山  名    経小屋山 
 標  高  596.6m
 場  所  廿日市市大野町
 登  頂  H29.5.17
 アクセス  JR五日市駅→JR大野浦駅
 コース  登り:塩屋コース
 ○JR大野浦駅8:26→8:35塩屋コース登山口8:43→妹背の滝分岐9:35→宮浜コース分岐10:36→南展望台10:43
 下り:宮浜コース
 ○展望台11:27→宮浜コース・下山口11:31→登山口12:33→JR大野浦駅13:29
 メンバー  美9名
 過去記録  H27.4.7 H24.4.24  H22.5.25  H21.3.18  H20.4.5  H18.12.16

 

                                 【概 要】                               
 廿日市市大野町の経小屋山(596.6m)は宮島の対岸に位置しますが、沿岸部の里山の例に漏れず海抜0mから立ち上がる登路はなかなか急峻です。また点在する岩群はこの山独特の景観を生み出しています。二等三角点の置かれた山頂からの眺望は余り良くありませんが、途中の尾根道や展望地では大野瀬戸と安芸の宮島を目前にして安芸灘の多島美を楽しめます。
 登山コースは妹背の滝、塩屋(大野浦駅)、宮浜、鳴川、玖波など複数ありますが何れも登り応えがあります。今回は午後からの天候急変も予想されるため塩屋(三軒屋墓苑登山口)から登り宮浜温泉に下るコースをとりました。

○塩屋登山口8:43〜妹背滝コース合流点9:35
 下車したJR大野浦駅は新築工事中でした。駅前の道を左折して4分ほど進んだ左手に消防団車庫と八区集会所があり、反対側の駐車場角に「経小屋山・登山口」の案内表示があります。案内に従って右折し自動車道高架ガードの下を潜ると三軒屋墓苑でその突き当りが大きな塩屋川砂防堰堤です。
 堰堤の右脇が登山口で「経小屋山登山口」の表示が立ち、急なコンクリート階段が上っています。左手に谷を見ての急登が続きますが、登山口から24分ほどで経小屋山と城山との分岐に出ました。分岐には大岩があり木立に小さなプレートが見えました。
 分岐からは多少のアップダウンはあるものの明るい尾根の快適な道が続きます。この季節は若葉の茂る木立により視界はありませんが、分岐から7分ほどで初めて宮島の岩船岳が望め、その後も時折視界が得られ城山も見えました。分岐から25分ほどで260mピークに着くと経小屋山が正面に見えてきました。ピークから急降下すると鞍部で「城山・大野浦駅」「経小屋山」「妹背の滝」とそれぞれの方向を示す案内表示が立ち、右手からは妹背の滝コースが合流しています。 

○妹背滝コース合流点9:36〜南展望台10:43
 鞍部からは経小屋山を目指してしばらく平坦な道を歩きますが、10分ほども歩くと次第に斜度が増してい行きます。一旦緩むようになると、ときおり視界も得られ宮島が見えました。この先は最大の難所であるジグザグ急登にかかりますが、視界の無い中しばらく耐えると鞍部から45分程でロープの掛かる岩場です。この辺りから公園領域に入り木階段が現れて道も格段に良くなります。登ると北から東方向に開けてます。再び視界が閉ざされた階段を登ると尾根分岐に出ました。鞍部からは1時間足らずでした。
 尾根分岐には案内表示が立ち左が「宮浜ルート」、右は「山頂」、登ってきた方向には「妹背の滝・大野浦駅」となっています。右折して山頂方向に進み尾根道を10分ほど歩くと南展望台と山頂との分岐で、標柱には「妹背の滝3.5km」、「大野駅3.5km」、手書きで「展望台」とあり、そして山頂方向を示すプレートもあります。山頂はパスして南展望台に向かうと2分で到着しました。
 東屋のある南展望台はカキ筏の浮かぶ大野瀬戸と安芸の宮島を目前にして東側に広島市、西側には大竹市から岩国市を一望でき、条件次第では四国連山まで望めるとされる展望地です。

