【山 名】 比婆山(庄原市西城町)
1264m |
【登頂日 】 22,9,9 |
【アクセス】 庄原IC→国道183号→県道254号 |
【 コース 】
立烏帽子駐車場→池の段→おっぱら越え→比婆山(御陵) |
【情 報】 ◆駐車場:立烏帽子駐車場
◆トイレ:バイオトイレ
◆クマ注意の掲示あり
◆東屋、水場あり |
【概 要 】
○ 芸備線比婆山駅の先の分岐を県道にはいる。下沢田から先は1車線だが2車線も混在するので要注意。最終民家の先から
駐車場までも舗装路だが離合困難となる。
○ ヒバゴンならぬクマ注意情報が掲示されていた。この山もとうとう例外でなくなったという思いがする。
○ 駐車場から20分ほどで大展望が得られる大変お得な山である。
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○ 台風通過後、中一日おいての登山。10時前に到着したが既に1台駐車し、出発時には更に一グループ3台が到着。平日
にもかかわらず人気の山である。
○ 池の段山頂は貸し切り状態。空気は澄んでいたが大山までは見通せなかった。花の池の段だが時期には少し間があるかし
てイヨフウロウ、キリンソウ、マツムシソウを数輪見ただけ。赤トンボは顔に当たるほど。相変わらずの展望を楽しんだ後、
御陵を目指す。台風後だがぬかるみもなく、快適に歩を進めることが出来た。池の段直下のガレ場は来る度に状態が悪くな
るような気がする。下るとすぐ樹林帯に入り涼しさも一段と。しばらく穏やかな道を降り急坂となると分岐おっぱら越えも
近い。
○ おっぱら越えからすぐ先に公園センターへの道が分岐する。ここからは御陵への登りとなるが、ブナ林の登路は疲れを感
じさせない。島根のT高校の集団とすれ違うが山で出会う若者は何れも健康的。
○ 石組階段が現れると御陵山頂も近く登ると平坦地になる。この先は神話伝説の世界となる。門栂と呼ばれるイチイの大樹
をすぎると、神聖之宿処の碑の奥にブナの老樹に囲まれるようにして巨岩がある。小さな祠には中連が張られ神域を示して
いる。
○「比婆山(御陵)十合目」の木柱が立てられ、御陵の説明版も町村合併で庄原市教育委員会のものに新調されている。観測
史上初めてという記録を更新する猛暑続きの下界は今日も30度を超える暑さのはずだが、伝説にふさわしい静寂さに包ま
れた山頂は木陰にいると風が吹くと寒さを感じるほどである。巨岩を中心にして産子岩と太鼓岩を経て周回するコースを巡
るが、大岩を抱くイチイの古樹の点在する森は深山を感じる。
○ 下山はおっぱら分岐まで帰り、立烏帽子山の裾を巻くコースとする。このコースは午後は日陰となりつい足が速くなる。
いくつかの小沢を越えるが昨日の雨で水量は豊か。枯死しながらも樹形を保っていたブナも今回は自然に帰りつつあった。
淡々と道を進むと梢越しに比婆山を望む。伝説の千引岩を過ぎ立烏帽子山
への登山口を見送ると駐車場である。
広島里山紀行 記
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【過去記録】 平成20年11月4日 |