山    名   鈴が峰 
標  高 西峰320.6m 東峰312m 
場  所 広島市佐伯区・西区 
登  頂 2023.9.27 
アクセス ○登り:広電バス美鈴モール前バス停
○降り:広電バス小学校前バス停 
コース ○美鈴が丘南4丁目登山口7:24→東峰7:57
○東峰8:16→西峰8:50
○西峰9:05→美鈴が丘南1丁目登山口10:02 
メンバー 美・山の会10名 
過去記録 2022.3.3  2021.9.29   2021.5.26 

 

 鈴が峰は広島市佐伯区と西区の境界にあり広島南アルプスの西端に位置し、東峰(312m)と西峰(320.6m)から形成されます。
 このうち東峰は広島市近郊では屈指の景観が楽しめ、南東側には広島市街から絵下山など呉線沿線の山々そして南側は江田島、似島、宮島など瀬戸内の島々、南西側に五日市市街から経小屋山などの眺望が得られます。
 西峰には二等三角点が置かれています。展望は東峰に劣るものの南側に宮島、北側には極楽寺山の稜線や窓ケ山などを望むことができます。
 また西峰からさらに西方向に延びる尾根の途中には鈴が峰205mピークがあります。「瀬戸の丘」名付けられたピークからは南側には広島GCの先に五日市、廿日市の街並みと宮島や極楽寺山の稜線、北側に美鈴が丘団地の背後に窓が山から向山、大茶臼山などと東峰に劣らない景観を楽しめます。
 今回は美鈴が丘南4丁目登山口から東峰、西峰と登り205mピークを経て美鈴が丘南1丁目登山口に下山するコースを採りました。

○南4丁目登山口7:24〜東峰7:57
 「鈴ケ峰登山道入口」の案内板がある南4丁目の登山口(170m台)からスタートしました。2分ほど登ると左手に道行地蔵を経て鬼ヶ城山へ向かう縦走路が分岐しています。
 ここから補助ロープが架かる道を登り、送電鉄塔を見るとすぐ支尾根に出ました。雑木と竹林の混在する明るい尾根道を穏やかに15分ほど進むとヒノキ植林帯の登りになりました。
 補助ロープもある急な登路を10分ほどで尾根に出ると鈴ケ峰公園コース が合流しました。「←東峰山頂へ約5分」と「←美鈴が丘 鬼ヶ城山」、「鈴が峰公園→」の古びたプレートがあります。穏やかになった尾根道を5分余りで東峰に到着しました。

○東峰8:16〜西峰8:50
 東峰は三角点は置かれていませんが、山頂部は広く中世の鈴ヶ峰城趾とされます。
 東端には「鈴ケ峰山頂312m」と「←鈴ヶ峰西峰(三角点)」、「←鬼ケ城山・鈴ヶ峰登山口(井口台)→」の標柱があり、陸軍省の石柱の先には井口台中学校からのコースが合流しています。
 山頂は広島市近郊屈指の展望が楽しめます。南東側に広島市街から絵下山や灰ヶ峰など呉線沿線の山々、南側眼前には江田島、能美島、似島と瀬戸内多島美が展開しています。そして南西側には五日市市街から宮島、経小屋山さらには山口県周防大島などと素晴らしい眺望が得られます。また北側には美鈴が丘団地の奥に阿弥陀山、東郷山、窓ケ山、向山そして西風新都などが望めます。
 展望を満喫した後は西峰に向かいました。土嚢のステップを降ると尾根道に入りますが、途中にスズメバチの巣が有るとかで迂回路ができていました。東峰から穏やかな道を10分で展望地(280m台)に着きました。
 手製ベンチのある展望地 は西峰と東峰とのほぼ中間点となります。南が開けて眼下に井口から五日市の街並が広がり似島から宮島などが望めます。なお展望地からは井口台砂防堰堤へのルートが下っています。
 展望地を出発し一登りすると、市街地近郊の山とは思えない静かな自然林の中の穏やかな尾根道となります。展望地から10分で西峰に到着しました。

