山 名 | 絵下山 中野山 龍山 |
標 高 | 593m 580m 490m |
場 所 | 広島市安芸区矢野町 |
登 頂 | H28.6.1 |
アクセス | ○JR西広島駅8:21→JR矢野駅8:50→矢野駅前バス停9:10→昭和入口バス停 ○ニュータウン上バス停14:50→矢野駅前バス停→JR矢野駅→JR西広島駅 |
コース | ○龍山登山口9:52→龍山104:3→中野山11:15→絵下山12:00 ○絵下山13:29→発喜山13:45→矢野城趾14:22→矢野上登山口14:46 |
メンバー | 美12名 |
過去記録 |
○
龍山登山口9:52〜龍山10:43
JR矢野駅から乗車し昭和入口バス停で下車すると右折方向に「矢野憩い霊園・絵下山」の表示があました。表示に従い霊園のある寺屋敷峠に向かいます。峠から中国自然歩道「二艘木5.8km・串掛林道2.8kmk」の導標で右折して絵下山への舗装路を上りました。
バス停から約20分でキャンプ場入口に着きました。左側には霊園があり車道をもう少し奥に入れば広い駐車場があります。キャンプ場入口から舗装路を10mほど進んだ先の左手が龍山と中野山の登山口
で「竜山・中野山(竜の口岩)」の案内表示がありました。
登山口からすぐ急な道が始まりますが、長くは続かずやがて穏やかな道に変わります。尾根をたどる道は思いの外に良く遊歩道のようで新緑の中、落ち葉を踏んでの道は実に快適でした。登山口から13分ほどで前方が開けると竜山と中腹の竜の口岩が見えました。
さらに15分ほどで直進が「竜山・竜の口岩」、右側に「中野山近道」の表示がありトラバース道が分岐しています。直進しますが道は一転して急になってきます。分岐から3分ほどで前面に大岩が現れると竜の口岩
です。左に下れば直接岩の下に出られますが右に登り岩の裏手に回り込ます。進むと「竜の口岩展望この下すぐ」のプレートがありました。階段を下り改めて竜の口のような岩の下に立つと焼山団地方向の展望が得れ、眼下に本庄水源地とその先に鉾取山系や小田山が望めます。3分ほど登ると「五月台公園(寺屋敷)」の表示があり寺屋敷の団地への道が分岐していました。竜の口岩から8分で竜山に到着です。
○龍山10:45〜中野山11:15
龍山(490m)の狭い山頂は樹林に囲まれ展望はありません。山頂からは3方向に道が分かれ北方向に「自由広場」、西方向が「中野山」となっています。南方向にも良い道が下り「焼山公園・二艘木・深山の滝」の案内があり、頭上のプレートには「龍(の口)山(西中野山)三角点へ」と書かれています。499mの三角点(西中野山)を経由して二艘木、深山の滝方面つながるようです。
中野山へは広くて良いけれども一直線に下る大変急な道です。下ること5分で鞍部におりました。鞍部
は十字路で西方向に「中野山」、降りてきた東方向が「竜山」、北方向に下るのが「霊園横近道」、南に下るのが「西小屋・焼山公園・深山の滝」とあります。
中野山へ向かいますが再び視界の無い中の急登です。5分ほどでロープがありますがとくに必要ではありませんでした。ロープから耐えること3分で突然に視界が開けると焼山展望地
で、「焼山展望地 中野山10分・竜山鞍部5分」の表示があり焼山団地と灰が峰、烏帽子岩山、そして江田島などが広がっています。
展望地からも急な道が続きますが6分で「中野山・登山口」の分岐
です。右の登山口への道は絵下山へつながりますので先ず中野山に向かいます。登るにつれて大きな岩の間を縫っての道になり分岐から4分、目の前が開けて山頂の岩の上に出ました。
山頂は十文字に割れたような高さ数メ−トルの巨岩で南側は屹立しています。展望は南から西に開けて焼山団地や天狗城山、烏帽子岩山、灰が峰、鉢巻山、江田島などが望めます。
○中野山11:34〜絵下山12:22
下山は先ほどの「中野山・登山口」の分岐まで引き返しました。分岐から2分ほど急な道を下ると広い道に合流しますが、ここには小さな「中野山入口」の手書きプレートが架かっているもののアジサイの陰で見落としそうです。3分ほど広い道を進むと「二重ガードレール
