山  名    石嶽山(かけさん) 
 標  高  531m 
 場  所  広島県安芸郡熊野町 
 登  頂  H29.4.12
 アクセス   ○JR西広島駅8:21→JR矢野駅8:53→矢野駅前バス停9:05→矢野町役場前9:43
 ○矢野町役場前バス停14:25→矢野駅前バス停14:50 
 コース  ○熊野町役場9:39→豊岡商店前バス停10:04→登山口10:11→尾根分岐10:33→天狗平10:37
 ○天狗平10:45→展望岩11:36→535mピーク11:39→石嶽山11:48
 ○石嶽山12:54→砂防堰堤13:34→林道登山口13:38→豊岡商店前バス停13:50→熊野町役場14:03 
 メンバー  美9名 
 過去記録  

 

                                【概 要】                                
 広島県安芸郡熊野町の石嶽山(かけさん)は標高は531mですが、地形図上には山名の記載はありません。山頂付近には観音堂があり、全山では50余りの神仏が祀られると云われています。山頂直下の展望地からは北側が開けており、熊野町の町並みを正面にして絵下山そして金ヶ燈篭山から鉾取山に至る通称安芸アルプスの稜線が望めます。またルート上の天狗平(394m)の展望岩からは三石山や絵下山そして金ケ燈籠山などを望むことができます。
 今回は長尾配水池タンク先の登山口から天狗平を経て石嶽山に登り、観音堂の参道を下って砂防ダム下の林道に下山しました。

○熊野町役場9:39〜天狗平10:37
 熊野町役場で情報を得て登山口に向かいます。町民会館から熊野東中学校入口を左に見送ってて進んだ先の分岐に、地域循環バス「おでかけ号」の「東中入口」バス停があります。バス停右側の坂道を進むと四差路でカーブミラーの所に「豊岡商店前」バス停があり、熊野町教育委員会の「石嶽山・観音堂」の概念図がありました。四差路の左の道は帰路となるのでそのまま直進します。2分ほど歩くと分岐で、広南工作所の建物があり自販機が置かれています。ここは左折です。またすぐ先の分岐は右折します。工作所から4分で長尾配水池のタンク、次いで1分で墓所がありここが登山口となります。
 登山口にはとくに表示はありませんが墓所の脇に道が上っています。2分ほど登ると林に入りますが、ここに円形のルート概念図がありました。20分登った尾根分岐で右折し5分で天狗平、左折すると90分で石嶽とあります。常緑主体の雑木林は次第に斜度を増し、支尾根に乗ると左手にヒノキ林を見ながらの急登になりました。ルート概念図の所からちょうど20分で尾根分岐にでました。
  尾根分岐に出ると「 ←石嶽山・天狗平→」 の案内表示があり、来た方向には「町民会館」の表示もあります。先ず右折すると4分で天狗平に着きました。

○天狗平10:45〜石嶽山11:48
 天狗平の山頂には標高を示す394mのプレートが架かり土岐城山や小田山などが樹間から見えています。天狗平と云っても狭いピークで展望も良くありませんが、西側に少し下った展望の岩場からは、眼下に広がる熊野の町並みや左手に観音山と三石山、中央奥には絵下山そして右手には安芸アルプスの金ケ燈籠山などを望むことができます。
 展望を楽しんだ後は一旦尾根の分岐まで引き返して改めて石嶽山に向かいます。分岐から先は尾根を忠実に歩くことになりますが、しばらくは緩やかな尾根道ですが7分ほどで岩も現れる急登になりました。登ると最初のピークで、続いて2番目のピークを越えますがこの間は視界も得られません。しばらく進むと谷の向こう石嶽山が見えました。視界の無い尾根道を進むと突然開けて展望岩に出ました。張り出した岩からは左に灰が峰、中央に観音山・三石山、右手に絵下山などが広がっています。
 展望岩から3分で535mのピークですが展望もありません。南に下ると呉地ダムと書かれたプレートがありました。この地点からルートは北方向に転じることになり、穏やかな尾根道を進み軽く登ると535mピークから10分足らずで石嶽山に到着しました。

