【概 要】 |
○ JR呉ポートピア駅から天狗城山の麓を走る呉広島道路(クレアライン)のガードをくぐる。自動車道横の天狗
城山の南東端にあるコンクリートの壁面に向けて鉄はしごが付いており登山口の案内板がある。民家の前をか
すめる形で崖の上に長い長い道が伸び雑木林の中に入る。
○ 雑木林の中の道を進むと周りの景色が見え始め、大きな岩が登山道に現れてくる。岩の上やその間を縫って
登るごとに景観も開ける。天狗岩の展望個所から対岸の江田島を背景に、自衛艦の隊列が進んでいるのが見
える。
山頂直前のかえる岩からは瀬戸内海から広島市街が一望できる。天狗城山頂の山頂三角点はマツの小木に
囲まれた広場の中にあるが、展望は周りのマツの木が邪魔をしてよくない。
○ 山頂を少し北に下ったところの大岩からは、南には瀬戸内海を初め広島市街や北には中天狗への縦走路か
ら絵下山にいたる180度の展望が開ける。中天狗へは一旦急な坂道を下って雑木林に入り登り返す。
中天狗山頂は雑木の中で小さな岩があるだけの通過点。ここら側から見る天狗城山は、雑木林に覆われて岩
稜の南側斜面とは対照的である。
小松尾山には北に一旦下り薄暗い雑木林の中を進む。ここまでに奥天狗のピークがあるはずだが見落とた。
途中小さな表示板があり、右の支尾根に深山の滝の上流の沢に向けての細道が分岐している。
○ 小松尾山頂は登山道の一部で三角点があり、東側は焼山団地から瀬戸内海にかけて開けているが西側は樹
木で遮られている。ここを下ると突然、二艘木峠に出るが、出口は表示が無く立木にテープがあるのみである。
峠には周辺の詳しいルートが書かれた立派な案内板があり、小屋浦駅側からの中国自然歩道が左手から、深
山の滝からの登山道が右手から合流している。
○ ここから絵下山への道は整備され、急な登りの木階段も最近更新されている。ここを過ぎると南側に瀬戸内海
の展望がひらけ、今回はパスした展望台への道と絵下山への道が分岐する。そのまま緩やかな道に沿って登
ると途中にも展望の良い岩などがあるが、しばらくで赤松の木にプレートが付けられた市光山山頂に着く。旧陸
軍の石碑もあり、展望は絵下山方面に開けている。気持ちの良い尾根道をさらに進むと鞍部となり、砥場遊歩
道の分岐に出る
。
○ ここを登ると下じゃくまのピークに出るが、ベンチがあり呉方面から広島市街への展望が開ける。快適な北天
尾根道をさらに進み緩やかな下りを降りて登り返すと304mの子の岳のピークである。展望岩が左にあり広島
市街方面が望める。まもなく深い鞍部を隔てて目前に絵下山が望める。絵下山に向けて下ると、左に明神山へ
の分岐を示す案内標識がある鞍部にでる。明神山へは25分と手書きしてある。ここをさらに急な登りを登り返
すと突然舗装車道にでる。すぐ右手に登る石段を進むと絵下山の東屋の前にでる。
○ 絵下山東屋からはこれまで登ってきた稜線が一望される。本日は視界も明瞭で、大島、瀬戸内海から広島市
街、さらには芸北の山々までの大展望が得られた。
○ 矢野天神への下山は一旦、石段を下り舗装路に出て直進し、砂利の広場に立つ赤塗りの広島ホームテレビ
の中継塔の左から木階段を進む。下って明神山への分岐を左に見送る。ここから少し下ると矢野三山のひと
つ「発喜山」だが、表示などもなく、それと意識しないと分からない。さらに下り左手の切り立った石垣を過ぎて
出た所が間野神社。さらに岩の多い雑木林の道を南斜面を巻いて下っていく。
○ 矢野ニュータウンからの登山道を左に見送り下ると矢野城址。さらに下ると視界の開ける送電線鉄塔に出る。
切り堀のような道を進み自動車の音が聞こえ出すと、矢野天神コースの登山口で「絵下山ハイキングコース入
口」と示した標柱が建っている登山口に出る。ここからは広島−熊野道路に架かる赤塗りの鷹野宮歩道橋を越
える。左に取りコンクリートで固められた谷沿いの小道進むと、民家の右手から団地の舗装路に出る。ここには
指導標識が無いので進入時には要注意。進み熊野への道に出る(ここに野間神社云われの説明板がある)と
左折し50mで、矢野天神のバス停。