」と呼ばれる舗装林道に出合いました。ここには「中野山登山口」と「三段の道・二艘木・深山の滝」の表示があります。三段の道の方へ進むと地デジ電波塔へ向かいますが、今回は舗装路に出てすぐ先のテープのある個所から絵下頭と呼ばれる絵下山の山頂を目指しました。踏み跡まがいの急坂には途中ロープもありましたが登り切ると遊歩道に合流しました。
広く穏やかな道を進むと大岩があり「絵下山山頂」の標柱が立つ絵下頭に到着です。絵下頭の岩からは左手に熊野の町が展望でき遠くは鉾取山系、三石山、観音山、小田山、直下に本庄水源地、そして焼山の団地、野呂山、灰ヶ峰、鉢巻山、休山などが広がり右端には中野山が覗いています。山頂からさらに北上すると今度は天狗岩
ですが、裏に回ったテラス状岩からはやはり熊野方面がみえています。
天狗岩からは階段を軽く下り遊歩道本道に合流すると右折が「入口広場・駐車場」、左折「トイレ・頂上広場」とあります。広い遊歩道を頂上広場に向い3分で林道に出ると「絵下山遊歩道」の案内があり直前に山頂への近道が登っています。林道を上り電波塔管理道を見送ると中展望台入口で「展望台70m・頂上広場150m」とあり、右に下る道が「二艘木・深山の滝・小屋浦方面」とあります。
先ず三角点のある頂上広場に向かいました。以前のホームテレビ塔跡は広島市内や広島湾の島々を見渡せる実に伸びやかな広い公園(北展望台)に変貌し、中央部の高みの大岩に三角点が置かれていました。
山頂からは広島湾を目の前にして広島市街地と呉婆々宇山から大茶臼山、鈴が峰、極楽寺山などそして江田島、似島、宮島などの島々が一望できる大パノラマが広がっています。
頂上広場から再び中展望台に向かいました。。
○絵下山13:29〜矢野上登山口14:46
中展望台の東屋からは頂上広場より少し位置を移した展望が得られます。TSSテレビ塔跡は小高い広場となっていましたが展望はありませんでした。
下山は矢野ニュータウンに向けて下りますが、下山口
は展望広場の北側の電波塔の所で「野間神社・天神バス停」の表示があります。すぐ急な木階段ですが結構整備された道です。この先は野間神社、矢野城跡と歴史のロマンを感じながらの下りとなります。
広くて明るい道を8分で左手に「明神山」への道が分岐します。分岐からも広い尾根道を下りますが一旦下って登ると7分ほどで再び左手に「明神山」の道が分岐し、次いですぐ「発喜山」の表示です。
発喜山(476m)は山頂スペースも無く単なるピークで表示がなければとても気づきません。発喜山から急降下するとすぐ左手に道が下り、「展望岩・陰野の滝下山口(矢野ニュータウン上下山口)」とあり、テープが巻かれた踏み跡のような道が下っていました。 相変わらずの良い尾根道を下って一登りすると野間神社の社に到着です。野間神社
は室町時代の野間氏の居城である矢野城の一部で野間氏を祀っているようです。
神社前の石段を下るとマサ土の急峻な道となり、途中東側に視界が少し開けていました。シダが現れると少し道が緩み一息つけます。この先は「金明水」の辺りでしょうか、植林の中のガレた足場の悪い道を下ります。道が再び穏やかになると「矢野ニュータウン」の表示で左に下山路
が分岐し、直進したすぐ先が「矢野城趾」で寄り道します。
矢野城趾
には五輪の石塔と矢野城趾案内板や県史跡と刻んだ石柱が設置してあります。矢野天神登山口はそのまま直進しますが、今回はニュータウンに下山するため分岐まで引き返しました。尾根の西側を巻く道は狭く急ですが2分で「城趾下分岐」の表示があり矢野の街と海田湾が望めました。次いで10分で「福永山」の分岐を過ぎて山すそを巻くと左下に谷川がみえてきました。
砂防堤「小ダム」にでてダムの脇から一登りし幾つかの小橋を渡るとニュータウンの
矢野南5丁目にでました。ここには「矢野上登山口
」の表示があり絵下山まで2km90分とあります。ここからはニュータウン上バス停まで歩きます。
広島里山紀行記
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