山  名  水ヶ丸山
標  高 660.2m 
場  所 広島市安芸区・東広島市 
登  頂 R1.11.20 
アクセス JR西広島駅→JR瀬野駅→瀬野駅バス停→宮の前バス停 
コース ○宮の前バス停8:59→9:16奥野原登山口9:21→10:30大岩10:35→511mピーク10:40→
水ヶ丸山11:11 
○水ヶ丸山12:00→12:18霧ヶ峰展望地12:20→セノハラ峠12:38→公園上登山口13:28→
奥野原登山口14:04 
メンバー 美13名 
過去記録 H18.4.17 

 

               【概 要】                           
 水ヶ丸山(660m)は広島市安芸区と東広島市の境界にあり二等三角点が置かれ、曽場ヶ城山から水ヶ丸山に至る長い縦走路の南端になります。
 山頂から北方向には木の間越しに高鉢山方面、北東の方向には曽場ヶ城山が顔を覗かせ東側には西条盆地が広がり松子山や西条の街並みが箱庭のように広がります。また奥野原登山ルート上にある511mピークは北東方面が開ける展望地で眼下に瀬野川公園そして志和町のゴルフ場などが望めます。
 登山口は@公園上登山口、A奥野原登山口、B下切登山口、C笹ヶ峰登山口など複数ありますが公共交通機関を利用する場合には奥野原登山口が便利です。ただ利用した「宮の前バス停」発着の便数は少ないので注意が必要です。また奥野原登山口は国道2号安芸バイパス久井原トンネル?の工事中で将来的には様子が変わるかも知れません。
 今回は奥野原登山口から登り公園上登山口に下山して奥野原登山口に戻る周回コースでした。ルート上にとくに危険な箇所はありませんが、山頂直下は急登で補助用ロープが設置されています。

○宮の前バス停8:59〜奥野原登山口9:16
 JR瀬野駅前の芸陽バス瀬野駅バス停から乗車して宮の前バス停(芸陽バス車庫)で下車しました。
 バス停から県道瀬野呉線を熊野町方向に少し南下すると国際学院大学の大きな案内板があり瀬野川公園への道が左に分岐します。
 左折し4分ほど歩いた右に入る狭い舗装路が奥野原登山口への進入道です。とくに案内板などはありませんが左にゴミ収集所、右にカーブミラーがあります(ネットなどで紹介されている上瀬野南バス停は廃止撤去されているようです)。
 進入道に入り工事中の安芸バイパス奥野原橋脚を見ながら6分ほど歩くと左にカーブミラー、右に中国電力の電柱(「寺分岐17」)があり電柱に「水ケ丸山→」のプレートが掛けられています。
 プレート見て細道を3分ほど進むと最終民家で突き当たりが石垣です。ここが奥野原登山口です。

○奥野原登山口9:21〜511mピーク10:40
 石垣に「水ケ丸山コース奥野原登山口」のプレートがあり右折するとすぐに山道となります。 
 進むと突然前方に安芸バイパスの工事現場 (久井原トンネル?)が現れ、墓所の側に「通行止めのお知らせ」の看板が立っていました。ただ作業員の誘導で通行可能とありますので指示に従いました。
 工事現場の階段を登ると黄色の「保安林」の標識 があり「登山道・水ケ丸山」の札やテープもありました。
 この先は尾根をたどるシダに覆われた雑木林の道が続きます。25分ほどで急登になり足下には小石や小岩が現れてきました。
 保安林標識から40分余りで道が一旦緩むもののすぐ登りとなり4分ほどで小さなコブに出ました。
 コブから右手、南方向に下ります。軽く下り登りにかかると岩もみられ炭焼きの跡を見送るとコブから20分余りで大岩が現れました。
 大岩 そのものに登ることはできませんが上部の岩場で南西の方向に展望が得られ、大岩の先にみどり坂の団地や鉾取山、坂山そして呉娑々宇山から長者山など素晴らしい眺めが広がります。
 
○511mピーク10:46〜水ヶ丸山11:11
 岩場から5分で511mピークに着きました。ピーク直下では北東方面が開けて眼下に瀬野川公園そしてゴルフ場や金明山、弥仙山、水ヶ丸山の西側斜面と眺望が広がります。
 511mピークから再び展望の無い雑木林の道を20分ほど登ると三差路分岐 に出ました。 三差路は曽場ヶ城山への稜線縦走路で「←公園分岐(曽場ヶ城山)・水ケ丸山→」の道標があります。また来た方向には「奥野原登山口→」の道標がありますが「一貫田方面」とも書かれています。
 三差路分岐から下って再び登り返しますが、この先は超急登で補助ロープが設置され6分ほど喘ぎます。
 登るとまた三差路分岐で「←水ケ丸山・笹ヶ峠、下切→」の道標があり下切登山口と笹ヶ峠登山口への道が右に下ります。来た方向には「奥野原登山口・曽場ヶ城山方面→」となっています。
 分岐からは幾分緩んできた道を4分ほどで水ケ丸山に到着しました。

