山  名   烏帽子岩山  上山    中山 
 標  高  410m   391.7m  379m
 場  所  呉市天応町
 登  頂  H26.5.22
 アクセス  ○広島バスセンター→野間園前バス停→呉市野外活動センター
 ○JR天応駅→JR西広島駅 
 コース  ○広島バスセンター8:13→野間園前バス停9:32→呉市野外活動センター10:04→登山口10:18→中山10:54
 ○中山10:55→上山11:09→烏帽子岩山11:29
 ○山頂12:25→上山12:44→下山13:41→JR天応駅13:56  
 メンバー  美9名
 過去記録  H25.3.6

 

                                 【概 要】                                 
 呉市の天応烏帽子岩山、上山(じょうやま)、中山の山頂部を結ぶ尾根道は中国自然歩道の烏帽子岩山ルートとなっています。市街地からのアクセスもよく中国自然歩道の整備された登山路を利用したハイキングが楽しめます。
 烏帽子岩山の山頂からは江田島を眼の前にし呉港、広島湾やその先に広がる瀬戸内海の島々の絶景が望めます。また山名の由来ともなっている烏帽子のような尖塔状の岩は烏帽子岩と呼ばれてクロナメラ、ドンガメ岩などのユニークな名称の岩場とともにロック・クライミングのゲレンデとして利用されています。
 今回は焼山団地側の呉市野外活動センターから登り中山、上山を経て烏帽子岩山に至り、下山は上山からハカバ尾根を下りJR天応駅にでるコースをとりました。

○呉市野外活動センター10:15〜中山10:54
 野間園前バス停で下車して昭和南小学校から住宅団地を抜け老人ホーム、昭和高校を経て野外活動センターに向かいます。野外活動センターにはバス停から30分ほどで到着しました。廃棄物処理場の建設中とかで高校前から呉市野外活動センターにかけてはちょうど道路工事の最中でした。
 センターのセトラルロッジで服装調整の後、セトラルロッジから右手に野営場をみて3分ほど直進すると野外教室とある広場がありました。その奥に「焼山生活環境保全林・案内図」の大きな案内板が立っています。が、一帯の説明で登山ルートの案内ではありません。
 ここを登山口として案内板右手の道を登ります。6分ほどで左手高台に東屋がありますが、高台下の巻き道を進んでも先で合流します。東屋からは灰が峰が正面に望めました。東屋から1分で「中国自然歩道烏帽子岩山1.7km・キャンプ場0.5km」の標柱があります。自然歩道の広い道を5分ほど進むと初めて樹間から海と天狗城山が遠望できました。
 さらに5分で木階段が現れ、傾斜のきつい階段は時折途切れるものの延々と10分ほど続きます。階段が現れて9分で左に大岩があるので寄り道してみると左から天狗城山、絵下山、焼山団地、灰が峰と素晴らしい展望が開けていました。大岩から1分でようやく尾根に出て階段から解放されました。尾根道からは青い海と岩の天狗城山が印象的です。
 なだらかな道を進むと大岩から4分で左手に中山の山頂です。「中山、379.0m」と書かれたプレートのある狭い山頂からは真正面に灰が峰が見えています。

○中山10:55〜上山(じょうやま)11:09
 中山からは一旦下った後しばらく尾根道を上山へ向けて進みます。5分ほどで再び現れた階段を登りきると道の真ん中に円形のコンクリート台が埋まっていました。この先は新緑の眩しいなだらかな尾根道を8分ほど歩くと上山です。
 ジョウヤマと書かれた「上山391m」のプレートが架けられていました。上山は二等三角点が置かれていますが、登山路の真ん中に三角点石柱があるだけで広場も展望も無くおおよそ山頂らしくありません。ここは下山に使うハカバ尾根の下山口が分岐します。

○上山11:10〜烏帽子岩山11:29
 上山からは鞍部に向かって標高差40m余り階段を急降下します。鞍部の道からは烏帽子岩がときおり顔をみせます。鞍部を過ぎ上山から9分ほどで岩の脇を抜けて振り返ると上山の山頂と海が見えています。
 上山から12分で開けたマサ土の展望小ピークで北の方向に絵下山、目の前に焼山団地、東方向に灰が峰がみえています。小ピークから6分で右から烏帽子岩からのルートが合流します。2,3分下れば烏帽子岩やドンガメ岩を見下ろす展望岩がありますが今回はパス。さらに1分で山頂です。登山口からは1時間15分ほどでした。
 三角点の無い烏帽子岩山の山頂は平らな広場で低灌木に囲まれていますが、南方向には開けて呉湾、江田島、倉橋などが望めます。山頂の石鎚神社の祠は倒壊し石組みがケルン状に残っています。山頂から一段下がった岩からは呉湾と倉橋島方向、江田島を眼前にして能美島、似島などの島々そして広島市街方面の素晴らしい展望が得られます。

