山 名 | 鉢ヶ峰 大平山 米田山 |
標 高 | 429.7m 424.5m 357.2m |
場 所 | 広島県三原市 |
登 頂 | H29.2.1 |
アクセス | JR西広島→JR糸崎駅 |
コース | ○JR糸崎駅9:20→9:33福寄登山口9:40→10:27尾根縦走路10:29→米山10:45 ○米山10:55→学校林分岐11:20→11:32大平山11:35 ○大平山11:35→11:56首無し地蔵11:58→尾根鳴滝分岐12:08→鉢ヶ峰12:10 ○鉢ヶ峰13:12→中間点13:28→13:46御山公園13:49→鉢ヶ峰登山口14:05 |
メンバー | 美11名 |
○JR糸崎駅9:20〜米山10:45
JR糸崎駅前から国道185号を横断して西に進みすぐの糸崎駅西町掲示板の所で右折します。細道に入り糸崎第二公園を抜けて北上し三原バイパスの下を潜り(ここで左に進むと道の駅(みはら~明の里)です)、右折して東にバイパス沿いの側道を進みます。ガードレールの切れ目のある所からすぐの地点に登山口があります。登山口の高みには「三原山の会」の「みはらし連山(福寄)登山口」の導標が立っています(来た方向には糸崎駅方面とあります)。
登山口からすぐ急登ですが落ち葉に隠れたコンクリート道はなかなか登りにくものでした。地道に変わっても落ち葉の急登が続きます。登山口から15分ほどで階段が整備されていました。199mピークを越えると道が緩み明るい登路を進むことになりました。登山口から28分ほどの360m台ピークを越えて一登りすると「みはらし連山」の縦走路に合流しました。直前では佐木島と宿祢島が見えます。登ってきた方向には「福寄・糸崎駅方面」、左(西側)方向は米田山、右(東側)は大平山の導標が立ち、またコース概念図もあって位置確認にも助かります。
今回は先ず米田山(357.2m)に向かいました。尾根道は視界は無いものの良く踏まれ快適に歩けました。軽くピークを越え鞍部に降りると山頂へ向けて急な登りが待ち構えていました。ロープに助けられて登ること4分で米田山に着きました。福寄下山口から約16分ほどでした。
○米田山10:55〜大平山11:32
三等三角点が置かれた山頂は南側が開けて筆影山を正面にして瀬戸の海と島々が広がります。展望を楽しんだ後は大平山(424.5m)に向かうため往路をたどり福寄の下山口に引き返しました。西にそのまま進むと象山となっています。
福寄下山口から大平山へ向けては急な登りです。8分ほどで鞍部の分岐に着きました。「市学校林」プレートのある分岐にはベンチと鉢ヶ峰山頂まで2.100mの導標が置かれ佐木島方面が見えました。分岐から4分ほど頑張ると無線中継所の管理道に出ました。ここにも導標があり管理道を下ると糸崎神社と書かれています。表示に従い5分ほど管理道を上ると右手にプレートが架かりショートカット道が登っています。登ること3分でガードレールの切れ目から再度管理道に出ました。樹幹には「米田山」への指示プレートが架かっています。
出た所は管理道の終点で無線中継電波塔の前でした。大平山の山頂はこの中継施設に占拠され、施設の裏に回った茂みの中に四等三角点が隠れるように置かれていました。
○大平山11:35〜鉢ヶ峰12:10
あまり展望の無い山頂を後にして鉢ヶ峰に向かいます。管理道を少し下ると鉢ヶ峰への導標があり左折すると次のパラボラアンテナ塔があり、フェンスに「鉢ヶ峰30分、鳴滝山90分」のプレートがありました。
すぐ急な下りにかかりその後もアップダウンを繰り返しますが落ち葉の道は快適で、最後の階段道を下ると鞍部に降りました。大平山からは20分でした。鞍部は十字路で「←大平山・鉢ヶ峰→」と「←中之町・糸崎神社→」の導標があり南に下ると先ほどの管理道に出られるようです。また鞍部の小さな祠には首無地蔵が祀られていました。
鉢ヶ峰へは登りとなりますがすぐ左に鳴滝山への表示、次いで6分でまた左に鳴滝山への表示がありましたが何れもトラバース道と思われます。視界はあまりなく時々北の山並みが見える程度で、ロープが張られた急坂を登ると尾根縦走路に出ました。尾根には「←鉢ヶ峰・鳴滝山方面→」の導標とコース概念図がありました。
鉢ヶ峰に向かうとすぐ送電鉄塔で尾道水道方面がよく見えます。前方に鉢ヶ峰をみて一旦下りロープのある急坂を登り返すと前方が明るく開けてきました。左に「観音寺本堂450m」の表示があり赤石バス停からのコースが合流してきます。次いですぐの「←木原町(赤石)・鉢ヶ峰、糸崎神社→」の導標を見送ると鉢ヶ峰の山頂です。首無地蔵からは約20分でした。
○鉢ヶ峰13:12〜鉢ヶ峰登山口14:05
二等三角点の置かれた鉢ヶ峰の山頂は広々とし南側が大きく開けています。東方向に因島大橋や因島、南には小佐木島、佐木島その奥に生口島そして大三島など芸予諸島、西方向には竜王山・筆影山、三原市街などが望め瀬戸内の多島美が堪能できます。多少梢に遮られますが背後にも大峰山などの山並みが連なっています。
下山は赤石バス停ではなく糸崎神社の方に下るため西側の下山口から降ります。道は急ですぐロープも現れます。落葉した明るい尾根をたどる道は前方に海を見ながらどんどん高度を下げます。歩き始めて15分ほどで山頂と御山公園の中間点(0.7km)のプレートがありました。海が近づいてくるに従いササが現れ、やがて御山公園が見えてきて石垣の側を抜けると公園に出ました。山頂からは約35分ほどでした。
出たところには仮設のトイレがあり「みはらし連山(鉢ヶ峰)登山口」の導標が立っています。公園の広場の西側からは因島大橋が東からは三原市街地がみえます。
公園からは展望を楽しみながら15分ほど舗装管理道を降ると糸崎の集落に出ました。ここに「登山口」の表示がありました。山頂からは50分余りでした。
ここから5分でJR山陽線の踏み切りを渡ると糸崎神社で、神社は樹齢推定500年とされる神木の大楠や今年築城450年の三原城から移築した神門がある堂々としたものでした。神社前からは折良く便のあったトモテツバスでJR糸崎駅に移動できました。
広島里山紀行記