山 名 | 二ケ城山 松笠山 |
標 高 | 483.2m 374.6m |
場 所 | 広島市東区 |
登 頂 | H29.10.11 |
アクセス | ○広島バス新幹線口バス停→豊芝入口バス停 ○広島バス上小田バス停→広島バスセンター |
コース | ○新幹線口9:05→豊芝入口バス停9:25→9:45登山口9:55→縦走路分岐10:54→二ヶ城山10:59 ○二ヶ城山10:54→蝦蟇ヶ峠登山口11:50→菰口憩の森11:54 ○菰口憩の森12:06→分岐12:36→松笠山12:37 ○松笠山13:12→13:04八畳岩13:41→JR戸坂駅14:57 |
メンバー | 美6名 |
過去記録 | H25.10.2 H21.4.9 |
○馬木八幡神社コース登山口9:55〜二ヶ城山10:59
登山口から2分の耕作跡地を過ぎると雑木林に入りますが、薄暗い樹林は鉄塔の巡視路とは云え相当に足場が悪い道です。つかの間、開けた場所に出たかと思ってもすぐ閉ざされ道は次第に険しくなり、つかまる立木も見当たらない急斜面をひたすら登ります。
登山口から25分で大小の石と倒木が散在する開けた場所に出ましたが、ここが土砂崩れ跡でしょうか。この先も超急登は続きますが7,8分でようやく支尾根に出るとすぐ開けた6番鉄塔
です。高圧線は馬木の広島変電所へ伸び上部に「馬木八幡神社コース登山口」の案内がありました。霞んでいますが呉婆々宇山を正面にして市街地方面が望めました。
鉄塔からは巡視路を離れコシダや岩も見られる明るい尾根の道を登り軽いアップダウンを繰り返して17分ほどで主尾根に出ました。出たところは二ヶ城山と木の宗山を結ぶ縦走路
で左方向が「二ヶ城山山頂」、右方向に「登石・三田ケ峠」、登って来た道が「馬木八幡神社」とあります。ここから5分で二ヶ城山の山頂に到着しました。登山口からは1時間弱でした。
○二ヶ城山11:21〜蝦蟇ヶ峠登山口12:19
露岩が点在する二ヶ城山の山頂は四等三角点が置かれています。さほど広くありませんが「二ヶ城趾 馬木郷土史愛好会」のプレートが傍らの樹幹に架けられており山城があったようです。強い霞の影響もありますが山頂からの展望は思いの外に悪くわずかに開けるだけです。南方向には呉婆々宇山の裾から広島市街地と広島湾が望め、樹間からは北から東が垣間見られました。
展望はむしろ山頂から北側に向けて1分ほど下った展望地
の方が良く、散在する岩群の前は切り開かれており広島南アルプスと荒谷山、緑井権現山、阿武山が眼前です。視界が良ければ芸北の山並みまで見通せるはずです。なお展望地の右手には岩の上バス停コースから派生したルートが登ってきています。
山頂から次の目的地の松笠山を目指して2分ほど降ると分岐があります。「緑ふれあい登山コース」と書かれた案内板が架けられ左方向が「菰口憩の森」、右方向が「矢口方面」、下って来た方向に「二ヶ城山山頂」と書かれています。これまでとは打って変わって広くなった道を左折して「菰口憩の森」方面に下ると4分で軽い岩場です。上空が明るく開けて道をたんたんと降ると分岐から10分で鉄塔
に出ました。左手東方向が開けて呉娑々宇山と馬木の家並みが望め、また左に急な巡視路が下っています。
鉄塔を過ぎると植林の薄暗い道に変わり、10分で「千人塚入口350M」のプレートがありました。千人塚分かれから284mピークを越えて30分足らずの小ピークに「いこいの場入口」の札が立っていました。道はピークを迂回していますが登ってみると整備され木製ベンチが置かれて前方の視界が確保されていました。「憩いの場」から急な道を降ると蝦蟇ヶ峠登山口(かまがとうげ)に下山しました。フェンスに「二ケ城 緑ふれあい登山コース登山口」の案内表示があり、「二ケ城山登山口 山頂まで2142m」と書かれた手書きプレートも架けられていました。山頂からはほぼ1時間でした。
○松笠山登山口12:22〜松笠山13:00
蝦蟇ケ峠は左が上温品バス停へ、右は菰口憩の森公園を経て矢口のバス停へと続きます。二ケ城山登山口から右に進み広い駐車スペースの前を過ぎると3分で左手に「二輪車乗り入れ禁止」の掲示がある公園の入口です。登ると「松笠山山頂」の案内板がありました。 公園で小休止の後、山頂に向けて芝生広場の脇を登ると植林地に入りますが、ここにも「松笠山山頂」の案内板がありました。振り返ると二ヶ城山の全貌が見渡せます。
