山 名 | 小方行者山 玖波行者山 |
標 高 | 298.8m 313.1m |
登 頂 | H28.2.17 |
サクセス | JR五日市駅9:08→JR玖波駅9:32→タクシーで小方行者山登山口 |
コース | ○小方行者山登山口(9:56)→小方行者山(10:48) ○小方行者山(10:58)→行者分岐(11:21)→尾根分岐(11:38)→錦龍滝入口(11:55−12:00)→展望台(12:37) ○展望台(13:21)→峠登山口(13:32)→玖波槍・行者山分岐(13:45)→玖波行者山(13:53) ○玖波行者山(14:33)→西山社登山口(15:05) |
メンバー | 美9名 |
過去記録 | H22.12.12 |
○小方行者山登山口9:56〜小方行者山10:48
JR玖波駅からタクシー移動で大竹IC北側にあるゴルフ練習場(ゴルフパークもぐ太くん)に向かいました。すぐ先の道脇に「小方行者山参道入口
」の案内と地蔵堂と四丁の石柱がありここが登山口となります。
落ち葉が堆積して滑る道を3分で石鳥居があり、続けてマサ土の滑りやすい道を登ると参道らしく石仏が現れてきます。
登山口から登ること10数分で背後の視界が開けて宮島や海が望め、歩きやすく平坦道になった石仏の並ぶ道を進むと、登山口か25分ほどで行者山の山頂がみえてきます。右手には送電鉄塔へのプラスチック階段が登り、瀬戸内海側の良好な展望が得られますが今回はパスしました。
上空が開けた山裾を巻く道を進み、鉄塔入り口から5分ほどの鞍部小沢を渡ると暗い植林帯の急な登りとなります。左手には12丁の石柱が立っていました。
鞍部から10分ほどで木の鳥居と水場が現れ、右手に山道が分岐しますがこれはすぐ上部で合流します。落ち葉の道を進むと前方に建物が見え、右折すると木の鳥居と赤く塗られた社
があります。
山頂へは鳥居の脇を左折して登ります。平成22年時には堆積した落ち葉と倒木により道も定かではありませんでしたが、今回はシダも刈られよく手入れされていました。途中、西方面に視界が開け大竹方面の工業地帯と大鉢山が見えます。社からは急斜面の道をわずか4分ほどで山頂に達しました。
○小方行者山10:58〜錦龍の滝入口11:55
四等三角点が置かれた山頂(298.8m)には大岩がありさほど広くはないものの平坦です。恐らく大竹山の会のご苦労でしょう、シダが刈り払われていました。木立に囲まれて展望は余り良くありませんが、木の間から宮島方面が望めます。
玖波行者山に向けて北側に下山します。3分ほど下ると左手に特徴ある大鉢山から米小屋山へかけての山々が屏風のように突っ立ています。刈られたシダがクッションとなり足裏に心地よい道を下って登り返すと行者山から10分で270m台のコブ
です。ここもシダが刈り込まれた広い平坦部で海側が開けて正面に宮島が見え、小方行者山の展望不足を補ってくれる格好の休憩地です。
270m台コブから軽く下り登り返すと3分で行者分岐(255m)で、テープに左方向が米小屋山、右が錦龍の滝方向と書かれています。右にとるとすぐ「小方見晴らし尾根」になります。尾根道は起伏も少なく広くて大変歩きやすく、木の間越しに宮島方面を眺めながらの実に快適なトレッキングを楽しめました。米小屋山分岐から8分で分岐ですが特に案内はありませんでした。直進は鉄塔管理道のようで、右に進み錦龍の滝方向を目指します。261mピークを巻いて進むと下りにかかり、正面には玖波行者山や玖波槍が顔を見せています。この下りは大変急で分岐から9分ほどで谷筋に入りますが初めはロープの架かる泥濘の道、続いてコケと水流で滑りやすい露出花崗岩の道となり本コース最大の難所といえます。6,7分の悪戦苦闘の末に下ったところは錦龍の滝入口と大鉢山・忠四郎山を繋ぐ道で、左に進めば忠四郎山方面で大竹山の会の「←大鉢山・忠四郎山」の案内が立ち火の用心の黄色い札が下がっていました。この「尾根分岐
(185m)」には下ってきた方向は「小方見晴らし尾根」と書かれています。
(小方行者山からは約50分でした)
「砂防指定地・大膳川」の標柱を見て小岩がゴロゴロし相当痛んだ道を下りますが、やがて舗装路に変わり尾根分岐から5分ほどで錦龍の滝入口に出ました。この地点の標高は90m程度と思われ、ここを左折して次の目的地の玖波行者山へ向かいます。
○錦龍の滝入口12:00〜展望台12:37
