山  名   吉松山 
 標  高  287.4m
 場  所  呉市広町
 登  頂  H28.3.2
 アクセス  JR西広島駅8:20→JR広島駅8:33→JR広駅9:37
 コース  ○JR広駅9:55→10:20船津神社10:27→登山口10:30→吉松山11:12
 ○吉松山11:28→265mピーク展望地11:55
 ○265mピーク展望地12:35→下山14:15→JR広駅13:38
 メンバー  美14名
 過去記録  H23.12.18

 

                                 【概 要】                               
 吉松山(287.4m)は呉市広町の背後にあたかも屏風のように位置し、取り付きの容易な里山です。変化に富む稜線歩きは日溜まり登山の対象として格好です。三角点の置かれた山頂は雑木林に囲まれて展望はあまり期待できませんが、尾根続きの265mピーク展望地からは広の町並の先に白岳山、螺山(つぶやま)、休山そして倉橋島などと良好な展望が得られます。今回は船津八幡神社から登り白石団地に下るコースをとりました。

○JR広駅9:55〜船津神社10:20
 JR広駅から国道185号線に出て広公園入口信号を右折し広公園総合体育館に向かい、呉港高校、広高校の脇を進み正門前で左折するとすぐ船津神社の表示があります。駅からは20分でした。
 右折すると船津八幡神社の門前で、木製大鳥居を越え急な石階段を登ると朱塗り本殿前に至ります。今回は門前から更に130mほど進んだ変則四差路で船津神社と広霊苑の表示に従って狭い舗装路を登り神社に出ました。

○船津神社10:27〜吉松山11:12
 参拝後、本殿の右手を進み登山口に向かいます。舗装路に戻り右手に段々畑を見ながら3分進むと、左手に墓所の赤レンガ塀があり細道が登っています。ここが登山口で吉松山登山口の小さな標識が掛けられていました。墓所のコンクリート道を上っていくと石段になりますが、すぐ明るいクヌギ林の地道に変わり落葉を踏んでの登りとなります。
  登山口から10分ほどで左手が開けると目の下に船津八幡神社、その先に広の町並み正面には休山、瀬戸内海と素晴らしい景観が展開しています。
 登路は一旦軽く下って登り返し次第に斜度を増し、展望地から10分もすると岩も現れてきました。岩とコシダの道をさらに10分登ると視界が開けて左てには白岳山と螺山(つぶやま)、正面に広市街地と休山が広がります。
 マツが混在する植生に変わった雑木林を登ると小ピークで、僅かに木立越しに海側の視界が得られました。道は急傾斜になり岩を越えての場もありますが、傾斜が緩み前方が明るくなると山頂です。

○吉松山11:28〜265mピーク11:55                     
 山頂の取り付きは石組みの砲台跡で、縁を周った先に三等三角点が置かれていました。吉松山に限らず呉周辺には数々の防空砲台跡がみられます。山頂部は台地状で数基の砲台跡で占められ、コナラなどに囲まれ落ち葉で被われていました。展望は落葉期とはいえあまり良くありません。下山口が少し開けて瀬戸内海や安芸灘大橋、蒲刈島などが望める程度です。
 下山は東南方向に縦走路をたどりますが、この先はこれまでの苦路を補って余りある快適な稜線歩きを楽しめます。下山口から早速急な下りとなり落ち葉の堆積した道は大変滑り易くなっています。267mピーク鞍部までは山すその南を巻く穏やかな道が続き、左手には巨岩が堆積し一部には人工物も見られました。
  山頂から10分で267mピークへ向けての急な登りが始まり、ピーク肩まで登ると船津神社や野呂山の南端が見られました。22鉄塔への分岐を左に見送り穏やかな尾根道が続きます。岩の間を縫って進み一登りするとそれと気づかず267mピークを通過です。ピークからも雑木とマツの混生林の中、落ち葉を踏みしめての道が続きます。一旦下って軽く登り返すと5分で265mピークです。
 265mピークの少し先には平らな岩の点在する眺望の良い展望地があります。正面手前に広市街地そして王子製紙の白い排煙が目に付きます。左手には白岳山と螺山、その背後には瀬戸内海の能美、江田島、右に休山、灰が峰などが展開する素晴らしい景観です。

