山  名   経小屋山(岩滝コース) 
 標  高   596.6m
 場  所   廿日市市大野町 
 登  頂  H27.4.7(火) 
 アクセス  JR五日市駅→JR大野浦駅
 コース  ○JR大野浦駅8:29→妹背遊園地登山口9:20-9:21→峠四差路10:03-10:08→山頂11:19
 ○山頂11:31→南展望所11:37
 ○南展望所12:33→岩滝コース下山口12:38→下山13:43→JR大野浦駅14:20
 メンバー  美13名
 過去記録 H25.4.23  H24.4.24  H22.5.25  H21.3.18  H20.4.5  H18.12.16

 

                                 【概 要】                                
 廿日市市大野町の経小屋山(596.6m)は宮島弥山より約60m高く、海抜0mから立ち上がる山容は急峻な尾根登りを強いられ登り応えがあります。
 山頂一帯は森林公園として整備されアクセスも良いため多くの人に愛される山です。
車道が山頂まで通じているため山歩きとしての達成感は損なわれますが、条件次第では四国連山まで見えるとされ、その眺望と目の前に広がる安芸灘の多島美はそれを補って余りあります。
 今回は妹背の滝コースで登り岩滝コースを下りに利用しました。岩滝コースは山頂への最短ルートですが急登です。
                                     
主な経小屋山登山道は次のようなものがあります。
 城山コース(妹背の滝〜城山〜峠四差路〜経小屋山)
 新城山コ−ス(大野行者山〜城山〜峠四差路〜経小屋山)
 妹背の滝コース(妹背の滝〜上ヶ原林道〜峠四差路〜経小屋山)
 宮浜温泉コース(宮浜温泉〜三差路〜経小屋山)
 岩滝コース(宮浜温泉〜南展望台〜経小屋山)
 鳴川タンクコース(JR玖波駅〜鳴川タンク〜西展望台休憩所〜経小屋山)
 玖波コース(JR玖波駅〜玖波大人原コース合流点〜経小屋山林道〜経小屋山)
 玖波大人原コース(JR玖波駅〜大人原〜玖波コース合流点〜経小屋山林道〜経小屋山)

○JR大野浦駅8:29〜四差路鞍部10:03
 JR大野浦駅から右折して大頭神社に向かいます。25分ほど歩き大鳥居を潜ると正面が大頭神社です。社殿の左手に小祠があり、「風なごむ城山ルート 行者山城山登山口」の表示があります。
 社殿の右手に進み朱色の幾千代橋を渡ると妹背の滝が見えます。先日来の雨天で水量が増した滝はなかなかの迫力でした。
 滝の前で服装調整をして滝の手前の急な石段を登ると県道に出ます。車道に出てすぐ左下の妹背遊園地方面に進むと滝から10分ほどで滝山橋を渡ります。橋の先、左手に東屋が見え、「経小屋山登山口」と「城山経由経小屋山登山口」の標識があります。
 今回コースはここを登山口とし、直進して「妹背の滝ルート」で経小屋山に向かいます。右手に清流を見ながら城山の裾を捲きながら進みます。2箇所ばかり小沢の中を歩く感じになりますが概ね歩きやすい道です。谷はやがて左に変わり次いで右手になりそして谷を離れ深いシダの急坂を登り切ると四差路鞍部に出ました。登山口からは約40分でした。
 鞍部には左手に「城山・大野浦駅」、右手に「経小屋山」、来た方向に「妹背の滝」とあります。直進方向は大野浦林ヶ原へですが既に廃道化の様相です。

○四差路鞍部10:08〜山頂11:19
 小休止の後、経小屋山に向かいます。ツツジの咲く明るい尾根道をおおよそ10分ほど登ると急坂にかかります。鞍部から30分で初めて後方に宮島が望めました。道はシダの茂る深い樹林中の急斜面をジグザグに登っていくようになります。鞍部から約50分でロープのある岩場があり、続いて公園領域に入ると横木の階段が現れて格段に道が良くなります。
  結構きつい階段を登りきるとT字路の尾根に出ますが、ここに左は「宮浜ルート」、右は「山頂」と「トレッキング経小屋山コース」の表示が立っています。峠四差路からはちょうど60分ほどでした。
 右折して山頂方向を目指します。尾根の良い道を5分ほど歩くと南展望台と山頂との分岐で、左折すると南展望台で右折は山頂です。標柱には来た方向は「妹背ノ滝、大野駅3.5km」とありました。南展望所の方向には「東屋150m展望最良」の手書き案内も。
 直接展望所に向かうメンバーと別れて山頂に向かいました。一登りすると2分で経小屋山林道に出ますが、右折して舗装路を歩くと5分で山頂三角点です。登山口からはちょうど2時間でした。
 山頂一帯は公園広場として整備され東屋や経小屋山の由来などの案内板が見られますが、繁茂した樹木により眺望は得られません。ただ三角点の直下に宮島を望める場所がありました。

