【山 名】 | 猫山 1195.3m |
【場 所】 | 庄原市西城町 |
【登 頂】 | H23.6.4(土) |
【アクセス】 | 往路:東城IC→R314号→R183号 復路:R183号→庄原IC |
【メンバー】 | 同道二人 |
概 要
○ クロカンパーク手前で「猫山へ」の看板に従って1kmほど進むとスキー場の広い無料駐車場があり猫山登山口の標識もあります。この地点の標高はおよそ700m程度です。
○ 駐車場の右手奥へ進むと別荘の前にも登山口の案内がありますので従って左に進みます。前方の新緑の林を目ざすと1分ほどで左手に行者道と刻まれた二体の石仏があります。
○ 雑木林はすぐヒノキ植林帯に変わりますが、先日来の雨もあって黒土の道は大変滑りやすくなっています。登山口から20分ほどで谷沢を渡り、左手に時折木の間にゲレンデを見ながら登ると登山口から30分余りでリフト終点です。
○ リフト終点から5分ほど急坂を登ると樹幹に右折の標識が掛けられており、その先に
谷沢がありその先からほぼ直角に右折した山腹を巻く水平道が始まります。5分ほどで左上にトタン囲いの建物が見え3体の石像が祭られた「山上さん
」の大岩が現れます。この地点では登山口から標高250mほど稼いでいます。植林帯の道はやがて雑木林主体に変わりますが右手は斜面で要注意です。
○ 15分余りで左にUターンしていよいよ尾根道が始まります。ほぼ一直線に登る登路は名にし負う急登で汗も噴き出しますが新緑の雑木林を抜ける風は涼しく助けられます。
尾根道を登ること30分で左手に展望が開けて正面に岩樋山と道後山が望め休憩の適地です。
○ 展望地からはますます傾斜が増す急登ですが10分ほどで岩混じり道となります。時折右手上方に見える山頂部はまだ高度差がありそうです。展望地から20分ほどで標識があって上空が明るくなって、ブナやミズナラの樹林となってきます。
○ ササの茂る道は傾斜も穏やかになり山頂を実感すると左に回り込んだ岩場の上に二等三角点が置かれています。猫山のプレート掛けられた山頂部は樹林の中で展望は利きません。ここまで日差しを遮る樹林と最小限の表示、テープ、階段などの人工物のない山歩きを楽しめます。
○ 展望のない山頂から樹林の中を2分ほど進むと突然前方が開けて草原の展望地に出ます。眼下にはこの春サクラ見物に訪れた小奴可の集落の長閑な田園風景が広がっています。
左手には多飯が辻山が右手には猫山南峰の先に白滝山、南峰の右手には比婆山系が展開しピラミッダラスの立烏帽子山が遠望できます。
○ 花の猫山、前回訪れた時はまぼろしの貴重植物も見れた草原は全く花がありません。レンゲツツジが一株とようやく花開き始めたヒロハヘビノボラズ程度です。途中でもどうようでしたから今年は時期が異なるのでしょうか。時折聞こえるカッコウの鳴き声に救われる思いです。
○ コースが一つしかない猫山の下山は往路をたどるのみです。南峰はパスしました。
広島里山紀行 記
道後山から遠望した麗峰猫山 | 登山口は右手奥にあります は |
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登山口から新緑の樹林ですがすぐ植林帯に | 右手にゲレンデを見ながら |
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滑りやすい谷沢を越えると巻き道になります | しばらく巻き道は植林帯の中を進みますは |
山上 |
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山上さんです。マウスを乗せると | やがて自然林主体の道に変わります |
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巻き道からUターンして尾根道へ | 急登ですが吹く風は爽やか |
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展望地です。正面に岩樋山と道後山が望めます | ここからはさらなる急登が待ち受けています |
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結構な登りです | ようやく傾斜が緩んでくると山頂も近く |
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山頂三角点は岩の上にあります | プレートの掛かる山頂は展望がありません |
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山頂展望地です。やや霞んでいますが眼下に小奴可の集落。中央最深部に多飯が辻山が。 | |
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目前は南峰です。その右手には比婆山山系が遠望できますが画像では残念ながら | |
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展望草原です。マウスを乗せると | 下山は展望地から三角点に向かいます |
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下山もなかなか手強いようで | 岩混じりの難路も |
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階段などの人工物は一切ありません | 谷沢を越えるとリフト終点はすぐです |
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リフト終点から三坂集落を | ようやく下山です。 |
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