視界は急に閉ざされシダも見られますが手入れされているようでした。左手の竹林には速くもタケノコがみられ島の温暖さを実感しました。
分岐から4分で再び分岐
で左に「似島臨海少年自然の家・展望台」、右に「似島港(家下)」の標識がありますので右折して港方向に進みます。
一登りすると幾つかの凹みの脇を迂回しますがこれが旧高射砲陣地跡とされる場所でしょうか。昭和48(1973)年には山火事もあったと云いますが意外にミモザなどの大樹が見られます。尾根の平坦な道を分岐から8分で足下の悪い急な下りにかかり、次いで3分で竹林の下りです。
竹につかまりながら竹林を抜けること10分ほどで「似島港」の表示があり、左から少年自然の家からの道が合流します。次いで1分の分岐
で右から似島港への道が合流します。この分岐は左折し篠竹の中の道に突入しますが、すぐまた左手から少年自然の家からの道が合流しオリエンテーリングの道標も立っています。何れも表示がありますが里山らしく脇道が多いようです。
篠竹の道を抜けると視界が開け眼下に似島臨海少年自然の家が見え、振り返ると青空を背景に小富士の頂も見えています。この辺りはミカン畑のようですが既に耕作放棄地か?
この先はコース中で最も足下が悪く今の時期でないと歩きにくいと思われます。8分ほどで畑に出て前方に下高山の頂が見えています。畑中を横切って墓所を抜けると家下(やじた)と大黄(だいおう)とを結ぶ似島峠の舗装路にでました。小富士から45分ほどでした。
○似島峠11:39〜山頂12:25
峠に下り立つと左に「似島小学校・中学校、原爆慰霊碑、下高山登山口」、右に「似島桟橋」と示す案内表示があります。峠登山口
から指示に従い左に舗装道を進み2分で道がカーブするところに「下高山・標高203m」の案内がありコンクリート道が右に登ります。薄暗いコンクリート道を左に折り返し登ると視界が開けてミカン畑の先に海が広がり、峠島の先に絵下山なども見えます。平坦な巻き道を進み再び前方が明るくなると下高山登山口の分岐で、前方からは中学校からの登山道が合流します。
「下高山登山道入口・似島臨海少年自然の家・家下港」の表示がある登山口で左に登山道が登っています。一本調子に登る道は結構厳しいのですがコシダも払われ手入れされていることが伺えます。西方面に時折、下高山を見ながら登ると15分足らずで尾根の176mピークに出ました。ピークは分岐で「下高山まで740m」の標識が立ち、向かい側には似島港への下山路が下っています。分岐を左折するとすぐに展望地
で右手が開けて眼下に似島港と家下の集落、その奥に安芸小富士を眺められます。
展望地から一登り再び下ってシダが茂り滑りやすい急坂を登り切ると視界が開けて正面に山頂が見えてきます。下高山の手前に190m台ピークが見えますのでそれを越えねばなりません。ピークに着くと呉の山々から宮島方面と再び素晴らしい展望が開けますが、山頂と直下の大岩が目の前で自然と足運びも速くなります。左手は大きく開けていますが危険防止の鎖柵が張られています。軽く下り登り返し大岩の左を巻くと山頂で尾根分岐から15分ほどした。
○山頂13:07〜似島港13:49
広い山頂広場には藤棚のような構造物とベンチが置かれ三等三角点の石柱が立っています。北には端正な姿の小富士が望め、南は大須瀬戸を挟んで目の前に江田島、そして眼下にはカキ筏が浮かぶ長閑などかな景観です。
眺望は素晴らしく東に絵下山、天狗城山、灰が峰、休山と呉の山、南にクマン岳、大須山、砲台山、野登呂山と江田島と能美島の山、西に宮島弥山や経小屋山、大野権現山、野貝原山など県西部の山、北に極楽寺山、窓ヶ山、鈴ヶ峰、大茶臼山、呉娑々宇山など広島市の山と360度の大展望です。
下山は似島港に向かい往路をたどりますが20分ほどで176mピークの分岐
に帰着です。ピーク分岐には右に中学校方面の木柱がありますが似島港への指示はありません。山火事防止の標語板の置かれた所(地面に置かれているので移動の可能性があります)から左に下山します。灌木に黄色のテープが巻かれていました。
以前に比べると随分広くなった感じのする進入口から林中の急な道を下ります。ピーク分岐から6分で開けた荒れ地に出て右手方向に下ると、3分で再び荒れ地に出ます。この辺りはノイバラで難儀した所でしたが今回はよく手入れされており感謝感謝です。荒れ地の前方には電波塔
が見え直進すれば似島峠の似島港寄りに出ますが、今回は左折して山すそを迂回する道に入りました。
薄暗い巻き道を2〜3分も進むと畑に出て家下の集落が見えてきます。集落に入り荒神社、お寺の前を通り曲がりくねった狭い路地を抜けて似島港
の前に出ました。山頂からは40分ほどでした。
広島里山紀行 記