山  名   日浦山(ひのうらやま) 
 標  高  345.9m 
 場  所  安芸郡海田町
 登  頂  H24.11.8
 アクセス  ○JR広島駅→JR安芸中野駅   ○JR海田市駅→JR広島駅
 コース

 ○JR安芸中野駅9:20→登山口9:37−9:42→沢9:46→アンテナ10:19−10:20→畑賀峠10:27−10:31→山頂11:05
 ○山頂11:56→地獄岩12:10−12:15→ひまわり観音12:51→表示板12:57→JR海田市駅13:09
 メンバー  美12名
 過去記録  H22.10.6

 
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                                【概  要】                                    

 日浦山(ひのうらやま)はJR海田市駅の裏手にある里山です。標高345.9mの低山ですが、アクセスも良く手軽に登れてしかも眺望の良いことから多くの人に親しまれています。戦国時代からの山城跡とされる展望の開けた山頂は360度の展望が開け、南方向では海田市街地を眼下にして広島市街から宮島方面を一望し、北方向には呉娑々宇山山系を東方向は鉾取山山系や絵下山などが望めます。
 今回は中野側の影登山口から258mピークに登り山頂を経てAコースで下山しましたが登山道は良く整備されていました。コースはAコース、Bコースをメインとしそれから派生する複数のコースがあり、目的に応じて岩場や林間などを楽しむ山歩きができます。
 麓の旧西国街道には宿場として賑わいを思い起こさせる本陣跡、千葉家住宅などの町並みや熊野神社、薬師寺、大師寺など神社仏閣もありこれらを巡るのも一興でしょう。

○JR安芸中野駅(9:20)〜影登山口(9:37)
 中野駅は蓮花寺山の登山口で駅前には大きな蓮花寺山憩いの森案内図が設けられています。駅前から左手に進み影バス停近くの影登山口を目指します。畑賀川を渡り案内標柱と美容院の間の坂を登ると登山口ですが、登山口までは途中の2個所ほどの表示が誘導してくれるものの肝心の登山口に表示が無いのが残念です。

○影登山口(9:42)〜258mピーク(10:19)
 登山口から左手に小さなため池をみてすぐ薄暗い竹林に入ります。4分ほど進み小さな谷を渡るとすぐ滑りやすい斜面です。ここからはほぼ直登の尾根道となりますが大変滑りやすく下りに使うと難渋する道です。谷から20分ほどでちょっとした岩場がありザックを岩にぶつけないように注意してクリアします。谷から25分ほど頑張ると平坦な尾根道に変わりすぐ先が電波塔のある258mピークですが、地デジ化で使用されていないのか辺りはカヤも茂りすっかり荒れた感じです。

○258mピーク(10:19)〜日浦山(11:05)            
  フェンスを巻いて畑賀峠へ向けて下りますが、すぐに左に畑賀の墓地に下るコースがあります。ここからは急な下りで途中Cコース(観音免公園への道)を見送るとピークから7分ほどで畑賀峠です。
 畑賀峠 は観音免公園へのDコースの道が下り、日浦山へは350mと表示されています。小休止の後、日浦山へ向かいますが、この先は遊歩道として整備されておりすぐに木階段です。まさ土の滑りやすい急な道を登ると13分ほどで道が緩んで、ベンチの置かれた休憩地で山頂までは330mと表示されています。20mを13分で?。ここで初めて呉娑々宇山が望めました。
 ベンチから5分ほど過ぎた辺りから岩が現れ始め10分ほどで展望の岩 です。ここからは呉娑々宇山山系、蓮花寺山、鉾取山山系、絵下山など素晴らしい景観が展開します。ここまで来れば山頂はすぐです。展望の岩から1分で山頂に到着しました。
 三等三角点の置かれた山頂 は山城跡らしく広くて大岩が点在しています。一部梢に遮られますが展望は大変よく、眼下に瀬野川と国道2号線、新幹線そして海田の市街から広島市中心部を眺めることができます。秋にしてはやや霞んでいますが鉾取山、洞所山、原山、金ヶ燈籠山、絵下山そして広島湾、似島など広範囲の景観が展望できました。