○烏帽子岩山12:25〜下山口小橋13:41
 下山は上山からハカバ尾根を経て天応駅に向かうため往路たどります。4分でうさぎ岩と書かれた岩を過ぎ、マサ土の小ピークを経て鞍部からの階段を登ると上山です。烏帽子山から19分でした。
 上山からの下山口分岐には手書き案内があります。下山口付近は少し草が被り加減ですがすぐ明るい道になります。ただマサ土の露出した道は急な上に滑りやすく難儀します。山頂から8分ほどで展望地がありますので寄り道します。天応の町を真下にして左手に岩の斜面、正面に江田島と瀬戸内海と素晴らしい景観です。
 相変わらずの滑る道を下ると展望地から30分ほどで右手が大きく開けて広島湾方面と天狗城山、中天狗山などここも素晴らしい景観です。
 この展望地から14分で下山口の鉄製小橋です。上山からは50分でした。橋を渡り墓所を抜けると烏帽子岩、どんがめ岩経由コースの分岐点です。
 クレアライン(広島呉道路)の側道に出るとここには「烏帽子岩登山口」の大きな表示があり、尖塔状の烏帽子岩と山頂が見えています。案内表示から10分でJR天応駅に到着しましたが、快速電車の通過駅で次の電車まで約50分待たねばなりませんでした。
                                                      広島里山紀行記


 
 呉市野外活動センター〜中山   

 

 
10:04 野外活動センター  10:18 案内板の右手から登山道へ 

 

 
10:26 東屋から。正面奥に灰が峰を  10:32 海側に視界が得られて天狗城山が 

 

 
10:37 長い階段の始まりです  10:45 大岩が現れました 
   

Hiroshima Satoyama Kikou


展望の大岩から。焼山団地方向に展望が開け絵下山や灰が峰も

   

 

 
大岩は展望に優れました   10:52 長い階段も終わり尾根の道に 
   
 中山〜上山   

 

 
中谷の山頂に到着です  山頂から焼山団地や昭和高校、活動センターが 

 

 
再び現れた階段を  11:01 道の真ん中にコンクリート台が 
   
 上山〜烏帽子岩山  

 

 
11:09 上山山頂。青は天応駅への下山路です  11:10 山頂から鞍部に向けて急な階段を 

 

 
直下の展望の岩、焼山団地に開けて  11:19 鞍部から登り切ると 
   
   
               
               振り返ると上山の向こうに似島、中央の大岩は獣の顔のようにも  

 

 
11:22 マサ土の小ピークに着きました  11:28 右から烏帽子岩ルートが合流 

 
 
11:29 烏帽子岩山の山頂に到着  山頂は南側に開けています 
  

               
                                 若葉晴れの海 
 

                    
 


             
                  江田島を眼前にして呉湾から倉橋島、能美島など瀬戸の島々を


 烏帽子岩山〜下山口  

 

 
12:25 下山です。祠跡はケルンのように  小ピークを越えて 

 

 
はるかに絵下山の電波塔が  12:34 鞍部に向かっての下りを 

 

 
再び標高差40mほどの階段を  12:44 上山で小休止です 

 

 
12:50 山頂から1分で急な下りに入ります  マサ土の斜面は大変滑りやすく 

 
                    山頂から8分の展望地、見あきない景観が広がります   

    
 
 この険しい岩肌をロック・クライミングする人影も   

 
 
13:27 最後の展望地になります  
  

         
                 天狗城山から中天狗、小松尾山へと連なる山並み     

 
 
13:41 下山口の鉄橋を渡ります   
   
 下山口〜JR天応駅  

 

 
烏帽子岩と山頂部を  海を前にして住宅地を下ります 

 

 
13:46 広島呉道路の側道に。登山口表示が  13:56 JR天応駅に到着です 

 

 

           
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