山 名 | 玖波行者山 玖波槍 |
標 高 | 313.1m 300m台 |
場 所 | 大竹市玖波町 |
登 頂 | H30.9.6 |
アクセス | |
コース | ○駐車地→大歳神社→石鎚神社→行者山 ○行者山→玖波槍 ○玖波槍→峠登山口→西山社→駐車地 |
メンバー | 同道二人 |
過去記録 | H28.2.17 |
○石鎚神社〜行者山
神社に参拝し境内右手の建物の裏に回り込むと階段が登っていますが、行場への道ですから登山の案内表示はありません。古瓦を利用した階段が作られていますが、この時期はコシダやウラジロが繁茂し足下にも注意が必要でした。
開けた明るい道を神社から10分で大きな石鳥居を潜ると岩壁が見えています。斜度の増した相変わらずシダの茂る道を登りますが開けると海も見えてきます。鳥居から4分で「一の鎖・(天狗の力水)頂上社迄1200米」の表示があり、奥には水場があり岩壁に一の鎖の太い鉄鎖が垂れています。「行場入口・山頂社迄1500米」の案内もありますが倒木で止めてありました。鎖場は聖域ですから安易にチャレンジしないこと。
一の鎖から岩の道を6分で岩壁を穿り祠がありました。「石鎚神社参道→」に従い登ると一の鎖から7分で二の鎖です。この先は岩肌に沿っての道で危険ではありませんが短い鎖も架けられています。二の鎖から5分で展望が開けて玖波の町並や海が広がります。この先はしばらく薄暗い樹林に入りますが、樹林を抜けると二の鎖から15分足らずで三の鎖です。三の鎖を過ぎると目の前に岩壁が現れ鎖が垂れているのがわかります。ここは展望が開けて経小屋山から宮島、阿多田島などが見える場所で一息つきます。
少し行くと明るい尾根に出て「←石鎚神社参道」の表示があり、左から西山社コースが合流します。この辺りからの眺めは素晴らしいのですが、少し靄っていて経小屋山から宮島、阿多田島などが見える程度でした。視界が良ければ能美島など瀬戸内海の島々や周防大島辺りまでも望めるはずです。コシダの茂る開けた尾根道を進むと再び「←石鎚神社参道」の表示がありました。この辺りはマサ土の滑りやすい道ですが10分ほど我慢すると山頂に到着です。神社からはゆっくり歩いて1時間10分でした。
○行者山〜玖波槍
山頂は平坦で「頂上社 石鎚神社」の石柱が立ち頂上社の祠が立っています。展望は木立に遮られて視野が狭くなっていますが、南方向に開けて穏やかな瀬戸内海には阿多田島など大小の島々が浮び大竹岩国の臨海工場地帯も見えています。
祠の裏側に回ると四等三角点が置かれ「行者山山頂 313.5m」のプレートが立っていますが、木立に囲まれて展望はありません。三角点から北側斜面に出ると展望が開けて西に大鉢山、忠四郎山、北に傘山、権現山、東に経小屋山など沿岸部の山並みが展開し大野瀬戸の右には宮島もみえています。
山頂からは玖波槍に向かい急で滑りやすいマサ土の道を下ると7分で分岐です。案内図があり左手(西方向)は峠登山口への道で「←錦竜公園・メイプル病院」と書かれ、直進方向が「↑傘山・玖波槍」とあります。分岐から急な道を下ると途中で目の前に玖波槍が迫り山頂の岩が見えています。鞍部に下って登り返えし大岩の右に回り込むと玖波槍です。
「玖波槍300m+α」のプレートが立ち傘山へのコースが北へ下っています。行者山からは10分足らずでした。
○玖波槍〜西山社
数個の大岩で形成された玖波槍の山頂からは行者山以上の展望が開けます。正面に瀬戸内海と島々、西に大鉢山、北に傘山、東に経小屋山と遮るもののない360度の眺望です。
展望を楽しんだ後は再び分岐に引き返し、峠登山口を経て西山社・メイプルヒル病院方面へ下山します。分岐からすぐ大竹方面の展望が得られるものの後は終始視界の無い急な下りです。
15分ほどで峠登山口へ下山しました。下りた所は広い遊歩道で「↓行者山」・「←玖波方面」・「憩の森→」の導標が立っています。西山社に向かうため玖波方面に進むとすぐ下りとなりました。道はしっかりしていますがシダも茂り夏場は利用者も少ないようです。左下に谷を見て下ると15分ほどで「←憩の森・玖波駅→」の導標が現れました。この辺りから倒木も見られ少し荒れ気味です。右に変わった西山谷川は大小の石に覆われています。谷川左側の踏み跡をたどると導標から10分ですっかり埋まった砂防堤上部に出ました。砂防堤下部からと3分で西山社の建物脇に出ました。社の石垣には「←憩の森」と「通行注意・この先崩落個所あり」の古いプレートが架かっていました。西山社には大竹山の会の「行者山→」の案内表示があり、行者堂を経て山頂に向かう西山社コースが登っています。
西山社からはメイプルヒル病院の前に出て自動車道高架下を潜り左折して600mほど道なりに進み、往路の大歳神社進入口を過ぎると駐車地です。
広島里山紀行記