山 名 | 経小屋山(岩滝ルート) |
標 高 | 596.6m |
場 所 | 広島県廿日市市大野町 |
登 頂 | R1.5.1 |
アクセス | ○JR五日市駅→JR大野浦駅 |
コース | ○JR大野浦駅8:34→8:45三軒屋墓苑登山口8:55→9:53鞍部→山頂11:15 ○山頂11:17→南展望所11:27 ○南展望所12:35→岩滝コース下山口12:39→下山14:00→JR大野浦駅14:45 |
メンバー | 美11名 |
過去記録 | H27.4.7 H25.4.23 H24.4.24 H22.5.25 |
○塩屋登山口8:54〜妹背滝コース合流点9:53
JR大野浦駅前の道を左折して4分ほど進むと左手に消防団車庫と八区集会所があります。向かい側の駐車場角を右折して進んだ自動車道高架ガードの下に「←経小屋山登山口」の案内がありました。
駅から10分で三軒屋墓苑です。突き当りに塩屋川砂防堰堤があり、その右脇に「経小屋山登山口」の表示が立っています。
登山口から急なコンクリート階段が上っています。墓参の人の話では過去の台風で登山路が荒れたとのことでしたが、左手に谷を見て急な道を登ると登山口から24分ほどで経小屋山と城山との分岐に出ました。分岐には大岩があり木立に城山を示す小さなプレートが見えました。
分岐からも急な道ですが明るく快適な道を7分ほど登ると初めて宮島が姿を見せました。その後も時々視界が得られ18分ほどで展望地があり城山や宮島も見えました。
分岐から25分ほどで260mピークですがテープが巻かれているだけです。ピークからの道は大変急な下りとなります。正面に見える経小屋山の山頂部はガスに覆われていました。3分ほど下ると三叉路鞍部で右手からは妹背の滝コースが合流しています。鞍部には「城山・大野浦駅」、「経小屋山」、「妹背の滝」とそれぞれの方向を示す案内板が立っています。
○妹背滝コース合流点9:56〜山頂11:15
鞍部からは平坦な道でしたが10分ほどで再び登りが始まりました。斜度が増すと時折視界も得られ35分ほどで宮島が見えました。ウラジロが現れてくると登り最大の難所であるジグザグ急登にかかります。視界の無い中しばらく耐えると鞍部から45分程で今回のコースで唯一ロープの掛かる岩場に着きました。岩場を過ぎると木階段が現れます。公園領域に入り道も格段に良くなり、展望も北から東方向に開け広島湾から宮島の東端が見られました。再び急な階段を登ると尾根に出ました。鞍部からは1時間足らずでした。
尾根は宮浜コースの合流点です。左が「←宮浜ルート」、右は「山頂→」、登ってきた方向には「←妹背の滝・大野浦駅」の案内表示があります。山頂方向に右折すると「←トレッキング経小屋山コース」の案内がありました。幅広い遊歩道を穏やかに10分ほど登ると南展望所と山頂との分岐です。風化してほとんど読めない道標には「←妹背の滝3.5km・大野駅3.5km」、手書きで「展望台→」とあり、そして「山頂→」のプレートもありました。分岐から2分で経小屋山林道に出ますが、ここにも「←遊歩道一周コース」と「←下山口」の案内がありました。
右折し舗装路を歩くと山頂の公園広場に到着ですが、一帯は整備され東屋や経小屋山の案内図などが見られます。林道に出て5分で二等三角点の山頂に到着しました。登山口からは2時間20分ほどでした。山頂からの眺望は得られませんが、三角点直下に宮島を望める場所があります。
○山頂11:17〜11:27南展望所12:35〜展望地11:09
山頂からは引き返して南展望所に向かいます。林道から下山口を下って妹背ノ滝への分岐を南展望所に向かうと2分で到着しました。
南展望所には東屋がありカキ筏の浮かぶ大野瀬戸と安芸の宮島が眼前でその先に安芸灘の多島海が広がり、そして東側には広島市、西側には大竹市から岩国市を一望できます。
大休憩の後は下山ですが新しいコースである岩滝コースとしました。
東屋から遊歩道一周コースを西方向4分ほど下ると岩滝コース分岐です。直進は西展望台、鳴川コースや玖波コースで「←鳴川ルート300m・あずま屋190m、山頂300m→」のプレートがありました。左に下る岩滝ルートには「←宮浜温泉・岩滝ルート新道・急」の手書きプレートがありました。
分岐からは広い良い道が下っています。しかしすぐコシダの茂る足場の悪い急降下の道に変わりました。道は明るいのですが展望はありません。5分ほどで前面に宮島が現れホッとしますが転げるような急坂は続きます。この先は樹林帯を抜けて瀬戸内海の景観を欲しいままに海に向かって下るかのようなパノラマコースが始まります。分岐から20分ほどでコースのハイライトである岩の間を縫っての道が始まりました。最初の展望の岩がありやっと一息付きましたが、右手にはまるで海になだれ落ちるかのように大岩群が押し寄せています。
