安芸の宮島・ 弥 山  

           

 データ 


 【山  名】      弥山  535m(529.8m)
 【登  頂】   H23.1.14
 【アクセス】    JR宮島口駅(広電宮島口駅)→フェリー→宮島 
 【 コース 】



 ○大元公園9:15−9:30→前峠山分岐10:17→前峠10:19−10:22→岩壁上部10:35→
   展望岩10:45−10:55→焼山山頂10:58
 ○焼山11:00→大元公園コース合流11:05→本堂11:28→弥山山頂11:40
 ○弥山12:20→下山13:15 
 【情  報】

 駐車場:
  トイレ:あり 
 【参  考】
 
 宮島航路時刻
   広電松大汽船   JR西日本宮島フェリー  
 【メンバー】  美11名
 【概   要 】















































○ 今年も山歩きは弥山からです。弥山は登山家岩崎元郎氏により「新・日本百名山」として紹介されましたが
 変化のあって楽しい山登りができます。

○ 引き潮の大鳥居の前を歩いて大元公園コースに向かいます。大元公園から表示はありませんが大元公園
 コースの標識を左に見送って前峠に直進します。数カ所の砂防ダムを左下に見ながら幅の広い道を進むと約
 10分ほどで山道になります。
   このあたりで見かける鹿は公園の鹿とは異なり毛並みも艶々して健康そうです。

○  山道に入ってから20分ほどすると道をふさぐように倒木が次々と現れます。これらを潜ってコシダを分けて
 進むと最初の倒木から17分ぐらいで前峠山との分岐です。ここから2分で前峠です。そのまま進めば多々良
 林道に出て岩船岳への登山路につながります。

○ 焼山へは表示はありませんが、巻かれたテープを目印に斜面に取り付きます。昨年末に比べテープも新し
 いのが巻かれていました。ここもポピュラーなコースになりつつあるようです。
  3−4分で岩壁がみえてきますが、登路はその裾を巻きながら付けられています。ここはこのコースで最大の
 難所といえます。といっても大したことはありませんがロープがあれば大いに助かる場所ですが、そこは世界文
 化遺産の宮島です。

○ ここをクリアし5分で出発して初めて視界が開け正面に三つ丸子山が、その背後に海が見えています。ここ
 から再び15−16分ほど常緑広葉樹とコシダの道を登ると展望の岩です。西側に大岩の向こうに三つ丸子山、
 岩船岳、そして岩国から大竹方面が望めます。目を北方向に転じると遥かに雪を被った芸北の山々が連なっ
 ています。焼山の山頂はまだ上に見えていますので先を急ぎますが、意外に早くものの4分ほどで山頂です。

○ 焼山の山頂は大火後の焼け残ったままの立木が痛ましい状態です。木が生長したので展望は360度とは
 いきませんが、場所を変えながら岩の上に立てば、眼下に厳島神社も見えるなど様々な景観を楽しめます。
  東方向、弥山の向こうには能美島、小島は小黒神島でしょうか。瀬戸の海もキラキラと輝いています。さらに
 駒ヶ林の岩壁が大迫力で迫ります。岩壁の全容をこれほど望める場所は知りません。

○ 下山は急な道を転げるように降ると、ものの4−5分で焼山と駒ヶ林の鞍部の大元公園コースと合流します。
 そのまま対面の踏み跡を急登すれば直接駒ケ林の山頂ですが、今日は素直に遊歩道を弥山目ざし歩きます。
  合流点から2分で岩屋観音、6分で駒ケ林登山口、さらに6分で仁王門跡です。仁王門は平成3年の台風
 19号で倒壊後再建されましたが、平成16年の台風18号で再度倒壊し今は礎石だけが残っています。
 ここから奥の院と御山神社への道を右に分けておよそ12分で弥山本堂に着きましたが、京都からの団体登
 山グループもあって賑やかです。

○ 弥山本堂からは三鬼堂、文殊堂と進みますが、正面に弥山頂上の大岩が見えてきます。潜り岩を越えると
 本堂から9分で山頂です。
  弥山山頂の巨石群は弘法大師の修行の場と伝えられています。
 海抜0mからの登山となりましたが問題は標高です。2500分の1地図では535mと529.8mが併記されて
 います。これは国土地理院が巨石を山頂と認めたため起こった珍事です。「磐座(いわくら)石」と呼ばれる山
 頂の岩は5mの高さと云うことになりますが、残念ながらその最高点を極めることはできません。

○ 下山は四ノ宮コースです。7分ほど降ると右手にロープウェー獅子岩駅がみえ、広島市街地の方に展望が
 開けます。下山道は随分踏み広げられたものの、前峠コースと同様に倒木は原則放置されています。尾根道
 を転げるように降って55分、最後の急落を耐えると紅葉谷に下山です。
  紅葉谷もさすがシーズンオフで閑散とし、普段のように観光客の姿は見られません。

                                                広島里山紀行 記

 【過去記録】  平成22年11月17日


 アルバム 


    

  
   8:52 左端に目的の弥山が    引き潮の厳島神社、マウスを乗せると    

      

      
        リニューアルオープンを目指す水族館         9:17 大元公園からスタートです 

      

      
  9:50 崩落個所ですが既に踏み固められています     10:19 前峠に到着 

      

      
   10:22 焼山への登山口です     10:26 岩壁に沿って登りますが 

    
 
  
   最大の難所?です     10:31 展望が開けて正面に三つ丸子山が  

      

      
   10:38 コシダの茂る照葉樹林の中を     10:48 はるかに岩船岳を望みます 

      

      
   10:51 展望の岩です     10:58 焼山の山頂 

        
          展望岩からの眺望、前峠山の背後に経小屋山から船倉山への連なりが

      

      
       焼山から眼下に厳島神社を俯瞰         眼前には駒ケ林の岩壁 

        
                   焼山から弥山山頂と小黒神島や能美島方面を

       
               焼山からの眺望。はるかに雪を被る芸北の山並みが望めます
    
   
      
   11:03 ここを降ると大元公園コースと合流です    11:30 弥山本堂 

        

      
   1130 霊火堂は遠来者で賑わっていました      11:36 山頂がみえてきました 

      

       
   11:37 くぐり岩を越えると山頂です     11:39 山頂の磐座石。最高点ですが登れない

         
            岩国方面の展望です。瀬戸内の海が気持ちよくひらけています。 

        
                       対岸の宮島口方向の眺望
   
        
        12:27 四ノ宮コースから広島方面の展望。右端にロープウェー獅子岩駅がみえています
    
          

      
   12:50 四ノ宮コースの下山路     13:00 日本三景の眺め

      

      
   13:15 紅葉谷に下山しました      コース名由来の四ノ宮神社です 

   

   
   シーズンオフ、さすがに観光客もここまで   左に千畳閣、右に五重塔。これも宮島の景観

   

   
   やっぱりシンボルは海に浮かんでこそ絵に        桟橋はまだお正月の装いです

   HOME     戻る 




inserted by FC2 system