嶽ケ城山 

                           
            

 【山  名】   嶽ケ城山       556.2m 
 【登  頂】  平23.12.5
 【場  所】  東広島市河内町
 【アクセス】
 西条IC→国道375号を北上→大渡橋北詰の交差点→県道33号を東進→
 河内町戸野郵便局先の市道→宇山
 【情  報】
 駐車場:登山口にはありません。道の脹らみに
 トイレ:ありません
 【メンバー】  同道二人



                                 【概   要】                               

○ 西条ICから国道375号を北上し大渡橋北詰の交差点で県道33号を沼田川沿いに東進します。河内町の戸野郵便局の先500m程の地点に「さわやか茶屋」の看板があり1車線の市道が登っています(あるいはさらに東進すると県道342号がありこちらを進んでもよい)。ただ道は狭くて離合個所に苦労します。

○ 登りきると342号に合流し宇山の集落にはいると、「ここは宇山です案内図」と書かれた案内板があります。合流点に道の脹らみがあり数台は駐車できそうです。高台に立派な山門が見え教念寺とあります。寺の前を進むと登り坂の正面に展望台が見えてきますが旧宇山小学校跡で、今は地区の人によりさわやか茶屋として活用されているようです。

○ この地点にスレート作り作業小屋があり、「城山・龍王山登山口」、「竜王社」、「嶽ケ城跡」の表示板と「障子嶽城跡(通称城山)」と書かれた説明板があります。土地では様々に呼ばれているようで、ここが嶽ケ城山の進入路になります。

○ 急坂の舗装された道は最終民家で続いているようで、途中から振り返ると郷愁を誘うよう実にのどかな山里が広がっています。最終民家の手前で竹林の中に舗装された細道が登っています。狭い道ですが荒れはなく無理をすればが登れそうですが苔むして余り利用されてはいない雰囲気です。

○ 両側が竹林の道を進み前方が明るくなると峠です。ここの右手に龍王山登山口の表示があり山道が登っていますが社があるだけらしくパスします。続いて直ぐ左手に城山登山口の表示があり手入れの良さを感じさせる道が登っています。

○ 道は落ち葉に被われていますが広く手入れされ何の不安も無く登れますが、ここにも鹿と思われる足跡がくっきりと印されていました。道々には樹木名を書いた札が付けられており23.7.24と日付がありました。

○ 稜線に出ると北側が開けて竜王山の後ろに鉄塔の建つ板鍋山が姿を見せます。5分ほど歩くと一旦鞍部に下ります。ここには右手から未舗装の林道が合流していますが近時使われた痕跡は見られません。情報では登山口のすぐ先につながるようです。

○ 鞍部からも落ち葉に被われるものの広い道が続きます。鞍部から7分ほどで郭と書かれた表示があり城の遺構でしょうか。続いて3分でまた郭の表示ですがここは広くベンチも置かれています。その先は空堀と書かれて溝状が認められます。続いてコンクリートの丸太輪切り状の階段が現れ、登りきると帯郭と書かれた細長い空地があります。木階段が架けられ登ると山頂です。説明板から45分、登山口からは25分ほどです。

○ 山頂は扁平で広く東屋が建ち、中央部に史跡嶽ケ城跡の標柱と本丸跡と表示板があります。標柱の西側には多数の露岩が点在してます。意外に枯れ草が茂り夏場は大変と思われました。回りは伐採され開けていますが桜が植樹されて視界を遮ります。展望は素晴らしいのですが馴染みの少ない土地で山座同定が思うようにできません。それでも北に板鍋山、北西に鷹ノ巣山とカンノキ山、東に日本ケ峰、南東に篁山竹林寺、すぐ南には頭崎山など、その他曽場ケ城山やかすかに野呂山が判別できました。三角点は見つかりませんでした。

○ 次はこれも比較的容易に山頂を極められるらしい日本ケ峰を目指すため国道432号を北上し白竜湖に向かいます。白竜湖を渡る手前のフェンスに「日本ヶ峰」の表示が貼り付けられ、ここを左折すると直ぐに左に林道日本ケ峰線が登っています。林道は舗装されていますが大変狭く、落ち葉が積もり所々には倒木も見られかろうじて進むことができました。しかし途中にも立派な日本ケ峰の表示があり行く先に自信が持てました。

○ 道を登りきると立派な「日本ヶ峯生活環境保安林」の表示板が架けられ、左手に橋があり未舗装の道が伸びています。橋を渡りきったところに「北ルート740m」と続いて「中央ルート120m」の案内標柱があります。さらに大きな「日本ケ峰生活環境保全林案内図」があります。

○ さて案内に従い登山口の中央ルートを探しましたが踏み跡もなく、にわかには進入路が見つかりません。ほとんど人の歩いた形跡の感じられない草を被り朽ちかけた階段を見つけましたが、普段なら何でもありませんが慣らし運転の足には一寸不安を感じてあえなく挫折です。

○ 林道はさらに延びていますので進んでみましたが、ここまでに比べ明るい雰囲気です。しかし倒木、落ち葉には変わりありませんし離合場所もありません。引き返そうにもUターンする場所もない狭さで、やっと携帯電話の電波塔の所で向きを変えることができました。                      
                                                広島里山紀行 記



 

     

     
        宇山の集落に入ると案内板が。マウスを乗せると     入口には多くの表示が。マウスを乗せると

     

     
         最終民家の手前で林道に入ります 

     

     
         竜王山登山口とありますが       嶽ケ城山の登山口は城山と書かれている

     

     
       いきなり倒木で前途多難かと        尾根に出ました。道々名票が付けられ 

     

     
      展望が開け竜王山の背後に板鍋山が      一旦鞍部に下ります。右から林道が合流 

     

     
         大変歩きやすい道です       倒木もありますがよく手入れされています 

     

     
         郭跡の一つでかなりの広さがあります 

     

     
       山頂直前、突如として人工物が現れ          新しい階段も設置されていました 

     

     
          階段を登ると山頂です            本丸跡、三角点はどこ? 

  
                 自然石の点在する山頂は意外に広い   パノラマスクロールはこちら

 
      左側に日本ケ峰、その右手に篁山。 中央右寄りには野呂山(画像では分かりにくいが)、右側には曽場ヶ城山 

     

     
           下山にかかります  

     

     
             下山です                  郷愁を感じる山里の秋景 

     

     
           日本ケ峰の案内図          案内板の脇が中央コースの取り付き

     

                
     
        あまり踏まれていない登路が            まだ咲いていたアキノキリンソウ 


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