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山 名 | 大平山(たいへいざん) |
標 高 | 267.5m |
場 所 | 三原市鷺浦町(佐木島) |
登 頂 | H27.3.31 |
アクセス | ○JR西広島駅7:33→JR三原駅8:58→三原港9:25→鷺港9:50 ○向田港16:30→三原港15:05→JR三原駅15:18→JR西広島駅16:48 |
コース | ○鷺港出発9:57→幸神登山口10:30→みはらし岩11:11→山頂11:25 ○山頂12:55→二本松分岐13:05→観音13:13 ○観音13:16→二本松分岐13:22→向田港14:03 |
メンバー | 美11名 |
情 報 | 三原港→さぎ港(土生商船) 向田港→三原港(三原海陸運輸) |
○幸神登山口10:36〜大平山11:25
服装調整の後、ミカン畑の中の穏やかな舗装路を大平山に向かうと4分で表示のある分岐、次いで4分で廃屋があり地道に変わります。常葉樹主体の道を3分で左手に滑らを流れ落ちる滝を見ます。道は思いのほか急ですが次第に疎林となり足下にはシダが見られるようになると、さしもの急登も緩んできます。軽く下り登り返すと上空が明るくなり「みはらし岩」に出ます。
みはらし岩は西に開け左手から高根島の一部や三原市の幸崎、須波方面の素晴らし眺望が得られ北には狗山が顔を見せています。また真正面の突き出た半島には島の沖合で沈没した第5北川丸遭難者慰霊碑があるとのことです。
みはらし岩からなだらかな尾根の、しかし視界の無い道を7分ほど進むと千畳敷と書かれた平坦地に出ましたが、とくに特徴も見られません。千畳敷から1分で千畳敷分岐と書かれた尾根に出ました。表示には左が狗山、右が大平山、来た方向が幸神登山口とあります。分岐のすぐ先で生口島方向が開け眼下に塔の峰が見えています。最後の登りを耐えると分岐から5分で山頂に到着しました。幸神登山口から約50分でした。
○大平山11:25〜観音さん13:13
太平山の山頂は広々とした平らかな台地状ですが周囲は樹林で覆われています。リーフレットには「360°の大パノラマ」とありましたが360°とはいきません。南方向を除いて場所を変えることにより北方向に筆影山・鉢ケ峰・三原市市街地など、東に因島・生口島、西に高根島などが望め、素晴らしい多島美の眺望を得ることに変わりはありません。また手製のベンチや説明板など地元の人達のご苦労もよく分かります。
下山は向田(むこうた)港に向かいます。山頂から少し下にある簡易トイレを右に見送って、疎林の中の緩やかな道を5分ほど進むと前方が開け生口島、高根島が望めます。ここから滑りやすい砂礫混じりの急な下り道となります。山頂から10分で二本松分岐に到着しました。
二本松分岐は十字路ような鞍部で東側は通行止め、右折は向田となっています。ここは石仏群のある「観音さん」に向かうため直進してササの茂る急坂に取り付きます。4分ほどで穏やかな明るい尾根に出てサクラの咲き始めた塔の峰などの景観を楽しみながら進むと8分ほどで観音さんに到着しました。
細長い尾根上の観音さんには西国三十三観音を模したとされる石仏が整然と並び、先端部には見頃のサクラも見られ、また須ノ上への下山路が下っていました。さらに直進すれば「ねんねこ岩」とのことですが、薄い踏み跡が延びているだけでした。
○観音さん13:16〜向田港14:03
小休止後、往路は明るい尾根道を下り6分で再び二本松分岐に出ました。ここから左折し向田へ向けの下りは樹林の中の展望のない道です。分岐から10分で突然のように前方が開けてみかん畑に出ました。向田の集落を見ながらイノシシ除けの柵に沿ってミカン畑を下ると10分で作業路に合流しました。ここが向田登山口で大平山と向田港への案内表示があります。
塔の峰が目の高さになってきたミカン畑を進むと、先ほどの表示から3分の分岐路にも案内がありました。ミカン畑を抜け集落に入り土地の人の案内で塔の峰の右手を巻く道を採り、まだピンク色の濃いサクラを見ながら港に向かいます。「塔の峰千本桜」の表示のあるメイン道路に出ると3分で港に到着しました。二本松からは約40分でした。
向田港は旅情を感じさせる湖のように波静かな入り江です。運良くちょうど引き潮で波打際の巨岩に刻まれた鎌倉時代の作と云われる魔崖和霊石(まがいわれいし)地蔵が全身を現していました。
広島里山紀行記
Hiroshima Satoyama Kikou |
13:16 大平山を正面に下山です | 明るい尾根の道を |
塔の峰を少しアップで | |
13:22 二本松分岐に降りました | 下山路は樹林の中 |
13:33 ミカン畑に出て柵に沿って下ります | |
13:36 登山口の作業路に出て | 向田の集落を進みます |
13:52 塔の峰の右側を巻いて | 見頃を迎えたサクラを見送って |
14:03 港に到着しました。磨崖和霊地蔵が | 干潮時にのみ姿を現す磨崖和霊地蔵 |
14:15 乗船。静かな入り江です | 15:10 三原港に帰着しました |