平家山・源氏山
データ |
【山 名】 | 平家山 源氏山 |
【標 高】 | 150m 165.1m |
【場 所】 | 岩国市室の木町 |
【登 頂】 | H24.1.29(日) |
【アクセス】 | 国道2号→麻里布中学校→室の木町2丁目最深部 |
【コース 】 |
○麻里布中学校11:30→平家山進入口11:38(時間ロス)→千日観音11:43→(源氏山登山口) (中電標柱「三井石油化学線7 大竹紙業線9 )11:56→源氏山頂12:11 ○源氏山頂12:43→峠12:49→大谷峠12:52→平家山登山口13:02→最初の鉄塔13:17→3番目の鉄塔13:21 →平家山頂13:26 ○平家山頂14:37→展望岩14:39→分岐14:54→民家(室の木町2丁目15)15:04 |
【情 報】 |
駐車場:付近にはありません トイレ:ありません |
【メンバー】 | 同道二人 |
山行記 |
○ 登山口付近には駐車場がありませんので町中に置いて出発です。登山口は先ず室の木町の市立麻里布中学校を目標にします。学校からは裏手の小川に沿って狭い道を進み、室の木町と大谷集落を結ぶ道を目指します。背後にはピラミッダラスな平家山がみえています。
○ 室の木町と大谷集落を結ぶ緩やかに登る坂道を登り最終民家を過ぎると舗装路も終わります。左手の竹林の方に細道が延びていますがこれが平家山への直登ルートです。
ふと見ると下山して来る単独の登山者が見えました。情報をと思ってその方を見ると何と今朝ネットで登山コースを確認してきた法師崎さんでした。今日も新しいルートにテープを付けて回っておられるとのこと、本当に有り難いことです。色々情報を頂き再会を約して別れました。
○ 今回は先ず源氏山に登り平家山は帰路とするため直進します。ここからすぐのところ左手に千日観音堂があり、右手にはネットで囲われた段々畑がみえます。観音堂から4分でコンクリート橋を渡りますが、橋から2分で砂防堰堤がありそこから岩国の町が望めました。
大谷集落への道は意外に広く良い道ですが左手には耕作放置された畑跡が続きます。かつては生活路として往来も頻繁だったろう里道は今も名残を残し雰囲気の良い道が登っています。
○ 砂防ダムから7分で右手に中電の標柱があり道が登っていますがここはパスします。進むとすぐに平家山と源氏山の分岐で、左側に古びた平家山の案内プレートがあり、その先の右手に中電標柱があります。ここが源氏山の登山口となりますが案内表示はありません。平家山は帰路に登るとして源氏山を目指します。
○ ここからは山道になりますが緩急を繰り返す道は歩きやすく、9分ほどでコシダが現れ上空が開けて来ます。振り返ると市街地が広がり右手方向には形の良い平家山が望めました。すぐに鉄塔が現れますが二つ目の鉄塔の柵の左側を登ると大きな岩があり、これを巻くと見覚えのある源氏山の山頂に到着です。
○ 源氏山山頂は風化花崗岩の砂礫を敷き詰めた平坦地で四等三角点が置かれています。北方向には大野の経小屋山、宮島弥山が顔を覗かせ、東方向には大黒神島、能美島、南方向には岩国市街地、微かに見えるのは四国の山並みでしょうか。西方向は鉄塔と雑木に阻まれるものの素晴らしい眺望です。眼下のゴルフ練習場は日曜日とあって多くの人が見えます。
○ 下山は前回登ってきた大谷集落の方に下り、改めて平家山を目指すルートを取ります。山頂から3分ほどで展望地ですが滑りやすいまさ土の道を慎重に下ります。すぐに雰囲気の良い露岩の道になりますが、左手は元採石場跡と言われる絶壁の上です。ここを注意深く通過すると峠に出ました。
○ 峠道の右手はゴルフ練習場の方へ下るのでしょうか。ここは左折して一寸した竹林を過ぎると大谷峠です。右手には数軒の民家と集会所が見え、正面高台にはお地蔵さんが置かれています。
峠からは左折して平家山を目指します。城壁のような採石場の石壁の側を下ると谷間は明るく開け、つい先年まで丹精込めて耕作されたであろう畑跡が広がります。
○ 大谷峠から10分下ると先ほどの平家山と源氏山との分岐で、道なりに直進すれば登山を開始した室の木町に出ます。
この分岐を左折して目的の平家山を目指します。降りたところは湿潤地で電柱の廃材などで補修されていますが時期によっては少し歩きにくいと思われます。木橋や石組みの砂防ダムを過ぎて進みますが、谷間の薄暗い道にはウラジロが繁茂してきます。
