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山 名 | 岩滝山 揚倉山 茶臼山 |
標 高 | 192m 281.6m 271.4m |
場 所 | 広島市安芸区・安芸郡府中町 |
登 頂 | H27.9.29(火) |
アクセス | JR広島駅→JR海田市駅 広電バス:府中ニュータウン上バス停 |
コース | ○JR海田市駅9:33→岩滝神社9:58−10:09→山頂広場10:39−10:45→岩滝山10:52 ○岩滝山10:52→送電鉄塔11:06−11:15→甲越峠→揚倉山12:00 ○揚倉山12:51→茶臼山12:06→林道下山口13:07→揚倉山登山口13:20→林道入口13:23 |
メンバー | 美8名 |
過去記録 | H26.2.12 |
○岩滝神社10:09〜岩滝山10:52
岩滝山への道は周回路となっています。案内図の前から時計回りと反時計回りのコースがありますが、前回は反時計回りでしたので今回は時計回りとしました。
道はコンクリートで固められた遊歩道となり、すぐの墓所からすでに良い展望が得られます。間もなく展望東屋がありますが成長した樹木で展望は遮られているようです。道の真ん中に立つ朱色の鐘楼を越えると地蔵尊があり右手奥に船越観音奥の院があります。ここまで約10分でした。
この先は石段もありますが原則地道となります。視界のない道を約15分でテーブル岩の展望台に出ると海田から広島市街の展望が広がります。展望台から5分で「甲越峠・茶臼山 呉娑々宇山方面」の表示のある登山口分岐ですが、ひとまず日限延命地蔵尊の祠を経て四等三角点のある山頂広場に向かいます。前回とは異なり三角点の前は切り開かれて正面に黄金山が望めました。
岩滝山への道は日限延命地蔵尊の祠脇(表示はありません)にもありますが、先ほどの表示のある分岐から登りました。登るとすぐ祠脇からの道と合流しました。登山口から6分で岩滝山山頂で頭上にプレートが掛かっていますが、特徴のない山頂は注意しないとそのまま通過してしまいます。
○岩滝山10:52〜甲越峠11:42
岩滝山の先は前回あった倒木も整理されており、樹林の中の心地よい尾根の一本道が続きます。山頂から8分で「上為角登山口」の表示があり道が合流します。合流点から一旦下り、登り返して6分で送電鉄塔ですが、この直下には山陽新幹線のトンネルが通っているはずです。
岩滝山より標高が高い鉄塔からは360度の視界が開け、東に日浦山その奥に鉾取山系、南に瀬戸内の島々、海田から広島市街地、北にこれから行く揚倉山(281.6m)と茶臼山(271m)が顔を見せ、呉婆々宇山(682m)が望めます。鉄塔からは北方向は甲越峠を経て揚倉山から呉婆々宇山への縦走路、東方向は日浦山への分岐点となり、前回には無かった「甲越峠」と「上為角登山口」の表示が立てられていました。
岩滝神社から約1時間でした。
鉄塔からは急な道を下ると3分で「甲越峠」と「上為角」表示のある分岐です。直進し甲越峠に向かいます。上空が明るくなり右に鉄塔を見送ると分岐から約8分で再び樹林の中の急登です。242m鉄塔から14分ほどで左に海田、右に鉾取山の展望が得られると左手に鉄塔が見えます。鉄塔に登ると海田方面の他に県道84号線と揚倉山健康運動公園が鉄塔越しに見えました。鉄塔の下には「甲越峠」の表示がありました。次の鉄塔を潜って尾根道を進むと右に「甲越峠・登山口 畑賀側」の表示があります。一寸分かり難い表示ですがここは直進します。
この先すぐに1分で道が左に曲がり急落します。ロープが架かりますが大変な道で、登りに使うと一苦労しそうです。5分ほど悪戦すると甲越峠に出ましたが、下山口にはとくに案内表示は見あたりませんでした。
鉄塔からは約35分でした。
○甲越峠11:43〜揚倉山12:00
甲越峠(こうごえ)は府中ニュータウンと畑賀とを結ぶ県道84号で交通量も多いので注意して横断します。
揚倉山への登山口は甲越峠の向かいでコンクリートの階段と非核宣言の町の看板が立っており、階段を登った茂みの中に「至呉婆々宇山 ここは、甲越峠」の表示がありました。
早速急な道が登りますがこれまでとは異なり、中国自然歩道となり木階段も整備されています。登り一筋の道も約10分で上空がすっかり開け広島市街地方面が望めます。一旦大きく降って登り返すと再び大展望です。瀬戸内海に浮かぶ江田島、能美島、似島、宮島や経小屋山などの山々が広がります。ここには麓を通る呉婆々宇山林道からの遊歩道が登ってきます。ここから一登りで揚倉山です。甲越峠からは約15分でした。
山頂部は阿計玖羅(あけくら)城跡とされ、特徴有る三つの丸みを帯びた岩があり西側には鉄塔が建っています。ただ今の時期は草丈の高いカヤが茂り視界を遮ります。
○揚倉山12:51〜揚倉山健康運動公園入口13:28
大休止の後は縦走路を北に取り先ず茶臼山に向かいますが、前方には呉婆々宇山が遥か遠くに見えています。揚倉山からは高度差30〜40mの鞍部へ向けて急降下し登り返すと茶臼山です。ただ登山道は山頂を迂回する捲き道ですから分岐点に気づかなければ通り過ぎてしまいます。
揚倉山からはものの5分で茶臼山(271.4m)に到着しますが、傍らの一本松にプレートが架けられ点在する大岩に囲まれて四等三角点が置かれていました。展望は良くありません。捲き道と合流して7分で左手に鉄塔があり鉾取山や原山、洞所山など見えます。
鉄塔から2分で鞍部に到着です。鞍部の左は呉婆々宇山林道が接続し、前方に呉婆々宇山、来た方向に甲越峠の小さなプレートが架かっていました。
鞍部からは呉婆々宇山林道を北上するか、自然歩道の登山道を笹が峠、354mピークを経ると水分峡へでることができます。今回は30°と云う真夏並みの天候と云うこともあり、林道を使って府中ニュータウンに下山することにしました。林道入口までは約900mほどです。林道を下ると13分で揚倉山入口の表示があり丸太手すりの急な道が登っています。この地点から3分で林道の入口(林道は17時30分に閉門するとあります)に到着し、出たところは甲越峠手前の県道です。揚倉山からは37分ほどでした。
林道入口から右折し車道を道なりにニュータウンに下ればバス停に至ります。今回は道が大きくカーブする地点でガードレールを越えて踏み跡を下り、4分でニュータウンの団地に出ました。出たところには揚倉山健康運動公園入口の案内板があります。さらに団地内の道を4分下ると府中ニュータウン上のバス停ですが、ちょうど来たバスに乗ることができました。
広島里山紀行記