○西峰9:05205mピーク9:29
 西峰は二等三角点が置かれ「鈴ケ峰山頂(西峰)320.6m」の標識と手製ベンチがあり、北側にはゴットン岩ルートが下っています。展望は南北の一部が開かれる程度で、南側に宮島方面、北側には美鈴が丘団地の先に窓が山などを望むことができました。
 下山は南1丁目登山口(140m台)として西側に降ります。下山口からすぐの「五日市町有林」の杭を見ると補助ロープの張られた急な降りとなりました。8分ほどでベンチのある平坦部に降りましたが、登り時には格好の休憩地になります。ベンチからも急速に高度を下げ、大小の岩も見られる展望の無い急な道を10分ほど降ると鞍部に降りました。
 手製ベンチのある鞍部 は南1丁目登山口と205mピークとの分岐で、「美鈴が丘南1丁目へ約13分→」のプレートがあります。ただし今回はこのルートは利用しません。
 鞍部からは205mピークに向かいました。多少足場の悪い砂礫の急登ですが上空は明るく開け快適です。鞍部から4分で205mピークに到着しました。

○205mピーク9:38
南1丁目登山口10:02
 205mピークは平坦地で北側が間伐されたためほぼ360°の眺望が得られます。南側の眼下はグリーンの美しい広島GCで、その先に五日市、廿日市の市街地が広がります。宮島が浮かぶ海、極楽寺山や経小屋山そして北側は美鈴が丘団地の背後に窓が山から向山、へと展望が広がります。
 展望を楽しんだ後は、さらに西側の八幡東登山口方向に降ります。すぐ八幡東登山口と南1丁目登山口との分岐 で、「鈴が峰頂上 0.5KM→」がありました。八幡東登山口に下山するHさん、Sさんと別れて南1丁目登山口に向かいました。
 分岐からは超急降りとなり補助ロープなどの助けを借りますが、なかなか厳しい降りです。このルートは登りに利用する方が無難でしょう。
 分岐から10分ほどで視界が開けると送電鉄塔の脇に出ました。鉄塔から3分で分岐 です。そのまま直進して降ると桜ヶ丘登山口のあるバス道路ですが、右折して南1丁目登山口に向かいます。この先は水平道となります。4分で西日本豪雨による崩落地を横断しますが、繁茂する草や低灌木で見た目はごく普通のガレ場の雰囲気です。
 広くなった道を7分ほどで「桜ヶ丘遊歩道」の木柱がある南1丁目登山口に出ました。
右手の擁壁には送電鉄塔経由のルート入口がありますが、こちらには特に案内はありませんでした。
                                                      広島里山紀行記


 


  

   

   
  7:24 南4丁目登山口からスタートです    7:26 道行地蔵、鬼ヶ城山方面からの道が合流

   

   
  雑木、竹林の混在する明るい尾根道を    植林帯にかかると登りに

   

   
  ロープもある道を急登します   7:51 尾根に出ると鈴ケ峰公園コースが合流


  

   

   
  7:57 東峰に到着です   広い山頂部中世の鈴ヶ峰城趾とされます 

       
     広島市近郊屈指の展望。広島市街から江田島、能美島、似島、宮島と瀬戸内の多島美が広がります





   

      
  8:16 西峰に向けて下山        土嚢のステップなど整備されています 

   

      
  スズメバチの巣があるようで迂回路へ   8:26 展望地に出ました

        
       眼下に井口から五日市の街並が広がり似島から宮島などが望めます  

   

   
  8:39 展望地を出発です    静かな自然林の中の穏やかな尾根道を 


  

   

   
  8:50 西峰に到着しました   南側に宮島方面の展望が得られます

   

   
  9:05 下山です。 北側には窓が山などが    すぐ補助ロープの張られた急な降りとなりました 

   

   
  9:23 南1丁目登山口の分岐は直進します    多少足場の悪い砂礫の登路を

   
 
  9:29 205mピークに出ました   

        
      広島GCの先に五日市の市街地そして宮島、経小屋山や極楽寺山と広がる素晴らしい景観です 

                  
   

   

   
  9:38 205mピークを出発です   9:39 八幡東登山口との分岐を南1丁目登山口へ    

   

   
  補助ロープの助けを借る厳しい降りを    9:48 鉄塔に出ました。後方に鬼ヶ城山が 

   

   
  9:51 桜ヶ丘登山口との分岐は南1丁目登山口へ    9:55 崩落地を通過します 

   

   
  10:02 南1丁目登山口に下山しました   
   
   
   

 
 
 
        
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