山 名 | 日浦山(ひのうらやま) |
標 高 | 345.4m |
場 所 | 広島市安芸区 安芸郡海田町 |
登 頂 | H27.3.11 |
アクセス | ○JR西広島駅8:49→JR広島駅8:59→JR海田市駅9:09 ○JR安芸中野駅13:24→JR西広島駅13:51 |
コース | ○JR海田市駅9:17→ひまわり観音9:31→地獄岩10:23-10:28→山頂10:41 ○山頂11:58→Dコース分岐12:16→258mピーク12:24 ○258mピーク12:29→下山(畑賀1丁目11)12:54→JR安芸中野駅13:12 |
メンバー | 美10名 |
過去記録 | H26.2.12 H24.11.8 H22.2.16 |
○Aコース登山口9:41〜日浦山10:41
ここから山道ですが遊歩道だけあって木柵、階段と良く整備されています。ひまわり観音から25分足らずで階段登りが一段落した地点に松風の路の表示がありました。そう言われればマツの木が散在し耳を澄ませば松籟も聞こえてきそうです。明るい尾根道を10分ほど進むと鳥の顔を模したのでしょうか、二基の切り株ベンチがあり一息つけます。その先に山頂へ650mの標柱がありました。
この標柱の先から岩の間を縫っての道が始まります。すっかり明るくなった道からは時折視界も得られるようになります。切り株ベンチから6分ほど、岩を越えての道を登り切った岩場からは眼下に海田湾、似島、宮島、そして極楽寺山など広島西部の景観が広がります。さらに数分登った展望地からは岩塊を積み上げたような地獄岩が望めますが、今にも崩れ落ちんばかりの岩崩れの景観はなかなか壮観です。
風化して滑りやすさを増した岩の道を10分登ると「頂上へ390m」、「地獄岩、岩の展望台」の表示がある地獄岩への分岐です。まさ土の滑りやすい尾根の道を2分ほど下ると「岩の展望台」で地獄岩、おむすびの岩など奇岩が並び、その先はかなりの高度感で落ち込んでいます。前面には海田の町並み、その先に海田湾、江田島から広島市街地などが広がり疲れを忘れさせられます。
(山頂で出会ったH氏の談:アルペンルートなる3つの岩場群を登るコースを利用すれば山麓から直接地獄岩
に到達するとのこと。ただし容易に想像できるようにロッククライミングの心得が求められるでしょう。クライミ
ングを行わない捲き道も有るようで、ルート図も頂戴しチャレンジしたい誘惑に駆られますが急斜面に苦闘す
ること間違いなし。)
再び分岐まで戻り山頂に向かいます。樹林帯に入り階段をぼると分岐から10分ほどで「Aコース(ひまわり観音)Bコース(大師寺)」の分岐で左にBコースが下ります。この地点から3分の距離、岩の間を抜けたところが山頂です。
○日浦山11:58〜258mピーク12:24
三等三角点の置かれた山頂は南北に細長く大岩が点在し中世の山城跡とされています。春先には珍しく冷え込みましたが、その分大気は澄みこの時期らしい眺望を楽しめました。展望は大変よく、眼下の東側に瀬野川と国道2号線、新幹線、その奥に鉾取山、洞所山、原山、金ヶ燈籠山と連なる鉾取山系の山々、絵下山など呉方面の山が見えています。南から西にかけては海田の町、広島市中心部と広島湾、似島そして経小屋山、極楽寺山などを眺めることができます。また岩の上に立てばはるかに白く輝く十方山、深入山などと思われる芸北の山も望めました。三角点の北側には大岩が点在し格好の休憩地です。
昼食後は北側の258mピークに向かいます。正面に蓮華寺山を見ながら下ると2分で展望の岩で目の前に鉾取山系の山々が広がります。岩の間を抜けての道が終わると明るい尾根の道に変わります。
下山から10分で為角分岐で「為角登山口」の表示があり左に道が下ります。分岐を右に下るとすぐベンチがあり「山頂まであと330m」の標柱もあります。この先は一部に溝のように掘れた箇所もある急な下りが続きますが、10分で258mピークとの鞍部の畑賀峠に着きました。
畑賀峠はDコースの分岐点で「観音・免公園へ」の標柱が立ち左によい道が下ります。258mピークへは直進しますが鞍部からの登りはほぼ直登です。登り始めて6分で「頂上まであと750m」の標柱が立ちCコースが右に下ります。この地点から1分で右から半次郎丘コースが合流しています。合流点の先が258mピークの山頂です。日浦山からは約30分でした。
○258mピーク12:29〜下山口12:54
258mピーク(下山時、地元の人には筆影山と説明されました)は驚いたことに、前回、地デジ化に伴って荒れ果てカヤの繁茂していた山頂部はアンテナ塔が撤去され、三基の真新しベンチが設置されていました(アナログ放送用アンテナ塔は一つの目印になっていたのですが)。そして切り開かれた広場の東側は原山など鉾取山系の山が真正面に望める素晴らしい展望地に変わっていました。
山頂の北側には影コースが下りますが、今回は半次郎丘コースとします。このコースは比較的新しい道で影コースに比べて勾配が緩やかな歩き易い道です。
来た道を引き返すと山頂直下に「JR安芸中野」、「日浦山頂上」の標識がありますので、左手の安芸中野への道を下ります。明るい尾根道を4分ほどで岩屑の点在する半次郎丘ですが、既に表示板は判読が困難になっていました。半次郎丘を下ったところにもJR安芸中野の表示がありますが迷うことはありません。
半次郎丘からは視界のない急な下りとなります。17分ほどで林を抜けると墓地に出て正面に鉄塔が見えました。墓地の脇を下ると、「あきくみりょくたんけんたい」「JR安芸中野」の表示が見え、おそらく影コースに連絡し安芸中野駅に向かうものと思われます。今回はそのまま墓地の脇を下りました。
表示から2分で日ノ浦庭竜寺観音堂跡の石柱がみられました。石柱からはすぐに畑賀1丁目11番の民家前に出ました。山頂から約25分でした。
細く曲がりくねった道を下ると石柱から7分で「影登山口」の標柱、さらに12分でJR安芸中野駅に到着しました。
広島里山紀行 記
JR海田市駅で下車 | 駅前から出発です |
9:27 まず熊野神社に参拝して | 9:30 神社の脇に案内板が。 マウスを乗せると |
9:31 ひまわり観音の側を | 9:41 墓所を抜けて登山口へ |
遊歩道として良く整備された道を | この先が「松風の路」、耳を澄ませば松籟が |
10:03 鳥の顔?のベンチ。中間点になります | 「山頂へ650m」の標柱を抜けると岩の道に |
Aコースは変化があって | 青い空、穏やかな海 |
足場はしっかりして安心です | |
岩場を抜けると展望が開けました | |
岩崩れ、地獄岩を望みます | 風化した花崗岩の滑りやすい道を |
10:21 地獄岩への分岐点に到着 | 支尾根を下り地獄岩へ寄り道 |
10:23 おむすびの岩、不思議な造形です | 地獄岩です。かなりの高度感 |