○南展望台11:27〜宮浜登山口12:33
 展望台からは鳴川コースや玖波コースへ連絡しますが、今回は下山は宮浜コースとして「妹背の滝・大野浦駅」と「宮浜ルート」の分岐まで引き返します。
 展望台からは4分で妹背の滝分岐ですが、すぐ先が下山口で「宮浜コース・下山口」の案内標識があります。下山口の左手には宮島を見下ろす展望岩がありロープもありここに出てくるルートがあるようです。
 下山口からは早速急な下りが始まります。10分ほど下ると広島湾や宮島が見え、さらに10分余りの所で振り返ると展望台や展望岩が望めました。左手に赤テープがあり展望の期待できそうな露岩がみえましたがパスしました。道が一旦穏やかになり下山口から35分ほどで「標高約300m地点 」とある展望の岩に出ました。
 標高約300m地点からは宮島の岩船岳から大竹市方面が広がり、谷を挟んで岩群の岩滝コースの尾根も望めます。この先は急な下りに戻りますが、視界もしばしば開けてきます。5分ほどで「標高270m地点」の標識が立つ展望地に到着しました。
 標高270m地点は擬木の安全柵で囲まれ、より近づいた宮島と海に沿った大野の町並みが望めます。展望地から下るとすぐに右手に麓からも目立つ巨岩の頂が見えています。右に巨岩を見ながらの道は明るく快適です。滑りやすいマサ土の道が終わると、標高270m地点から15分で「経小屋山登山口右側に入る」の案内標識、次いで5分で人家が見えて「経小屋山登山口」の案内標識の立つ舗装路終点に出ました。南展望台からは約1時間でした。
 登山口からは山陽自動車道高架ガード下を潜り、宮浜温泉を抜けて国道2号線に出てJR大野浦駅に帰着しました。登山口からは約1時間でした。なお宮浜温泉から国道に向かわず、左折すれば少し時間短縮できるようです。
                                                      広島里山紀行記   



 
 
 





   

      
  8:26 工事中のJR大野浦駅から出発です       8:34 自動車道を潜って 

   

   
  8:43 塩屋コース登山口から    9:07 分岐を左折します。 白は城山へ 

   
  


   
  9:15 視界が開けて岩船岳が望めました   快適な尾根道です  





   

      
  大野城山が目の前にみえます       9:33 260mピークからは急降下。 山頂が 

   

   
  9:35 鞍部は右から妹背の滝コースが合流です    鞍部からしばらくは穏やかな道を 

      





   
     次第に斜度を増します    再び穏やかな道に 

         
        視界が得られると宮島が目の前に 





   

     
  10:13 登り最大の難所にかかりました     10:21 ロープも現れて 

      
 
     10:23 ロープを過ぎると階段になります  

   
  階段を上ると北から東方向の展望が得られました 

   
 
  再び視界が閉ざされた道を登ると   

   

   
  10:31 宮浜コースと山頂への分岐に出ました   分岐は右折して山頂方向へ 

   

   
  10:41 山頂は中止して展望台へ向かいます    10:43 南展望台に着きました 


 
 

   
  南展望台からはカキ筏の浮かぶ大野瀬戸と安芸の宮島を。 東側には広島市、西側は大竹市から岩国市を一望 
                                                                      パノラマはこちらへ

              
                   
  

   

   
  11:27 展望台を出発して宮浜コース下山口へ   左に妹背の滝への分岐を見送って直進します 

         
        11:31 宮浜コース下山口の手前に展望岩が  





    

      
   11:31 宮浜コースの下山口です       すぐ急な下りとなりました 

       





   
      登りに使うと難儀しそうな急下りです    山頂と展望台を振り返ります 

   

   
  残りのミツバツツジも   12:05 標高300m地点に着きました

      
     標高300m地点からはカキ筏の浮かぶ大野瀬戸と大竹市方面が望めます

   

   
  標高約300m地点の案内表示です    12:06 300m地点からも急な下りが続きます

   
  谷の向かいは岩滝コースの尾根道が目前です。 大竹市方面は雨雲が覆っていました

   
  12:12 標高270m地点に着きました。 擬木柵のある展望地です

        

       
       山頂方向を。 麓からも目立つ巨岩です       マサ土の道です 





   

       
  宮島も近くなってきました        滑りやすい道は続きます 

   

   
  12:33 宮浜コース登山口に下山しました   登山口です 

   

   
      12:37 自動車道高架を潜ります





   

      
  12:39 左は岩滝コースの登山口へ                        宮浜温泉を抜けて。 左折する方が駅には最短です 

   

   
  12:53 国道2号線に出ました   13:29 JR大野浦駅に帰着しました

         

          
         
   

 
     
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