【概 要】
○ 中国自動車道六日市インターを降りてR187を日原町方向に向けて走る。柿木村の木部谷(橋の手前を右折)
から滑峠林道に入り木部谷川に沿って登っていく(舗装1車線:離合困難)。滑峠を過ぎてすぐに右折し(左折
は横道に下っていく道)、安蔵寺林道を安蔵寺山中腹を巻くように走る。かなり時間的に遠く感じる頃、
安蔵寺
山トンネル
に着く。トンネルは日原町と匹見町七村を結ぶ。ここに駐車地があるがトンネルの先にもスペースが
ある。
○ 安蔵寺トンネル右側に登山口
がある。登るとすぐ杉林となり10分ほど登ると日原からの縦走路に合流する。
右折してしばらくでミズナラの巨木・ナラ太郎が立っている。説明板には推定樹齢600年、幹周り4.4m、
樹高約20mとある。ベンチもあり縦走路の休憩にも良い。
○ ここからはブナ林とササの広い縦走路を歩くことになる。山頂までには意外にアップダウンを繰り返すことに
なるが、素晴らしい紅葉の道はそれも忘れさせてくれる。
○ 山頂までに三つのピークを越える。標高1257mの第1のピーク(頂上まで1.8km)までは緩やかに登
る。しばらく下った鞍部が芦谷合流点(安蔵寺山まで1.6km)であるが岩場、急坂と書かれたおり、とても
一般ルートとは思えない。おそらく下れば林道に出会うのであろう。ここから少し登った所が第2のピークの北 峰(頂上まで0.9km)である。一旦下ってまた登った所が第3のピークの中峰(頂上まで0.5km)。
○ 中峰から急坂を下ると山名の由来とも云われる平坦なササ原の安蔵寺屋敷跡に出るが、とくに跡らしきものは
見あたらない。再び緩やかに登って行くと安蔵寺山頂に到着する。
○ 山頂
には西中国国定公園、安蔵寺山頂の大きな標柱があり、先端部からは小五郎山などが望める。ただ展望は
山頂の手前から南へ少し下った高尻ルートの展望所が優れる。また山頂から左手に少し降ったところに安蔵寺の
観音様の祠がある。
○ 山頂から林を8分ほど下ると突然開けたササ原の展望所に飛び出る。南側が開けてベンチ、テーブルもあり実に
開放感あふれる展望が得られる。眼前には左手奥に吉和冠山が少し覗き、鬼ヶ城山、ドームのある羅漢山も山座同
定できる。大きな山容の小五郎山が中央に、手前は寂地山から右谷山、容谷山と続く山並みであろう。
○下山は来た道を再びたどる。
広島里山紀行 記
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