山 名 | 坂山 |
標 高 | 499.8m |
場 所 | 広島市安芸区瀬野南町・阿戸町 |
登 頂 | H25.9.26 |
アクセス |
JR山陽本線中野東駅から徒歩で平原登山口 |
コース | ○JR中野東駅8:55→平原第一公園9:13-9:24→登山口9:31→椿のトンネル9:52→急登10:04→ 縦走路合流10:33-10:38→展望地10:54→山頂11:17 ○山頂12:09→分岐12:18→瀬野川第4調整池12:54→下山口13:01→JR瀬野駅13:25 |
メンバー | 美7名 |
過去記録 | H21.10.28 |
○平原登山口9:31〜坂山11:17
登山口からは日の差し込まない石くずの散在する歩きにくい道を進みます。右に谷を見て進み10分ほどで「椿のトンネル」の表示の架かる木の下をくぐると、視界が明るくなり振り返ると広島国際院大学の建物などが見えています。
夏草の被るジグザクの道を進むと道が二分する個所があります。ここで右手を見ると谷を詰める感じで岩場が見え青リボンが垂れていました。どうやらここがガイドブックにある「水飲み場」だったようです。本来のコースは水飲み場から谷沿いに植林帯の中を登ると10分もあれば鉾取山と坂山との分岐の峠に達するはずでした。
左には良い道が延びすぐに新しい平原登山口を示す表示があり、草刈りしたばかりの道が延びていました。ここでしばし思案しましたが、新しく開発された登山路と思い進んだのが間違いでした。この道は薄暗い林の中の狭い水平の巻き道で、左側が切れ大変滑りやすい悪路でした。記憶に無い道でしたが、「火の用心」の札が架かっていますで保安路であることは分かりました。椿のトンネルから時間にして12分ほどの地点でこの巻き道が終わり、白い布リボンが下がる急な道らしきものが登っていました。その後もかなり密な間隔でリボンは続きます。日差しの全く入らない急斜面は下草も生えていないので歩行には支障がありませんが、明確な踏み跡らしきものも見あたりません。ただ上をめざせば確実に縦走路に出ることは分かっていますのでリボンに従いひたすら登ります。
アキレス腱とふくらはぎのストレッチを行いながら、「ほとんど経験したことのない」ような急斜面を直登すること30分でようやく縦走路に合流しました。鉾取山の方に少し引き返してみましたがスギ植林帯は確認できたものの分岐の峠はまだ先のようでした。
このハプニングであわよくば鉾取山の往復をとの思いもあえなく潰えてしまいました。
縦走路で小休止し気を取り直して坂山をめざします。視界は無いが常緑樹とリョウブ等の落葉樹が混在する気持ちの良い縦走路進むと17分ほどでロープの架る急坂です。この先はアップダウンを繰り返し山頂に向かいますが、5分ほどで急に視界が開け左手にみどり坂の団地、その背後に長者山、さらに奥に白木山と眺望が得られました。
途中、小さなプレートに「P541」と書かれた展望のない541mピークを過ぎ、さらに小ピークを過ぎて最後の鞍部を越えると山頂に到着です。展望地から23分ほどでした。
○坂山12:09〜神原登山口13:01
さほど広くない三等三角点の山頂には標柱とベンチがおかれ、一部木立が邪魔するものの、展望の期待できない広島安芸アルプス縦走路の中にあって第一級の展望が開けます。
南から西方向には広島市街と瀬戸内海、はるかに極楽寺山、、大野権現山、大峯山そして日浦山、蓮花寺山、高城山、北側に八世似山、長者山、白木山など、東側には水ケ丸山・曽場ケ城、小田山、さらに野呂山などと素晴らしい眺望です。
展望を楽しんだ後は北東に向けての尾根道を下り神原登山口に向かいます。9分ほど下ると分岐で来た方向に鉾取山3.2km、左に瀬野小学校2.5kmとあります。直進は熊野町の熊野下跡に下るらしいので一寸覗いてみましたが蜘蛛の巣に覆われた道が延びていました。
分岐から滑りやすい道を下ると2分でまた指導標があります。この指導標からは谷筋に入り10分でロープの架かる岩道、そして3分で神原川の上流部に出ると水量はありませんが神原滝の標柱があります。植林帯の中、次第に水量の増した沢には小滝も見られ和まされます。神原滝から20分ほどで瀬野川第4調整池でここからは舗装路となり、落ち葉の積もった道を下ると5分で前方が明るくなると神原登山口です。
○神原登山口13:01〜瀬野駅13:25
登山口もバイパス工事ですっかり様子が変わっていました。トンネルをくぐり左手に進んで神原団地の中をJR瀬野駅に向かいます。団地を抜け瀬野小学校を過ぎて瀬野川に架かる岩棚橋を渡った所に「坂山、鉾取山 登山口300m」の表示がありました。ここから国道2号に並行する旧道を13分歩くとJR瀬野駅に到着です。
広島里山紀行 記