○石嶽山12:54〜熊野町役場14:03
 石嶽山はおおよそ山頂らしい雰囲気は感じられず、プレートが無ければそれと気付きそうにもありません。左手(西側)には帰路に利用する観音堂経由で砂防ダムへの下山路が下っています。山名表示の他に「←熊野展望岩・石嶽観音↓」のプレートもあり、表示に従って下ると3分足らずで展望岩に出ました。展望岩は北側が開けて絵下山そして金ヶ燈篭山、城山、洞所山、原山、鉾取山と続く安芸アルプスと小田山、その麓に広がる熊野の町並が望めます。
 下山は山頂へ戻り石嶽観音経由で砂防ダムへ下ります。急坂の道を下ると6分ほどで観音堂ですがお堂はかなり荒廃し、その少し先の高みの岩に身代り大師の像がありました。観音堂から先は参道を下ります。しばらく下った「御神水」の水汲み場がある赤い鳥居を潜り、急な道を下ると祠と岩の点在する荒れた竹林に入りました。観音堂から18分ほどで小さな沢を渡るとこの先は道も穏やかになります。沢から8分で「石嶽山観音霊場・身代り大師参道」の標柱がありました。
 標柱から8分足らずで竹林の中の参道と化した石積み砂防堰堤ですが、渡るとすぐ大きな砂防堰堤の脇に出ました。白い手摺の階段道を下ると、ここにも「石嶽山観音霊場・身代り大師参道」の標柱があります。標柱からはすぐ舗装林道に出ました。
 出口には登山口の案内はありませんが「石嶽山霊場参道・身代り大師・650m」の標柱が立ち、林道上手には砂防ダムが壁のように立ちはだかっています。林道を下ると間もなく電波塔、次いで水月観世音菩薩の祠を過ぎると登山口から12分で豊岡商店前バス停の四差路に出ました。
                                                      広島里山紀行記



 


  

   

   
  熊野町役場前バス停で下車    9:58 東中入口バス停を右折します 

   

   
  10:04 豊岡商店前バス停を直進します   バス停は赤方向に進みます。白は帰路に 

   

   
  四差路には「石嶽山・観音堂」の概念図も   10:06 工作所前を左折。次の分岐は右折します 

   

   
  10:10 長尾配水池タンク前を    10:11 墓所の脇が登山口です

   

   
  10:13 足下に案内標識がありました     案内標識です
 
    
   






         
     意外に急な登りです          支尾根の道を登ると      

     

     
  10:33 尾根分岐に出ました。右折(白)し先ず天狗平へ   途中で土岐城山(中央)が見えました 

  
 
  
   

   
  10:37 天狗平、と云っても小ピークです   展望も樹木に遮られて 

     
   

     
    西に少し下ると展望地があります   
 

  
  眼下に熊野の町並み。 左手に観音山と三石山、中央奥には絵下山そして右手には金ケ燈籠山などを  

   

   
  10:53 分岐まで戻り石嶽山へ。下りは町民会館に   最初のピークを越えて 

      

      
     一旦緩んだものの       2番目のピークが 

   

   
     展望の無い尾根道を進みます

   
 
  11:34 展望岩がありました  

   
 
      左に灰が峰、中央に観音山・三石山、右手に絵下山などが広がります。 遠くには江田島、能美島も 
  

       





   
      11:39 535mピーク、展望はありません   ピークは呉地ダムへの分岐点になります

   

   
  明るい尾根道を進むと    石嶽山に着きました 


  
   

   

   
  11:48 石嶽山は山頂の雰囲気に欠けます   11:51 山頂の北に展望岩がありました

    
           

   絵下山そして金ヶ燈篭山から鉾取山へと続く安芸アルプス、その麓に広がる熊野の町並が望めます   パノラマはこちらへ

                   
                                      

    

   
  12:54 石嶽山から下山です   山頂を振り返ります。右手は天狗平へ 

   

   
  山頂からは急な下りです    13:03 観音堂、少々荒廃気味でした

      





   
     岩の上には身代り大師が        13:08 鳥居を潜ると御神水の水汲み場

   

   
  鳥居を過ぎると急な下りが続きます    下山路には幾つかの祠が 

   

   
  13:24 沢を渡ると道も緩んで    13:32 石嶽山観音霊場・身代り大師参道の標柱

   

   
  13:33 参道と化した石積み砂防堰堤を越えて   13:34 砂防ダムの脇を下ります

   

   
  ダム脇の階段を下ると参道の案内が    13:37 舗装林道に出ました 

   

   
  林道登山口には霊場参道の案内表示があります      電波塔の横を 

   

   
  13:42 水月観世音菩薩の祠  

   

      
  13:50 豊岡商店前バス停に帰着しました  
   
   
   

 
 
 
      
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