○山頂11:31〜南展望所11:37
 山頂確認後は引き返し南展望所に向かいます。林道からの下り口には「遊歩道一周コース・下山口」の表示があります。妹背ノ滝への下山路を左に見送り直進すると2分で南展望所に到着しました。
  東屋のある展望所からは東に広島、西に岩国の市街地を一望でき、目前には宮島と安芸灘の多島海が広がます。

○南展望所12:33〜JR大野浦駅14:20
 下山は最も新しいコースである岩滝コースとしました。東屋の脇には「岩滝ルート180m頂上200m宮浜温泉に下る(新道)」の表示ありました。来た妹背の滝ルートとは逆に一周コースを西展望台、鳴川コースの方向に下ります。5分ほど下ると分岐で「鳴川ルート300m」・「あずま屋190m、山頂300m」と「宮浜温泉・岩滝ルート(新道)」の手書きプレートがありました。
 表示に従い分岐からの広い良い道を岩滝コースで下るとすぐ前方に海が見えました。最初こそ穏やかな下りですが、ものの5分もするとコシダの茂る急な下りに入ります。分岐から20分ほどでコースのハイライトである岩の間を縫っての道が始まります。急降下で気を抜くことができませんが、5分もすると最初の展望の岩がありやっと一息付けます。さらに2分下った次の展望岩からは青い海と青い空に挟まれた宮島が絵のようです。
この先も岩を縫っての急な下りが続きますが、振り返る山はまるで大きな岩の滝が押し寄せてくるかのようです。
 2番目の展望岩から10分ほどで祠跡かのような小スペースをみましたが、この辺りから岩を縫っての道はマサ土混ざりの道に変わります。2番目の展望岩から30分ほどで、さしもの急な下りも傾斜が緩み耕作地跡が現れると舗装路が見え登山口に出ました。南展望所からはちょうど70分ほどでした。
 登山口には「経小屋山登山口 滝見コース」の案内が立っています。ここからは海方向に向かって進むと亀楽庵窯とかかれた陶芸店、自動車道のガードです。表示がありガードの手前が宮浜コースと岩滝コースとの分岐点になりますが、ガードを潜りすぐ先の宮浜配水池のタンクを過ぎると車道に出て丸石、林ケ原と町中を通ってJR大野浦駅に到着しました。下山した地点からは35分余りかかりました。
                                               広島里山紀行記



 
 
    
    
       
   8:29 JR大野浦駅を出発です        8:53 大頭神社に到着 

    

    
   妹背の滝も水量が多く迫力満点です     9:18 滝を抜けて妹背遊園地の方へ下ります 
      
       
   9:21 遊園地の妹背の滝ルート登山口、左は城山へ        二箇所ほど足場の悪い所があります 

    

    
   深いシダの道です     10:03 峠の四差路、左から城山ルートが合流 

    

    
   しばらくは穏やかな道です     ジグザグの急登です 

        
    
       10:55 ロープの架かる岩場も            11:07 支尾根に出て左から宮浜ルートが合流  

        
    
       右折し山頂へ向かいます     11:14 左は南展望所へ 

      
    
      11:16 林道に出ました 
 
   
  

    
 
   11:19 山頂三角点にタッチ   


          
 
 
 
        
                       唯一得られた山頂からの展望です 
                 
          
                             南展望所にて      

      
                  展望所からは宮島を眼前にして安芸灘の多島美を楽しむことができます   
  

    
 
   12:33 岩滝ルートで下山するため出発です   

    

    
   12:38 岩滝ルートの下山口です。青は鳴川ルートへ     取り付きは良い道です 

       

        
      12:40 道は急な坂となります         12:57 岩の道が始まりました 

    

    
   

       
      13:02 最初の展望の岩です 

                 
                13:04 2番目の展望の岩が現れました  

    

    
   カキ筏の浮かぶ大野瀬戸を       急な道は気が抜けません 

       

       
      降りた道を振り返ると        岩の間を縫っての急降下です 

    

    
   13:18 滑りやすいまさ土の道に変わりました    雪崩落ちるような岩の滝です 

    

    
   13:36 ようやく急坂からも解放されました    高度も下がって 

    

    
   降りてきた岩の道です。どこを歩いたのか?     13:43 岩滝コース登山口に下山です 

       

      
       登山口の案内表示です   
   

 


           
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