○265mピーク12:35〜JR広駅13:38
 下山は仁方第一トンネル西口を目指します。この先の混生林尾根も落ち葉に被われた道です。23,24の鉄塔保守路を見送り展望地から5分ほどすると、大小の岩が点在した岩の間を縫っての岩尾根道となります。
 展望地から12分ほどで25号保守路の分岐です。道なりに進みやすいところですが右折しヒノキ植林帯の急な道を下ります。(保守路分岐から2分ほど下ると右手に微かな踏み跡があります。平成23年には展望岩の札がありましたが、当時でも既に先はヤブ化していました) 
 25号保守路から5分ほどで傾斜が緩むと竹林が現れ、さらに5分で辺りが開けて26号鉄塔があります。これを過ぎると再び竹林に入り7分で27号鉄塔ですが、何れの鉄塔も展望はありません。27号鉄塔からすぐで海軍港領域と読める石柱が立つ鞍部の十字路です。左は仁方、右は広白石への生活道で下れば仁方第一トンネル西口の所に出ますが、既に廃道化しています。
  今回は直進急登して、歩きやすいトンネル上の道を2分で細い舗装路にでました。下山口には特に案内表示などは見られませんが、テープと火の用心の札がありました。左上方に見えるのは水道施設のようで仁方に繋がりますが、ここは右手に下ります。1分ほど先の急な階段を下ると白石団地の公園前に下山しました。団地内を下り3分ほど歩くと仁方第一トンネル西口の所に出ます。185号線沿いに20分歩いてJR広駅に帰着です。
                                                                                 広島里山紀行記


 

  

   

   
  9:55 JR広駅をスタート    10:13 船津神社の門前。一部メンバーが向かいます 

   

   
  10:15 舗装路経由で船津神社へ    10:27 船津神社を出発です 

   

   
  舗装路進むと前方に登山口が    10:30 登山口です。レンガ塀が目印に 

      
   
      明るいクヌギ林の階段道を   10:39 休山方向に展望が開けました 

      

   
     10:48 コブを越えます    道は険しさを増し 

   

   
  さらに高い位置からの展望が    岩を越えての所も現れてきました 

      
 
     11:11 吉松山の山頂が見てきて    

  

   

   
  11:12 山頂に到着です    三角点


   
                防空砲台跡が点在する山頂は余り展望が良くありません 

                  
                                    
 
   
   
      
  11:29 265mピークへ向けて下山です       山頂からは急な下りとなります
   
              
      山腹を巻く穏やかな道を       11:39 鞍部からは急な登りとなります 
   
      
  肩から野呂山の南端が。山頂部は見えません       267mピークへ落ち葉の尾根道
   
      
  11:50 267mピークと思われる地点を         11:51 265mピークへ向けて    

   
 
  11:55 265mピーク南の展望地に到着です   
 

   

          広市街地そして白岳山と螺山、背後に瀬戸内海の能美、江田島、右に休山などが展開  
   
     
  265mピークからも快適な尾根縦走路を       12:40 岩尾根歩きに変わりました 

      
   
   

   
      
  12:47 25号鉄塔分岐は右へ       急な下りとなります 

     
   
    傾斜が緩むと竹林に変わりました    12:56 26号鉄塔 
   
      
  13:03 27号鉄塔を通過です      13:06 鞍部の十字路に下りました
 
     
   
    十字路は直進しました。(右折も無理をすれば)    仁方トンネルの上を越えます 
   
      
  13:10 ここに下山しました。奥は水道施設       すぐ長い階段を下ります 

   

   
  13:15 白石団地の公園横に出ました   13:18 国道に合流です。(黄色は鞍部十字路から) 
 
    
   

 

       
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