山  名    大茶臼山 
 標  高  413.2m
 場  所  広島市西区
 登  頂  H28.12.7 
 アクセス  ○ボンバス西広島駅8:50→己斐峠9:03
 ○ボンバス五月が丘団地四丁目→西広島駅
 コース  ○パノラマルート: 己斐峠登山口9:23→鞍部9:55→10:00展望岩10:21→10:26山頂
 ○四丁目ルート:  山頂10:38→分岐10:55→五月が丘団地登山口11:10
 メンバー  美11名
 過去記録  H26.5.6  H25.2.28 H24.3.8 

 

                                【概 要】                                
 広島市西区の大茶臼山(413.2m)は山頂に多くの鉄塔が立ち市内からも良く目立つ山で、室町時代の平原城(小茶臼山)の控え城であった立岩城跡と云われています。
  山頂には四等三角点が置かれていますが展望はありません。しかし山頂直下の展望岩からの眺めは素晴らしく、市街地を取り巻くように呉娑々宇山、絵下山、経小屋山、極楽寺山、窓ヶ山などの山並みが連なりその先には江田島、宮島などの瀬戸内海の島々が広がります。
 登山ルートは複数ありますが、今回は最もポピュラーな己斐峠(パノラマルート)から登り五月が丘団地(四丁目ルート)に下山するコースをとりました。

○己斐峠登山口9:23〜山頂10:26
 JR西広島駅からボンバスで己斐の狭い道を縫うようにして己斐峠バス停に向かいました。峠には曹洞宗国泰寺があり、境内には赤穂浪士で有名な大石内蔵助の妻りくの墓があると聞きます。
 バス停向かい登山口に「大茶臼山登山口」と「柚木城山登山口(約350m先)」の指導標がありコンクリート坂道が登っています。坂道を登り金網沿いに登ると雑木林に入ります。右手に作業小屋跡を見てしばらくは緩やかな道を登りますが、やがてマサ土の露出した滑りやすい急登に変ります。
 20分ほど我慢すると「西区やまなみハイキングルート」の表示がある鞍部で、右手から広電己斐団地ルートが合流します。鞍部からはすぐ急な岩場となり、ロープのある人一人りがやっと通れる大岩の間の急な道(武者走り)を登ると展望岩に着きました。登山口からは37分でした。
 展望岩は説明板では櫓を建てた砦城の立石城跡とされています。展望岩からは市街地の先に宮島など瀬戸内海の島々が浮かび、呉娑々宇山、絵下山、経小屋山、極楽寺山、窓ヶ山と連なる山並みが展望できます。前回は造成中だった柚ノ木城山(柚ノ木城跡)の麓には大きな建造物も見られました。展望を楽しんだ後は山頂に向かいます。               
 山頂へはNHKテレビ中継局の電波塔の側を下って石垣の角を右折します。ここは分岐点で石垣には「展望岩、己斐峠・大茶臼山・五月が丘団地」の案内表示があり、そのまま直進すれば今回の下山路となります。右折した先で管理道に出ますが、前回は跨いだガードレールも今回は一枚分が外されていました。ただ「西区山並みハイキングルート、ガードレール越え」の案内板は残ったままですが。
 管理道に出てすぐ先のNTT無線中継所のフェンスの右を巻くと四等三角点の置かれた山頂です。展望岩からは5分でした。大茶臼山三角点は中継所建物の脇に隠れるように置かれ展望もありません。

○山頂10:38〜五月が丘団地登山口11:10
 下山は五月が丘団地登山口に向かうため、再び管理道へ出て一旦石垣の分岐点まで戻ります。分岐点で右折し五月が丘団地への道を下りました。
 広くて穏やかな道を2分ほど下るとまた分岐で、以前の己斐峠からのルートが合流します。(このルートの登山口は柚木城山登山口の向かい側になりますが、現在は「ふれあい聖地霊園」の開発や太陽光発電のパネル設置などで大変分かり難くなっているようです) 分岐の樹幹には直進方向に「五月が丘団地」の案内表示があり自然と誘導されます。分岐から4分で送電鉄塔の下を潜りました。鉄塔からは道は下りも斜度を増します。8分で「五月が丘団地一丁目登山口」と「五月が丘団地四丁目登山口」との分岐です。当初は一丁目登山口(中学校ルート)の予定でしたが砂防堰堤工事で通行止めでした。工事期間は「平成27年2月下旬まで(未定)」とあり五月が丘団地4丁目へ下るよう指示されています。
 「五月が丘団地4丁目」表示に従って右折して「四丁目ルート」を下山します。トラバース道をしばらく進むと下りとなり荒れた植林地に入りました。これを抜けると雑木林に変わりますが、この辺りまで耕作地があったらしく石組みが見られます。石組みを見て3分ほどで五月が丘団地に出ました。ここには特に登山口の案内表示は見られませんが、その代わりに中学校ルートの分岐にあった交通止め標識が置かれていました。ただ「五月が丘団地4丁目方面へお回り下さい」とあるのは?
 団地民家の裏を1分ほど進み出たところは五月が丘団地4丁目51でした。ここにも登山口表示はありませんが、電柱には「五月支22」のプレートが見られました。
                                                 広島里山紀行記



 


  




   

   
  国泰寺前の己斐峠バス停で下車します                瀬戸朦朧  

   

   
  国泰寺からは目指す大茶臼山が   9;23 己斐峠登山口からスタート

       

       
     登山口からすぐフェンス沿いに登ります       しばらくは穏やかな尾根道ですが 

       





   
      間もなく急な登りになります   9:55 鞍部で右から広電己斐団地ルートが合流





   

        
  すぐ岩場となりました         ロープのある狭い武者走りの道を

       

        
      岩窓から佐伯区と西区の境界辺りが         10:00 展望岩に到着しました


             
                    展望岩からは市街地の先に広島湾と島々を  
   

   

   
  展望岩は中世の山城。立石城跡    下山予定の五月が丘団地も眼下に 


    
             宗箇山の奥に呉婆々宇山や絵下山など近郊の代表的山々が連なります  
   
   

Hiroshima Satoyama Kikou


   

       





   
      展望岩から山頂に向かいます   テレビ中継所の脇を抜けて山頂へ。青は下山路です

   
 
  一旦管理道に出ます


 
 

   
 
  10:38 山頂、展望はありません  


                
  

   

   
  再び管理道から下山路に向かいます    10:41 展望岩への分岐点を右折します 

   

   
  旧己斐峠ルートとの分岐は直進です   分岐には五月が丘団地への表示が 

   

   
  10:47 鉄塔の下を潜ります   下山路から広島湾を

       





   
      鉄塔を過ぎると道は急に   10:55 左手の中学校ルートは通行止めでした





   

       
  分岐は右折して四丁目ルートを下ります       良い道が下ります

   

   
  植林帯を抜けると   11:10 五月が丘団地の最深部に出ました

   

   
  登山口の表示はありません。通行止め表示板が。   10:13 四丁目51に出ました 
   
     
   
   

 
 
      
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