公園上部の東屋で一呼吸入れて、右手にヒノキの植林地を見ながら急登ると東屋から20分足らずで水平道に出ました。水平道は山頂を迂回する本道ですが、ここに「松笠山山頂近道 約10分」のプレートがありますので登ってみました。ほとんど道とは云えない急斜面を登ると東浄団地・戸坂中学校からの尾根道に合流しました。出たところにも「菰口憩の森近道 二ヶ城山迄約約1時間」のプレートがありますが、ここから2分進んだ所にもテープがあり近道が登ってきていました。合流点から穏やかな尾根道を4分で山頂に到着しました。公園からは1時間でした。
○松笠山13:32〜14:04八畳岩
広い山頂は四等三角点が置かれ「あさきた里山マスターズ 松笠山」のプレートが架かっています。中国電力のマイクロウェーブ中継所に占拠され、展望は西側に武田山方面、東側に呉婆々宇山方面が開ける程度です。
山頂からは八畳岩に向かいます。中継所の左側から急な道を下ると2分で右から巻き道の本道が合流します。合流点には右に下る方向に「菰口憩の森1000m」、山頂方向に「東浄団地1200m」、進行方向に「戸坂駅2600m」とありました。視界の無い雑木林の尾根道を進むと右下に元無線中継所の管理道である舗装路が現れてしばらくは並行して進みます。山頂から20分、急な道を登った小ピークに331.5mの四等三角点
がありますが、今回は切り開かれて視界が確保されていました。
三角点から2分でJR戸坂駅への分岐
で「松笠山縦走コース」の案内板があります。左が松笠観音寺への近道、右が八畳岩や松笠観音寺に下るルートになります。右に穏やかに下り気味の広い快適な道を進むと7分で分岐ですが「戸坂駅1400M」、「松笠山1200M」、「展望台100M」の標柱があります。右折すると1分で前方が開けて岩場が現れると八畳岩に到着です。
○八畳岩14:30〜矢口登山口15:20
八畳岩は以前より樹木が成長したようですが、眺望の少ない松笠山山頂に代わって展望の開ける場所です。やや霞んでいましたがそれでも露岩の展望台からは太田川を眼前にして、宮島や鈴が峰から武田山と連なる広島南アルプスそして荒谷山、野登呂山、緑井権現山、阿武山などの素晴らしい景観を楽しむことができました。
しばらく展望を楽しんだ後は矢口側の登山口に向かいます。右手を入ると小さな祠
の置かれた露岩群があり、その先にシダに覆われた細道が下っています。深いシダはすぐ終わりこの先は北尾根をたどります。さして利用者は多いとは思えない道ですがそれでもしっかりとした踏み跡が続き、照葉樹林の中で展望は得られないものの、真夏を思わす季節外れの陽射しを遮ってくれます。緩やかな尾根道はとくに難所もありませんが、八畳岩から12分ほどの場所に岩の間を抜け降る所が一個所ありました。ただここも岩の右手を迂回すれば問題はありません。この先は道も広く良くなりました。下るにつれて分岐らしき地点も現れますが何れもテープが見られ、分岐は原則左に降ります。
尾根道を下ると八畳岩から28分で182.3mの四等三角点が道の左手に置かれています。通過点で特に展望もありませんでした。その代わり三角点から3分の所で左上方にある大岩に寄り道すると、展望地で太田川を挟んで正面に荒谷山が望めました。大岩から6分ほどで分岐で、右手に進むと明るく開けた13号鉄塔があり荒谷山、阿武山、白木山山塊などを見ることができました。再び分岐に戻り左に下り12号鉄塔を左に見て下ると中国電力矢口変電所
です。右手に回ると変電所正門に出ますが、案内表示などは見当たりませんでした。八畳岩からは50分でした。
口田南のふじランド団地
を抜けて広島バスの上小田バス停まで20分ほど歩きます。
広島里山紀行記
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9:25 豊芝入口バス停で下車 | バス停先のスーパーの角を右折します |
9:33 馬木八幡神社の階段を登り | 八幡神社 |
9:44 登山口の案内表示がありました | 9:45 登山口になります |
登山口の向かいに童面堂が | 9:55 登山口を出発です |
鉄塔管理道を進みます | 薄暗い道を |
道は超急登となりました | 10:20 土砂崩れ跡のようです |
急な道にはロープ類は見当たりません | 直登の道が左に振れると |
10:30 尾根に出ました | 10:31 すぐ鉄塔に |
鉄塔上部にも案内表示があります | |