山 名    生城山(おうぎやま) 
 標  高   485m 
 場  所  東広島市志和町 
 登  頂  H28.10.12(水) 
 アクセス  ○JR西広島駅9:20→JR八本松駅10:06→芸陽バス八本松駅10:22→六日市バス停10:36
 ○芸陽バス六日市バス停14:18→JR八本松駅14:32 
 コース  ○光源寺11:02→ダム上部11:08→ため池11:21→11:26生城山城跡登山口11:26→鞍部11:45→
 子生城11:48→鞍部12:00→亀石12:05→山頂12:09
 ○山頂13:08→鞍部13:15→鞍部13:27→生城山城跡登山口13:41→ダム上部13:53→光源寺14:00 
 メンバー  美13名 
 過去記録  H23.12.11(日) 


 

                                 【概 要】                                
 東広島市の生城山は志和盆地の中央部に位置し、毛利方の天野興定が1520年頃築城した城趾とされます。山頂からは360度の展望が得られ西側には志和西の集落と高鉢山、安駄山。北に志和堀の集落と金明山。東に虚空蔵山。南に東広島カントリークラブのコース、その奥に曽場ヶ城山など志和盆地を取り囲む山々が一望できます。

○JR八本松駅10:22〜光源寺10:51
 JR八本松駅で下車し駅前の芸陽バス3番乗り場から志和循環線西回り線に乗車します。貸切状態のバスに乗り県道46号線を北上し15分ほど先の六日市バス停で下車しました。
 光源寺へはバス停から下った「古民家カフェ」の案内板の所か、又は上った「生城山光源寺」の石柱と教育委員会の「生城山城跡」の案内の所から入ります。
 15分ほどで石垣と白壁そして見事なモミ大樹がそびえる光源寺に着きます。車ならこの前の参拝用の駐車地を利用させてもらえそうです。

○光源寺11:02〜生城山城趾登山口11:26
 光源寺の左手から墓所の前を進みますが、辺りは大規模な砂防ダム工事により4年前とは光景が一変していました。舗装が切れると関係者以外の立入を制限する表示がありましたが、工事は行われていませんでした。少し先にダムが造られています。以前は谷川の左を進み途中で右岸に渡りましたが、今回はダム上部で谷の右手高みに登りました。この時期は登山者も少ないらしく草丈が高くなっていますが、不明瞭な道を6,7分ほど我慢すれば本来の道に合流します。
 道の左手は植林帯、右手斜面は雑木林で大変薄暗く、加えて足元はゴロ石です。左に沢をみて湿潤した道を進むとダムから10分ほどで金玉水(きんぎょくすい)の石碑がありました。碑文には権現滝の名前がみえますが小滝は多くてどれか判明しません。
 石碑を過ぎると上空が明るくなって周りが開けるとための前に出ました。一転して歩きやすくなった管理道を2分進んだ奥の右手に「生城山城趾登山口 」の案内標識があります。管理道は東広島カントリークラブ方面へ続いています。

○生城山城趾登山口11:26〜子生城山11:48
 登山口から登り返えし左にトタン板塀をみて進みますが右手は湿潤した耕作地跡です。植林された薄暗い道は女生城(めおうぎ)の裾を捲き穏やかに上りますが、倒木も多くかなり荒れ気味で余り利用されているようには見えません。登山口から20分ほどで前方が明るくなり尾根鞍部に着きました。
 ここには「生城山城跡子生城を経て登山口へ」の表示があり、また来た方向には交通止めの標識が置かれていました。右手に登りますが道はずいぶん良くなます。一登りして3分ほどで子生城山にでますが小さなコブで意識しなければ通過します。

○子生城山11:48〜生城山12:09
  子生城山からは一旦下って上り返しますが左に雑木林、右にヒノキ植林の気持ちの良い尾根道です。8分ほどで道は左折し生城山の西斜面のトラバース道になります。5分ほど歩くと地図上で十字路の峠で、左手西方向には良い道が下っていますが北方向の道は既に失われています。ここには「山頂、展望園地 落石注意」の表示があり右手東方向に急な道が上っています。コース一番の急登をロープに頼りに5分登り平坦部に出ると大岩が点在し、「亀岩 振り返って見てください」の石柱があります。この先もロープの急登ですが亀石から2分で右に櫓柱の跡と云われる大岩が現れ、さらに2分で鉄塔が見えると山頂です。

○生城山13:08〜光源寺14:00
 なだらかな山頂は中央部に大岩と古い鉄塔そして「東広島市史跡 生城山城跡」の説明板があります。山頂からは成長した樹木が幾分邪魔しますが360度の展望が得られます。ただ城趾は一面が三角点も埋もれるカヤに被われて寂寞とした雰囲気です。アクセスと展望の良さからもう少し注目されて欲しい里山ですが、登路を含め4年の歳月の間に様変わりしていました。このまま荒廃してしまうのでしょうか。
 帰路は光源寺の裏手に出る予定で下山口を探しましたが、繁茂するカヤに阻まれて見つけることができず往路をたどりました。
                                                                             広島里山紀行記



 

  

   
  
    
  10:51 光源寺の左手に入ります   11:02 砂防ダムに向かって 

   

   
  11:08 ダム上部の右手を登ります    新しい道は利用者も少ないのか草丈も高い   
   
       
  合流した本道はゴロ石と湿潤で    11:19 金玉水(きんぎょくすい)の碑を過ぎて 

     
   
    これが権現滝?   11:24 上空が開けるとため池に出ました 

   

   
  11:26 「生城山城趾登山口」 の案内に従って   ゴルフ場のイノシシ除け柵の傍を進みます 

   

   
  道は耕作地の跡らしき湿潤地を右にみて      穏やかに登っていきます

   

   
  悪天候続きのためか道はかなり荒れています    11:45 鞍部に「子生城を経て登山口へ」の表示が 

   

      
  下山方向に向けてこの標識がありました      鞍部から道は格段に良くなりました
            
       
    子生城山は小さなコブです               快適な尾根道を進み 

           
   
      再び登り返します        11:56 生城山の西斜面トラバース道に 

      
       
     12:00 コース一番の急登の始まりです       急な道にはロープが架かっています 

   

   
  12:05 亀石とありました。よく見ると、、、   山城跡らしく急峻な道を

      
   
     櫓柱の跡と云われる大岩の傍を登ると   12:08 山頂の鉄塔が見えてきました 

  

   

     
  12:09 山頂には大岩群と鉄塔が   ススキの茂る山頂部です 

      
 
     三角点もカヤに埋もれて  
 
 
    
                                北に金明山、東に虚空蔵山やセントパインズゴルフ場を



             
  
   
   

Hiroshima Satoyama Kikou


  

   
 
  
  13:08 下山です     櫓柱跡の大岩脇の急な下りを 

   

   
  13]10 亀岩の前まで下りました   13:15 ここは直進しないで左折します 

   

   
  小生城山へ向けて尾根の道を    13:27 鞍部から荒れた道に入ります

   

   
  13:41 登山口に出ました    ため池の側を進み 

   

   
  13:53 砂防ダムの上部に帰着しました   改修された谷川の脇を 

      
   
     14:00 光源寺に寄って    14:09 バス停近くには石柱と城跡説明板が
                                    
                                      
   
   


 
 
     
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