錦龍の滝入口には駐車地と簡易トイレ、錦竜公園の案内板が設置されています。ここからは大膳川沿いに先ず錦龍展望台に向かいます。小方行者山への道を左に見送り、赤い鉄橋を渡って左岸に移りますが左は水をたたえた大膳川砂防堰堤です。
堰堤からは舗装され手入れの行き届いた遊歩道を登ります。錦龍の滝入口から15分で錦竜の滝
に着きましたが滝は水量が多いようでした。ここから階段道を上がりますがすぐ穏やかな道になりました。地道変わった道を5分で憩いの森キャンプ場と展望台との分岐(展望西分岐150m)で展望台までは470mとあります。擬木階段の道を15分で展望台に到着しました。
○展望台13:21〜玖波行者山13:53
標高268mの展望台先端部にはベンチが置かれ、前面が開けて宮島から大竹の工業地までが広がっています。少し遅めの昼食をとった後は玖波行者山へ向かいます。正面に玖波槍を見て8分ほど下ると展望北分岐(標高230m)で、左から憩いの森キャンプ場からの道が合流しました。ここから右に3分で峠登山口(標高215m)です。そのまま直進すると西山社の登山口に下山しますが、左折して急登に取りかかり行者山へ向かいます。シダの増した道を13分で、行者山と玖波槍のほぼ中間点の尾根分岐
に出ると手書きの案内プレートがありました。ひとまず右折して行者山に向かいます。マサ土の滑る道を6分で四等三角点の玖波行者山に着きました。そのすぐ先に石鎚神社社の祠があります。
山頂にザックをデポして改めて玖波槍に向かい、急なマサ土の道を下り鞍部から登り返すと山頂から10分足らずで大岩の重なる狭い玖波槍(標高は300m+αとありました)です。正面に瀬戸内海と島々、西に大鉢山、北に傘山、東に経小屋山と遮るもののない360度の展望が広がり、そして展望台の奥には歩いてきた小方行者山から小方見晴らし尾根が望めます。なお玖波槍から北への道は傘山コースとなります。
○玖波行者山14:33〜西山社登山口15:05
三角点から石槌神社奥の宮の脇を抜け出た所は山頂平場で南東方向に大きく開け、穏やかな瀬戸内海には阿多田島など大小の島々が浮び大竹岩国の臨海工場地帯も見えます。
下山は西山社登山口に向かいます。コシダの茂るマサ土の下山路は滑りやすいものの青い海に向かうようで実に心地よい下りです。5分ほど下ると神社出会(分岐)で左にとれば行場から石鎚神社を経て大歳神社の登山口へ、右は行者堂を経て西山社登山口にでます。今回は右折します。すぐの祠を過ぎ荒れ気味のマサ土道を下ると分岐から5分で展望の良い行者堂
です。行者堂を過ぎると参道らしく自然石の広い階段となります。行者堂から4分の水場を過ぎ15分で西山社登山口に下山しました。
西山社からは自動車道のガードを潜りJR玖波駅まで10分ほど歩きます。
広島里山紀行記
9:56 小方行者山登山口 | 10:00 鳥居を潜ります |
石仏に迎えられて。神仏混淆? | 10:21 鉄塔分岐を過ぎると山頂が |
10:33 二番目の鳥居を潜り | 10:42 社前の鳥居を左折します |
文政4年の碑が立つ社です | 社の裏山は急登です |
10:47 小方行者山の山頂は瀬戸内海の景観が開け宮島の岩船岳、右手に阿多田島、北側には大鉢山が望めます | |
10:56 玖波行者山に向かいます | 北側に大鉢山が |
シダの刈り払われた道を下り | 11:08 登り返すと展望の小ピークです |
小ピークは広く海側が開けて正面に宮島の岩船岳が見えています | |
小ピークは広い平坦部で休憩適地 | 小ピークから登り返すと |
11:21 行者分岐です。白は米小屋山登山口へ | 分岐からは見晴らし尾根を下ります。遠くに傘山も |
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小方見晴らし尾根は宮島方面の絶好の展望地です。穏やかな海と多島美を眺めながら | |
木の間から海を見ながらの快適なトレッキングを | 北側に大鉢山から笛吹山への尾根が |
11:29 右へ。直進は管理道? | 261mピークを巻いて進みます |
11:35 急な下りが始まります | 11:45 コース中で唯一、かつ最大の難所です |
11:48 見晴らし尾根分岐に下山。左は大鉢山へ | |
ゴロゴロの悪路を下ります | 11:55 錦龍公園入口に到着です |
12:00 入口から展望台に向けて。左を下りました | 12:15 錦龍の滝前に到着 |
展望台に向かう遊歩道を | 12:37−13:21 錦龍展望台に到着 |