○ 道が悪くなり右手から「錦竜公園」の案内標識のある道が下ってきますが、さらに進むと前方に「入山
禁止」の表示板がありますが、小方財産区の山で採取が禁止されています。この地点の標高はおおよそ
200mほどです。車種によってはここまで進入でき一寸した駐車スペースがあります。
○ 禁止表示先で右手に道が分岐していますがこれは砂防ダムに向かいますから左に進みます。左手
に大きな砂防堰堤を見ながら送電線に沿い進むと10分ほどで巡視路分岐です。
直進は鉄塔へ向かいますので、この分岐は右に進みます。樹木にはテープが巻かれ手製の小さい表示
もあります。
○ 進むと分岐から3分で右に大鉢山への進入口がありシダの道が登っています。これを見送って5分ほ
ど進むと忠四郎山の進入口です。左手に赤い「下山路」の標識があり、その先に手製の忠四郎山の表示
が掛かっています。
○ シダの茂る滑りやすい風化花崗岩の道は一気に標高を稼ぐため急です。3分ほどで右手に岩壁の大
鉢山が姿を現します。2分ほどで花崗岩の岩場ですが滑る露岩を苦労して登ると展望地です。ここで初め
て背後に大竹市の町並みが望めます。
○ さらに砂礫と岩の道を登ります。展望地からシダの道を進むこと5分ほどで小沢があり、さらに2分で
右に展望岩の表示が掛けられた場所にでます。
○ まさ土で覆われた花崗岩の岩場を慎重に登ると左手に展望岩がありますが、とくに登るまでもなく展望
が開けています。やや霞んでいますが西方面に素晴らしい眺望です。左手に小方行者山、その先に大竹
市から岩国市の町並み、宮島や阿多田島が望め、遠景には山口県の山並み、右手には忠四郎山の稜
線が登っています。
○ 展望岩からさら先に登れば大鉢山へと向かいますが、展望を楽しんだ後は一旦また下りました。
元の道に戻りこの台地状山腹の西側を巻きながら進みますが、左に大きくずり落ちて注意が必要な個
所もあります。左手前方に三つのピークが望めますが、忠四郎山は中央で右は展望岩ピークです。
展望岩の登り口から10分で鞍部で小沢があります。沢の手前で道が分岐し右に道が登っていますが
ここは沢を渡って進みました。
○ すぐ砂防用のネットで作られた階段状の道になります。ヒノキ植林の中を登ること6分ほどで尾根に
出ますが、忠四郎山・大鉢山の手書き標識がりますので右手に進みます。さらに5分で分岐ですが「下
山路」の赤い標識ありますがここも右手に進みます。左は谷に下るようです。
○ 標識から6分ほどで林道に合流しますのでここは左に進みます。この茅野原からの林道はすでに役
目を終えたかして各所で小枝が被っています。
10分ほどでとくに表示はありませんが、林道から展望岩への分岐がありますので左に登ります。
すぐ左手に展望が開けて展望岩ですが前面は切れ落ちていますから要注意です。展望岩はさほど広
くはありませんが瀬戸内海と傘山、笛吹山、大鉢山や宮島などが望めます。
○ 展望岩から下り再び林道に合流すると3分ほどで分岐点です。忠四郎山と書かれた赤い標識があり、
登ると3分で忠四郎山の山頂です。
2等三角点の山頂はスペースはかなりありますが、木立に囲まれこの時期は展望は得られません。
西の方に道が下っています。おそらく林道につながるのでしょうが余り利用されたようには見えません。
○ 下山は往路をたどりますが、展望岩はパスしてピークを巻いて林道を進みました。「下山路」の表示
が役に立ちますが、このコースは通常は下りに使用するのでしょうか。
○ 沢を越え45分で展望岩の麓に到着です。ここからは大鉢山を目指ため展望岩に再挑戦です。視界
は午前より幾分回復していました。
展望岩の上部は樹林になり、要所には古いテープがあり道そのものは明瞭ですが、余り利用されて
はいないようです。
○ 傾斜の緩んだ道を進むと登り始めて15分ほどで頂上部です。左側に崩落跡が見えますがさほど危
険は感じませんでした。進路を右手に変えますが、道は細くシダの被さる道はもう少し時期が下るとシ
ダの勢いも増し大変難渋することでしょう。
崩落跡から5分ほどで急な下りが始まりますが5分ほどで小さな沢に出ます。水は大変きれいで飲め
そうにも見えます。さらに1分で分岐に出ますがここは右折し下ります。1分でまた小沢です。
○ 右手に沢音を聞きながら進むと分岐で左に大鉢山への登路が現れます。2分ほどで尾根道に出ます
が左は笛吹山へつながります。右折して大鉢山を目指しますが約3分ほどで山頂です。
大鉢山山頂には三角点はありませんが、金属製の三角形の旗様のポールが立っています。下から
眺める大鉢山は岩塊の特異な山容ですが、山頂部には岩部はありません。展望は大変良く右手に経
小屋山から宮島、中央に阿多田島、眼下に大竹から岩国と展開します。
○ 下山は一旦、分岐まで戻ります。5分ほどで谷ですがここが難所です。岩の重なる谷は下りも急で、
冬場は水量もありませんが今の季節になると沢歩きのようです。鞍部におり少し登り返すとスラブ状
の展望の岩場です。前面にはさらに近くなった瀬戸内海が開け背後には大鉢山の岩塊が迫っていま
す。
○ 展望岩場からは岩と風化花崗岩の砂礫とに悩まされながら急な坂を下ることになります。送電線が
目線の高さになると往路に利用した道が近いくなり、展望の岩場から20分足らずで巡視路に下山です。
更にここから20分で「入山禁止」の表示板です。 広島里山紀行 記
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