山 名 | 向山 |
標 高 | 665.9m |
場 所 | 広島市佐伯区・安佐南区 |
登 頂 | H30.9.19 |
アクセス | ○JR西広島駅→広電藤の木団地バス停 ○タクシー利用 (西風新都からバス便あり) |
コース | ○登り:笹利登山口9:02→10:29奥原の岩場11:00→向山11:04 ○下り:向山11:18→11:33固目ケ岳12:22→神原登山口13:20 |
メンバー | 美11名 |
過去記録 | H28.5.18 H26.5.26 |
○藤の木団地バス停8:18〜笹利登山口8:55
藤の木団地バス停に10分遅れの到着でした。笹利登山口に向けては藤の木小学校正門の前を右折し小学校と幼稚園の間を抜けて一旦団地を下ります。右からの道と合流して登山口に向かいますが、この地点から登山口まで標高差約140mの舗装路を歩かねばなりません。時折通り過ぎる作業車両に注して見真学園や「自然の村」の施設を過ぎると左に水道局の笹利調整池があります。向かい側には「この先通り抜けできません」の案内板があります。ここがCコースへの進入口になり判読できない木札も架かっていますが、すでに廃道然としていました。
ここから4分先の分岐は「向山」の案内で左手を進みますが、「奥原の郷」のプレートもあり地区の憩いの広場のようです。まっすぐ突き当たると笹利登山口です。バス停からは37分でした。
○笹利登山口9:02〜10:29奥原の岩場11:00〜向山11:04
登山口の表示はありませんがコンクリート擁壁の端から踏み跡が登っています。すぐBコースとD2コースとの分岐ですが草の勢いは強くちょっと目には見落としそうでした。 今回はD2コース利用の予定で右手に分け入りました。明確になった道を水平方向に進むと4分で砂防堤に出ました。丸太が渡してありますがほとんど腐朽しており利用するのは大変危険そうです。他のルートは無いかと探しましたが見当たらず、予定を変更して尾根のBコースで向山をめざことにしました。
改めて登山口に戻り仕切り直して山頂に向かいました。山頂方向には草陰に「←向山」のプレートが隠れています。しばらくはウラジロが見られる穏やかな道ですが次第に斜度を増していきます。15分ほど登ると「休 登山口から1:00」のテープがありましたが?。
マツの混在する道は忠実に尾根をたどるためなかなかの急登です。登山口から17、8分ほどすると岩も現れてきました。展望の無い道を登ること40分ほどで初めて樹間越しに五日市方面が望めて鈴が峰や宮島などが見えました。急登は変わりませんが上空が開けると主稜線の縦走路が近いことを予感させてくれます。一登りすると縦走路合流点に出ました。登山口からはちょうど1時間でした。
合流点には多くのテープ類が見られ、西側は仏峠、窓が山方面への急な縦走路が下っています。登山口の標高が270m台で尾根合流点の標高は590m台ですから高低差320mを一気に登ったことになります。この先は道幅も広く穏やかになった縦走路を進みます。開けた空の下で左に巻き込むと、大小の岩が点在する「奥原の岩場」のプレートが架けられた岩場に到着しました。登山口からは1時間10分でした。
岩場は山頂方向が閉ざされているものの素晴らしい展望地です。やや霞んでいますが東側には西風新都、南側に美鈴が丘から五日市、廿日市の町並み、西側には極楽寺山から窓が山、東郷山などが広がります。そして火山から鈴が峰にかけての広島南アルプスの奥には呉娑々宇山、鉾取山系の山々や江田島、能美島、似島、宮島などの瀬戸内の島々が望まれます。
展望を楽しんだ後は山頂に向かいます。岩場のすぐ先に「固目ケ岳」の案内表示があり帰路に利用するD1コースが右に下っています。展望の無い穏やかな尾根道を4分ほど進むと三等三角点の置かれた山頂です。国土地理院の地図では向山ですが、山頂の標識には「高山(向山)」とあります。地元では古文書に由来する高山の呼称を愛用しているようです。
○向山11:18〜神原登山口13:20
下山はD1コースで神原登山口に下ります。下山口は山頂から引き返した岩場の手前の「固目ケ岳」の案内表示の所です。下り始めから視界の無い大変急な道となります。
10分余りで「←固目ケ岳・展望台 窓が山→」のテープが巻かれていました。右に進入すると1分で固目ケ岳です。視野は奥原の岩場よりは狭いものの接近した西風新都の屋並みを眼下にし広島南アルプスや瀬戸内海の島々を望むことができます。
固目ケ岳から4分足らずで「一休みの壇」の展望岩です。張り出した岩からは団地群などさらに近づいた景観を楽しめます。ヒノキ林の中の急なジグザグ道を下り7分で「←神原・笹利→」の表示のある分岐で、右から当初利用予定のD2コースが合流します。
分岐からは緩んだ道を2分で道脇に丸太ベンチが置かれた平坦地です。「源氏大休の壇」の案内表示があり1184年に源範頼が休息したとありました。源氏大休の壇から2分で右にGコースが分岐しています。急な下りは続きますがウラジロが現れ歩きやすくなると源氏大休の壇から13分ほどで16番鉄塔に出ました。
鉄塔からは正面に荒谷山などが見えています。鉄塔からは再び深いウラジロの道を下り5分足らずでガードレールのある未舗装林道に出ました。林道は河川改修工事によって寸断されたようで深い草に覆われ利用されているようには見えません。さらに5分で今度は舗装林道に合流しました。案内表示などはありませんでしたから逆コースの場合には注意が必要でしょう。
左折し舗装路を1分ほど下ると右手に未舗装の道がありますのでこちらに入ります。ここにも案内表示はありませんでした。今の時期は草が深いく分かりづらいようですがすぐ広い道になります。雑木と植林の混在林の中を3分進むと「神原のシダレザクラ」前の橋のたもとに出ました。ここにも案内表示類は見当たりませんでした。固目ケ岳からは約1時間でした。
広島里山紀行記