【山  名】   曽場ヶ城山      607.2m
  【登  頂】   H23.6.9(木)  曇 
 【場  所】  東広島市八本松町 
  【アクセス】   JR八本松駅 
  【 コース 】


 
 ○JR八本松駅9:05→登山口9:26−9:30→小学校分岐9:42→碑分岐9:47→三の丸10:25→
   三十二番石仏分岐10:32→牛の段10:35→二の丸10:37→本丸10:41→山頂10:58
 ○山頂-11:55→KDDI上瀬野無線局(舗装路に出る)→NHK中継所12:22→大山峠12:39-12:43
    →下山口(バイパス脇)12:53→2号線13:00→JR八本松駅13:15
  【情  報】
 
 駐車場:登山口付近にはありません。少し先にスペースがあるようです(未確認)
 トイレ:ありません 
  【メンバー】   美10名
 【過去記録】 


                        【概    要】                          
○ JR八本松駅は山陽本線では最も標高の高い駅(標高255m)だそうで、ここからは南方向に曽場ヶ城山が望めます。
  駅からは南に八本松原方向へ県道67号をおおよそ1kmほど進み、国道バイパス下の七ツ池信号の先で右に分岐し小倉林道に入ります。とくに表示はありませんが「配水池をつくっています」の作業案内板がありました。ここから5分で右手に「曽場ヶ城(大山城)登山道入口」の表示があります。駅からは20分でした。
                                 
○ 登山口 から広い道を進みますが谷に近づいて5分で山道に変わり、山容も植林からすぐアカマツ混じりの雑木林になりました。登山口から登ること15分ほどで八本松小学校方面からの登山道と合流し急登の始まりです。5分で右に戦没者慰霊碑(昭和26年建立とありました)への道が分岐しますが、右に数分下ると巨岩に供養塔と書かれた碑があり整備されたばかりの道が八本松駅方向へ下っていました。

○ 分岐から5分ほどで主尾根に乗り樹林の中の急登となりますが、さらに5分ほどで上空が明るくなると三の丸址です。しかし三の丸跡は特に広場も見あたらず単なる登山路の通過点でした。ミツバツツジが咲く登山路には紅白に塗られた切り石が道に埋められ道しるべとなっています。

○ 三の丸址から5分ほどで急斜面を登ることになります。登ると三十二番石仏分岐で右手に石仏が見えています。この辺りが地図上の529m地点でしょうか。ロープの掛かる道を登ると右手に初めて八本松駅方面に展望が得られます。ここからすぐに牛の段址が現れます。さらに2分で登山記録帳が置かれたかなり広い二の丸址に出ました。しかし展望は樹木に遮られて不良です。

○ 二の丸からはロープを伝って十字路になっている鞍部に下ります。鞍部から登ると3分で矢竹のトンネルです。トンネルを抜けた先で道が分岐し左手に進むと1分で標高577mの広い本丸址に出ます。ここも生長した樹木で展望はほとんど得られません。三角点のある山頂へは分岐点に戻って本丸址を迂回します。

○ 本丸址から西側に急斜面を下り2分で鞍部に達します。登り返し前方をふさぐような岩を越え登ると分岐から15分ほどで三角点のある曽場ヶ城頂上に出ました。

○ 曽場ヶ城山頂はテーブルベンチも置かれよく手入れされていました。表示には「一ツ城跡」とありますが戦国時代の大内氏の西条支配拠点の山城の一つであったそうです。
  山頂からの展望は東に西条盆地が広がるはずですが霞んでいることを割り引いても良くありません。木立の間から南方向に視界が得られる程度でした。手製のハシゴが掛けられていましたがこれで展望をと云うことでしょうか??ただいつかは縦走してみたい水ケ丸山への山並みは遠望できました。

○ 下山は大山峠を目指します。下山口の左折が水ケ丸、右折が大山峠となっている表示に従い右折すると直ぐロープも掛かる急な下りなります。5分ほど下ると岩の間の登りとなります。すぐに大山峠の表示がありますがここからは木階段の急な下りが待っています。階段から5分ほどで道は北方向に振り一旦、歩きやすい尾根道となります。
  そしてコブを越えるとKDDI上瀬野無線局の電波塔です。尾根道から10分ほどでした。ここには曽場ヶ城山登山口の標識があり数本の木杖が立てかけられていました。

○ 電波塔を下るとすぐ舗装路に出ますが、舗装路は右手から登って来て2分ほど先の459mピークのNHKの中継所に延びています。中継所左手を下ると早速急落する道ですが8分ほどで緩んで尾根道となります。
  ロープにすがって降りコブを越えると中継所から17分ほどで大山峠です。ここまでの道は登りコースに使うと少々汗をかくことになりそうです。また登山路は新緑の大変心地よい道ですが、落ち葉に覆われ湿り気を含んだ道は油断をすると足を取られなかなか楽しむ余裕もありません。

○ 大山峠は広い平坦地で標高340mや旧山陽道大山峠の石柱と大山峠の説明板が立てられています。明治17(1884)年、2号線が新設されるまで幹線道路としての役目を果たしてきたことや吉田松陰や高杉晋作らも利用したであろうと書かれておりロマンをかきたてられます。

○ 峠からは右折して東方向に広い道を進みますがすぐ湿地状の悪路になります。ただ悪路も短距離で終わります。峠から5分で右手から道が合流しますが、ここには大山峠への指標があります。合流して1分で大山駅跡の標柱があり道はここから舗装路となります。

○ 舗装路を進むと大山駅跡から4分、峠からは10分ほどでバイパス脇に出ました。バイパスを越えて左折し道なりに進むと7分ほどで2号線に出ました(右折すると距離を短縮でき交番の所に出るようです)。出たところはKKハマダの事業所や横断歩道橋があります。ここからひたすら国道沿いにJR八本松駅を目指しますが駅まで15分ほど要しました。                  
                                                
広島里山紀行 記



              
      JR八本松駅から。中央に本丸址、右端に山頂が             9:26 登山口です。マウスを乗せると

       

       
         小学校コースとの合流点に向かって           自然石で造られた戦没者慰霊碑です 

              

              
                  三の丸址、通過点です                      意外に急登が続きます  

                    

                    
          展望地から八本松駅方面を             牛の段、小広場に石仏が置かれ英ます      

       

       
           二の丸址です         矢竹のトンネル、前方を左折すると本丸址へ

      

       
          本丸址です。マウスを乗せると         10:58 曾場ケ城山の山頂に着きました 

       

       
        山頂三角点、一ツ城跡とあります         最深部に微かに覗く水ケ丸山の頂き
 
    
 
   
                西条盆地方面                八本松方面

           
               テーブルベンチの置かれた山頂広場、エゴノキの白い花が散っていました

      

       
       11:55 下山口は右折を。マウスを置くと          直ぐロープの掛かる急坂が始まります

       

       
            表示に従って急坂を降ります             ここは唯一の木階段が設けられています

       

       
           やっと一息つける尾根道に         12:20 無線局の電波塔を降ると林道が

       

       
            NHK中継所を目指して林道を            中継所からも急坂が続きます 

       

       
             快適な尾根道を          新緑を楽しむ余裕も無い急坂

       

       
        コブを越えロープに頼って大山峠へ           12:39 大山峠へ到着、下山は右手へ

       

       
            旧山陽道をたどります                     12:52 前方にバイパスが現れ下山へ

                                                     
                                         コース概念図  
         この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
          及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。(承認番号 平23情使、第577号)

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