山 名 | 真道山 |
標 高 | 286.8m |
場 所 | 広島県江田島市 |
登 頂 | H28.3.30 |
アクセス | ○宇品港9:15→中町港9:45 ○中町港15:07→宇品港15:37 |
コース | ○中町港10:00→真道山森林公園登山口10:44→ピーク11:93→山頂11:12 ○山頂13:29→共同墓地13:59→中町港14:49 |
メンバー | 美11名 |
過去記録 | H22.3.19 |
○中町港9:45〜〜登山口10:44
宇品港から能美島の中町港までは高速艇による30分の船旅です。
中町港からは目の前に真道山が見えています。標高約287mと低山ですからハイキング気分で出発しましたが、先入観は後に見事に打ち砕かれることになりました。
港から国道487号を島の中央方向に進みます。10分余り歩いた駐在所の手前で、左手に八幡神社に向かう道が小高い森に登っています(そのまま直進すれば図書館の所から登山口に至ります)。寄り道し参拝しましたが、意外に立派な本殿と拝殿がありました。拝殿前の高い石段を下った所には数本の大樹があり神社の歴史を感じさせます。
民家の間を抜けて左手に道なりに進んだ分岐点に「真道山森林公園」と書かれたゲートがありました。右手に宇根山(野登呂山)を見ながら防砂堰堤を過ぎると真道山森林公園の管理棟のある入口に着きました。テントサイトや水洗トイレ棟などのある公園内を進むとゲートから13分で「真道山展望台登山口」の表示があり左側に階段が登っています。
○登山口10:44〜真道山11:12
登山道出入口と書かれた先にあるイノシシ除けの門扉を開け、遊歩道に入ると擬木階段が始まります。小さな朱塗りの鳥居を潜った付近から数体の千手観音像が見られましたがここも信仰の山なのでしょうか。
思いの外、急な階段が続きますが10分ほどで一旦平坦地にでるとベンチがありました。再び展望のない雑木林中の急な階段を登ると10分でテーブルベンチのあるピークに出ました。ピークからは左にとり尾根に沿ってしばらく穏やかな道を歩きますが、下りの階段にかかると前方に山頂の東屋が見えてきました。下った鞍部から舗装路を進むと林道真道山線に合流します。林道を横切ると山斜面に急な階段が登っており4分で山頂に到着しました。
真道山の山頂は広くて公園化され三等三角点と展望東屋、そして海軍兵学校同期の千本桜と書かれた石碑が建っています。山頂のサクラは幼樹で数本を数える程度ですが、碑文によって平成4年に海軍兵学校連合クラス会により植樹された由来が分かりました。
展望東屋からは360度の展望が開けますが、生憎の花曇りで視界は良くありませんでした。それでも宇根山を目の前にして中町港、江田島の古鷹山から灰ケ峰、野呂山など呉市の山並み、陀峰山、大黒神島など素晴らしい瀬戸内の多島美を楽しめました。
○真道山13:29〜中町港14:49
下山は林道経由で中町港へ向かうため北側に、古鷹山を前方にして長い擬木階段を下ります。階段に接続した舗装路を下ると左手から林道が合流します。山頂から17分ほど下ると右手が開け江田島湾や第一術科学校が眺められました。明るさを回復した空の下、千本桜と呼ばれる桜並木が続く林道を下ります。振り返ると春色に染まった真道山に山頂の展望台が見えています。見頃を迎えた桜並木を山頂から20分下ると共同墓地がありますので寄り道しますが、良い展望地で江田島湾を前にして古鷹山から絵下山、灰ヶ峰などが望めました。その後も時折、視界が開けますが着実に高度を下げて行くことが実感できます。
共同墓地から40分で県道36号に合流しますが、その合流点手前で林道と真道山森林公園・キャンプ場への舗装路が合わさりそのすぐ先が県道36号となります。ここには真道山森林公園キャンプ場、真道山展望台などの案内板が立っていました。
右に海を見ながら9分で中町港ターミナルに到着で、丁度予定の高速艇の時間に連絡できました。
広島里山紀行記