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山 名 | 天狗城山 中天狗 小松尾山 |
標 高 | 293.4m 325.1m 379.7m |
場 所 | 呉市天応町 安芸郡坂町 |
登 頂 | H27.3.5 |
アクセス | ○JR西広島駅8:20→JR呉ポートピア駅9:07 ○JR小屋浦駅13:51 |
コース | ○JRポートピア駅9:09→登山口9:27−9:34→天狗城山10:31-10:35→山頂展望岩10:37-10:43 ○展望岩10:37-10:43→中天狗11:06→小松尾山11:39 ○小松尾山12:21→二艘木12:26→展望東屋12:30-12:36 ○二艘木12:40→小屋浦下山13:09→JR小屋浦駅13:29 |
メンバー | 美12名 |
過去記録 | H24.10.18 H22.2.13 H19.5.31 |
○天狗城山登山口(9:34)〜天狗城山(10:31)
鉄製の階段を登ったところは民家入口ですが、ここから三百数段の擁壁上の急傾斜なコンクリート道を登って行きます。6分余りで一気に70m登り切ると山道に入ります。
展望の無い雑木林を進み10分ほど歩くと前方が開けて不思議な造形のパイン岩が現れます。この先からは勾配がきつくなり、樹林帯を抜け視界が開けて岩場歩きが始まります。比較的小さな岩の間を縫うようにして登ります。
パイン岩から8分ほどで屏風岩???帆立岩で天応の町並みが見下ろせ確実に高度を上げることが分かります。やがて今回コースのハイライト、大きな岩魂や斜面が現れ始め、足や腕の力を最大限に発揮することになりますが、岩場の要所には赤いペンキやロープがあり一応安心です。
屏風岩、天狗岩、腹切り岩と見どころを経て一旦、雑木林に入り、再び岩場が現れると展望のカエル岩です。
カエル岩に立てば眼下に天応公園、その向かいに江田島、南の方向には音戸や能美島、西には先回登った似島と瀬戸内の大パノラマが目の前に広がっています。
一旦展望と分かれて3分ほど登ると天狗城山の山頂です。四等三角点が置かれた山頂は砦跡らしく切り開かれているものの周囲の展望は得られません。登山口からは約1時間でした。
○天狗城山(10:31)〜小松尾山(11:39)
展望のない山頂を後にして下るとすぐ先の左手に展望岩があり、山頂方向の視界が妨げられるものの南方向に江田島、宮島、似島、西方向に広島市街そして天狗岩、北方向には眼前に中天狗、そして絵下山と小松尾山が、東方向には野呂山、灰ヶ峰、烏帽子岩山と素晴らしい景観が広がります。
次の目的地の中天狗は天を突くような円錐形でなかなか見栄えのある山容を見せています。
下山は岩の右を巻いて下りますがすぐ尾根の平坦な道となります。展望の無い尾根道を10分ほど歩くと前方に鋭く立ち上がる中天狗の峰が現れました。一旦急な道を下ると5分ほどで鞍部で、ここから中天狗への登りが始まります。
天狗城山とは異なり岩場は無いものの道は直登で、時折、枝越しに天狗城山を見る程度で展望はほとんど得られません。鞍部から15分ほどで中天狗山頂にでました。二つばかりの小岩が点在する頂きは樹林に覆われ展望が悪く、多くのハイカーにはひと息つくだけの通過点となっているようです。
中天狗から下るとこの先は軽くアップダウンを繰り返す尾根道で、登りがきつかっただけに展望はないものの変化に富む快適な山歩きができます。
中天狗から17分ほどの尾根歩きの後、小松尾山への登りが始まりますが、すぐその先が深山の滝への分岐点です。分岐にはテープが巻かれ、壊れた天狗面の案内表示があり右手に道が下っています。分岐を直進すると3分で展望の小岩があり、中天狗の奥に天狗城山の尖峰が姿を見せ、右手には小屋浦の町や似島が望めます。ここから3分で小松尾山の山頂です。中天狗からは30分ほどでした。
○小松尾山(12:21)〜小屋浦登山口(13:09)
四等三角点が置かれた山頂は切り開かれていますが、陽だまりとなりこの季節には格好の休憩地となりました。切り開かれた山頂からの眺望は野呂山、灰ケ峰、手前に烏帽子岩山、その右手に倉橋島、江田島の一部と広島湾、似島と瀬戸内の風景が展開します。
木柱には天狗山(小松尾山)と。
昼食後は下山です。道脇の三角点の先から絵下山が正面に望めます。展望の無い急坂の道を8分ほどで二艘木の鞍部に達しましたが、ここには中国自然歩道の二艘木・茶臼山ルート案内図の大きな案内板が立っています。二艘木は各方面への分岐点で北方向は絵下山まで2.3km、右の分岐を下る深山の滝へは1.8km、そして中国自然歩道をたどる小屋浦までは1.3kmとなっています。
二艘木からは展望の東屋に寄り道してみます。階段の続く絵下山への登山ルートを5分ほど登ると、分岐へ出て左折した先に東屋が見えています。
視界はさほど広くはないものの西方向に開け宮島、似島そして天狗岩などが望めます。展望を楽しんだ後は、再び二艘木に戻り中国自然歩道を歩き小屋浦に下山します。
落葉して明るい道を10分ほど下ると水場で多少足下が悪くなっていました。この辺りまで耕作地があったのでしょうか、谷沿いには多くの石積みがみられます。
水場から20分で小屋浦側の絵下山登山口に下山しました。下山口の標柱には絵下山まで自然歩道で3.6kmとあります。谷沿いには天地峠を経て天狗岩への道が延びています。
登山口の先2分ほどの個所で坂小屋浦第一号橋の架橋工事が行われていましたがほぼ完成の模様でした。最深部の民家前から天地川に沿って20分余り歩くとJR小屋浦駅です。
広島里山紀行 記