○水ヶ丸山12:00〜セノハラ峠12:38
 山頂はかなりの広さの平坦部で「水ヶ丸山660.2m」の標識と二等三角点が置かれています。樹木に囲まれていますが北方向は木の間越しに高鉢山方面、北東の方向には曽場ヶ城山が顔を覗かせ東側には西条盆地が広がり松子山や西条の街並みが箱庭のように広がります。ただ曽場ヶ城山は手前のピークと重なるので山頂部が見える程度になります。
 下山は公園上登山口として来た道を引き返します。
 下切登山口への分岐を過ぎて補助ロープを頼りに急降下し登り返すと山頂から9分で縦走路分岐です。
 「←公園分岐(曽場ヶ城山)・水ケ丸山→」の道標に従い公園分岐(セノハラ峠)方面へ向かいます。この先は曽場ヶ城山への縦走路に入り快適な尾根道となりました。小さなコブを乗り越え初冬の雰囲気の道を進むと分岐から9分で「霧ヶ峰展望地 」に出ました。
 霧ヶ峰展望地は左側が開けてみどり坂団地とJR瀬野駅、眼下に国際学院大学や瀬野川公園が見えています。その後方には八世以山そして高城山から呉娑々宇山へ続く稜線や長者山その奥には芸備線沿線の山並みが連なります。
 展望地からは落ち葉の敷き詰められた冬枯れの雑木林を急速に高度を下げると18分で公園分岐のセノハラ峠に着きました。

○セノハラ峠12:38〜公園上登山口13:28〜奥野原登山口14:04
 セノハラ峠は「←曽場ヶ城山・水ケ丸山→」の道標があって前方に曽場ヶ城山への急な縦走路が登り、左の下山方向には「←公園上登山口」の道標があり道が下っています。
 セノハラ峠からも落ち葉の積もる急な道をジグザグを切って下っていきます。25分余りで谷に下りました。水量の少ない沢の右岸に渡って植林地の広い谷を下り木橋を渡って左岸に出ると未舗装林道に出ます。
 林道を5分ほど下ると「水ヶ丸山コース・公園上登山口」のプレートのある公園上登山口に出ました。
 左折して瀬野川公園内に入り小休止の後に緑化公園入口から緑化公園に向かいました。緑化公園駐車場 から先には安芸バイパス工事用の舗装作業道ができていました。
 作業道を進むと往路に利用した「保安林」標識のある奥野原登山口に戻りました。
 登山口からは宮の前バス停まで歩きます。
                           広島里山紀行記


 


  

   

   
  8:43 芸陽バス瀬野駅バス停から   8:59 宮の前バス停で下車です

   

   
  9:01 国際学院大学の案内板を左折します    9:05 カーブミラーの所で細道へ

   

   
  9:13 案内プレートで登山口へ    9:16-9:21 登山口を出発です 

   

   
  9:24 バイパス工事が行われていました 9:25 ハシゴを登ると「保安林」の標識が 

   

   
  すぐ山道に入ります    しばらくは穏やかな道ですが 

        





        
     やがて10分余り急登が続きます    10:08 小さなコブを越えて

   

   
  コブからも急登で岩もみられます   炭焼き跡も

   

   
  10:30 大岩が現れました   大岩の裾を巻いて

    

   
  大岩の先にみどり坂や鉾取山、坂山そして高城山など   大岩上部の岩場です

   

   
  10:40 511mピークに出ました    

           
     ピークからは眼下に瀬野川公園そして金明山方面、弥仙山、水ヶ丸山の西側斜面の眺望が広がります 

   

   
  展望の無い雑木林の道を登ると    11:01 三差路分岐です。 水ケ丸山へ
 
          
   三差路分岐を水ケ丸山側から振り返えります。 来た方向は一貫田方面とも。  白が曽場ケ城山方面 

      





   
     補助ロープが設置された超急坂を登ると        11:07 笹ヶ峠登山口への分岐です 


  

   

   
  11:11 水ヶ丸山に到着しました  

      
     二等三角点の山頂は北から東に展望が開けます
 
            
     木の間越しに高鉢山方面、曽場ヶ城山が顔を覗かせ西条盆地が箱庭のように広がります

          
  

      





   
     12:00 公園上登山口へ向けて下山です   笹ヶ峠登山口分岐を曽場ケ城山方面へ

      





   
     超急坂を降ります   12:09 三差路分岐を公園分岐方面へ 





   

      
  分岐からは良い尾根縦走路です      小コブを越えて

      





   
     一旦降ると   12:18 霧ヶ峰展望地に出ました

         
  眼下に国際学院大学や瀬野川公園が見えています。その後方には八世以山そして芸備線沿線の山並みが連なります  

      

      
     展望地からセノハラ峠へ      再び急な降りが続きます

   

   
  初冬の雰囲気の道を   傾斜が緩んでくると

   

   
  12:38 セノハラ峠に着きました。 公園上登山口へ   急な道をジグザグに降ります

   

   
  13:04 水量の少ない沢を渡って右岸の植林地へ    13:28 公園上登山口に出ました

   

   
  緑化公園駐車場からバイパス工事用の作業道を   14:03 往路の工事現場に戻りました 

   

   
  墓所の向こう側を下ります   14:04 案内プレートの場所に出ました

   

   
  14:20 宮の前バス停から乗車します   JR瀬野駅に帰着しました
   

 
      
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