○展望地13:11〜登山口14:00
さらに数分下ると大野の町並みと大野瀬戸に挟まれた宮島が眼前に広がる展望岩でここでも小休止し展望を楽しみます。この先も心安まる展望が次々と続きます。途中、小石を積んだ祠跡のような場所がありましたが、この辺りから岩を縫っての道はマサ土混ざりの道に変わりました。ジグザグの滑りやすい道を下ると視界が遮られて沢の音が聞こえて、道はすっかり穏やかになっています。これで登山口に下山かと思いきや、社跡のような広場に出ました。ここで最後の展望を楽します。この先はマサ土と砂礫の混じる滑りやすいジグザグ道となりました。耕作跡地が現れると舗装路が見え登山口に出ました。登山口には「経小屋山登山口」の案内が立っていました。南展望所からは途中の休憩を含めて1時間25分ほどでした。
登山口から海方向に向かって進み、亀楽庵窯の看板の掛かる陶芸店を過ぎると丁字路です。宮浜コースと岩滝コースとの分岐点で宮浜コースには「←トレッキング経小屋山コース」の案内がありました。次いで自動車道のガードを潜りますがここにも「←経小屋山登山コース」の案内がありました。ガードを越えるとまた「←残念社(西国街道)700m・トレッキング経小屋山コーススタート地点300m→」の案内です。
この先の「宮浜温泉海望の源泉地」の碑がある宮浜配水池のタンクを過ぎ、宮浜温泉街を抜け丸石、林ケ原の住宅地を通ってJR大野浦駅に帰着しました。登山口からは45分ほどを要しました。
広島里山紀行記
8:34 JR大野浦駅をスタートです | 八区集会所の向かい側の駐車場を右折して |
自動車道高架を潜ります | 8:44 三軒屋墓苑の突き当りに砂防堰堤があります |
8:54 堰堤脇のコンクリート階段を登ります | 谷を左手にして急な道を |
9:21 城山ルートと合流しました | 快適な道を登ります |
展望地があり城山や宮島が見えました | |
9:49 260mピーク。 展望はありません | ピークからの急な下り。 山頂はガスが |
9:53 鞍部に到着。右から妹背の滝ルートが合流です | 平坦な道が終わり急な登りが始まりました |
登り最大の難所。 ジグザグ急登 | 10:52 コースで唯一ロープのある岩場を |
公園領域に入り木階段が現れます | 視界が開け広島湾から宮島の東端が |
11:05 尾根に出ました。左から宮浜コースが合流 | 尾根で右折して山頂へ向かいます |
南展望所(白)の分岐を山頂へ | 経小屋山林道に出ました |
山頂の公園広場に到着しました | 11:15 二等三角点の山頂です |
三角点直下から広島湾と宮島が望めます | |
再び林道から下山し | 分岐で南展望所に向かいます |
11:27 南展望所へ到着 | 12:35 岩滝ルートへ向けて下山です |
眼前に大野瀬戸と宮島を、その先に安芸灘の多島海が広がります 東側には広島市、西側には大竹市から岩国市を一望 | |
パノラマ(平成29年)はこちらへ | |
12:39 岩滝ルートの下山口。 直進は鳴川ルートへ | すぐ急な下りが始まりました |
海に向かって下るようなパノラマコースです | コースのハイライトである岩の間を縫っての道を |
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岩の道は登りに使うと厳しそう | |
13:09 最初の展望の岩です | |
展望岩からは眼下に大野の町並みと大野瀬戸に挟まれた宮島が望めました |
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展望の岩は各所に | |
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次々と現れるビューポイントで景観を楽しみます | |
岩の道が終わりマサ土の道に変わりました | |
右手には海になだれ落ちるかのような大岩群が | |
ジグザグ道に変わりました | 前方の尾根を降ったのだと思いますが? |
最後の展望地で景観を楽しみます 道は砂礫とマサ土混じりの悪路に | |
14:00 登山口に下山しました | 岩滝ルートは左側、右は宮浜ルートへ |
右が岩滝ルート、宮浜ルートへ | 宮浜温泉街を抜けて |
JR沿線を大野浦駅へ | 14:45 JR大野浦駅に帰着しました |