○日浦山(11:56)〜ひまわり観音(12:51)
  下山コースはAコースとBコースが利用できますが今回はAコースを利用しました。2分ほど下ると両コースの分岐で左のAコースに進みます。暫くは木立の中を下りますが山頂から13分ほどで分岐で、左には「地獄岩、岩の展望台」の表示がありますので寄り道します。
 まさ土で滑りやすい岩場の道を下ると「岩の展望台」で前面が開け眼下に海田町、その先に海田湾、少し霞んでいますが江田島から広島市市街地などが眺められる下山路随一の絶景です。ぐっと突きだしているのが地獄岩でしょうがとても近寄ってみる気にはなれません。下を覗くとかなりの高度感で点々と岩が積み重なっているのが見られます。ひととき展望を楽しんだ後は分岐に引き返し熊野神社とある下山口への道を下ります。尾根道の左には地獄岩の展望地が見えていますが、なかなかの壮観です。10分ほどで「岩登りの道」とされる岩の間を縫っての下り道です。岩場を過ぎると林間の「松風の道」で遊歩道らしく木階段、手すりと整備された道を下ることになります。地獄岩から35分ほどで前方が開けてひまわり観音像の墓所に下山 しました。  
    
○ひまわり観音(12:51)〜JR海田市駅(13:09)
 ひまわり観音から5分で薬師禅寺です。さらに1分で日浦山遊歩道の案内板、案内板から1分で熊野神社です。千葉家住宅など古い面影を残す旧山陽道(西国街道)沿いに海田市駅に向かい、遊歩道案内板から13分で駅に到着しました。
                                                   広島里山紀行 記



 



 
           
    9:20 JR安芸中野駅を出発し     前方に258mピークを見ながら 

     

     
    最初の案内表示です      9:32 2番目の案内表示が 

     

     
    影登山口への案内表示     9:37−9:42 影登山口です

     

     
    すぐ竹林に入り      9:46 小さな谷を渡ります

     

     
    谷を渡ると滑りやすい道が     10:05 ちょっとした岩場を登り 

     

     
    尾根道はほぼ直登      10:19 258mピークの電波塔に着きました

     

     
    ピークから畑賀峠へ向けての下りを      10:27 畑賀峠に到着

     

     
    10:31 日浦山へ向けて出発です。左にDコースが      峠からすぐ階段です 

  
     
    10:44 尾根に出て初めて呉娑々宇山が姿を現す      尾根道は岩が現れます 

     

     
    10:59−11:02  展望の岩場     展望の岩場から山頂へ向けて 

       
展望の岩場から。中央に258mピーク、その左に蓮花寺山、高城山、中央最深部に鉾取山、原山、洞所山 パノラマスクロールはこちらへ

     

     
    11:05 山頂に到着です      三等三角点の山頂
 
                 
                                山頂からの展望、中央に黄金山が                          
 
                        
 

Hiroshima Satoyama Kikou

                                                    パノラマスクロールはこちらへ            


     

          
    11:56 Aコースへ向けて下山です   

     

     
    12:10 地獄岩の展望地   

     

     
    これが地獄岩?     まさ土の滑りやすい道を下ります 

Hiroshima Satoyama Kikou



     
          
    右に地獄岩が           崩れ落ちるような巨岩群です 

     

     
    12:24 「岩登りの道」     しばらく岩場が続きます 

     

     
    「松風の道」は遊歩道      12:51 下山しました 

     

     
    Aコース登山口の目標になるひまわり観音     12:57 日浦山遊歩道の案内板です

     

     
    熊野神社      千葉家住宅の角を曲がります
     
        
    13:09 JR海田市駅に到着しました   
   

 
                   
               
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