【概　要】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　広島市佐伯区の武田ケ城山（253m）は鈴が峰、鬼ヶ城山などと共に美鈴が丘団地を環状に取り巻く山並みを形成し宮島の絶好の展望地です。多少、樹木に遮られるものの南広島アルプスの一部や廿日市市、佐伯区の山々などほぼ360°の展望が得られます。

　武田ケ城山で行われた「見ぬ友と心結ぶ　のろしリレー　1016」に参加しました。  
　2014年に「島の輪がつながる。人の和でつなげる。」をコンセプトにして広島・愛媛両県の観光キャンペーン「瀬戸内しまのわ2014」が行われましたが、のろしリレーはその一環として広島市安芸区の有志によって絵下山を起点に民間企画イベントとして行われました。かつて村上水軍も活用したとされる古来の通信手段である「のろし」を使って、瀬戸内の島々や沿岸部の山を「のろしのリレー」で繋ぎ友好の絆にしようとする試みで、今回「のろしリレー　1016」として継承実行されました。
　のろしリレーの準備は日頃から登山路などの整備をされている地区のＡさん達により整えられていました。運搬手段のない山頂へ人力で資材を運ばれたご苦労には感謝です。
　梅雨の真っ直中でしたが、当日の武田ケ城山は幸い雨にも見まわれず、20名余りの参加者が見守る中、点火され勢いよくのろしがあがりました。向かいの鬼ヶ城山の黒煙は目視できたものの、曇天で絵下山や宮島弥山ののろしは確認できませんでした。
　鎮火を確認した後は、登山路の整備をされているＷさんの案内で西側の登山口に下山しました（東側からのメインルートは前回の報告をご覧ください）。まだ整備中とのことでしたが雑木林を切り開いたルートが急傾斜で下っていました。