○ 分岐点から10分ほどでまた沢状湿潤地の道を進むことになりますが、イノシシのぬた場もあり市街地の裏山とも思えません。ここを越えると今度は滑りやすい急坂を登ることになりますが、ウラジロはコシダに変わり明るい雰囲気に変わりました。
○ 分岐点から15分で上空が明るくなり鉄塔が現れます。鉄塔からは南岩国方面や遠くには電波塔の林立する高照寺山、間近の岩国山が望めます。ここから左に進路を変えますが前方にはさらに2本の鉄塔が見えています。尾根の管理道は大変気持ちよく歩け、鉄塔の先には平家山の頂も見えています。
○ 3本目の鉄塔を潜ると道は狭まりシダが被さります。道は滑りやすく斜度を増しますが、まさ土に被われて滑りやすい露岩を越えると岩魂が重なる平家山の山頂です。鉄塔から4分でした。
○ 平家山山頂は岩が重なりスペースは大変狭いのですが、展望は源氏山に増して素晴らしいものです。木立越しに源氏山、西東の能美島、今度は阿多々島も見えます。南方向市街地の先には瀬戸内海が広がり点在する島々も美しい。西方向には遥かに周防大島が望め南岩国の背後には大応山、城山、北に岩国山と山口県の山並みが展開します。
○ 景観を十分楽しんだ後は下山です。下山路は前方市街地の方向に降りて行きますが、急落の先には岩魂のある平坦部が見え展望が期待できそうです。山頂直下の岩場を慎重に下ると2分ほどで着きましたが展望は期待はずれでした。
幾つかの大岩を巻いて下ると山頂から5分で展望の岩に出ました。前方が開けて思いの外に低い位置に家並みが広がっています。
○ ここからも一寸した岩場を下ります。岩場から10分足らずで分岐点に出ました。左手を覗いてみると急なシダ道が下っており法師崎さんにお会いした観音堂手前に出るものと思われます。右手の道は幅広く緩やかで歩きやすそうで、よく見ると紐テープが下がっておりこちらのコースを選択しました。おそらく法師崎さんの付けられたものに違いないでしょう。
○ 分岐から4分ほどで林に入りましたが、さらに8分で突然のように民家が現れました。道はまだ下っていましたが、民家の方に進むと住宅の中のコンクリート道に出ました。室の木町2丁目16でした。ここからは麻里布中学校を目指します。
* 平家山と源氏山は地図上には名前が記載されていませんが、山頂には何れも平家山、源氏山のプレートがあり標高が記されていました。法師崎さんのHPには源氏山が「岩倉山(水晶山)」とありますが地元ではどちらで呼んでいるのでしょうか。
広島里山紀行
アルバム |
麻里布中学校の背後に平家山が | 最初の分岐。青は平家山への直登コース 源氏山は右折の赤コースへ |
本谷集落への里道 | 雰囲気の良い道が登ります |
平家山と源氏山との分岐点。源氏山は右手へ | すぐ急坂になりますが |
歩きやすい個所もあります | 右手に平家山が見えています |
源氏山の山頂 マウスを乗せると |
左手の奥に経小屋山、眼下にゴルフ練習場、右に岩国市街地 パノラマスクロールはこちらへ |
大谷峠に向けて下山します | 山頂からすぐの展望地 |
ザレ場は慎重に | 雰囲気の良い岩道、右手は採石場跡の絶壁 |
右手から降りてきました | 大谷峠、左に進みます。右手に集落が |
城壁のような採石場跡脇を抜けると | 明るい谷すじの道を下ります |
平家山の進入路、古びた案内があります | |
湿潤した登路、ぬた場も | コシダに変わると上空が明るくなり |
鉄塔に出ました。さらに2本の鉄塔がみえます | 3本目の鉄塔を過ぎると急坂が続きます |
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最初の鉄塔から南岩国方面の展望。正面に大応山、その左に城山、右は岩国山 | |
このザレ場を過ぎると山頂はすぐです | 岩の重なる平家山の山頂に着きました |
山頂は岩場の展望台です |
源氏山です | 平家山からの下山は慎重に |
幾つかの岩を巻いて下ります | 展望が開けました |
展望の岩 マウスを乗せると | 最後の岩場を下ります |
分岐。左は千日観音堂へ。右に下ります | 室の木町2丁目の最深部に出ました |
コース概念図 |
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、第577号) |
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