山  名   城山(姉ケ山)   横山
 標  高  300.2m     200.1m
 場  所  山口県岩国市
 登  頂  平成28.2.24
 アクセス  ○JR五日市駅8:08→8:43JR岩国駅8:50→新岩国駅9:20(いわくにバスまたは錦川清流線)
 ○錦帯橋13:57→14:14JR岩国駅14:27→15:03JR五日市駅
 コース  ○御庄登山口→尾根分岐→城山→護館神→岩国城
 ○岩国城→吉香公園
 メンバー  美11名
 
 

                                 【概 要】                               
 岩国城山は岩国城趾のある横山(200.1m)と護館神のあるピーク(260m台)そしてテレビ塔のある城山(姉ケ山300.2m)が連なる全体を総称しているようです。
 この中、横山は慶長年間に初代岩国藩主吉川広家が天然の要害の地に築城したとされまれますが、現在は岩国城として再建され一帯が公園化され、護館神ピークは樹林に囲まれた奇岩峰の岩屋に城山を鎮めるために祀られたという護館神の祠が安置されています。また城山は電波塔が設置されていますが西方面が開けて遠く玖珂町の蓮華山などを見ることができ、城山展望台からは岩国市街地と瀬戸内海を眺望できます。
 今回は情報の少ない西側の御庄登山口から登り東側の吉香公園に下山するコースとしましたが、一般的なコースと異なった岩国城山の一面をみることができました。ただ御庄側は取り付きまでが多少分かり難いようでした。

○御庄登山口10:16〜城山展望台11:16
 JR岩国駅から市バスに乗車し新幹線新岩国駅で下車し、錦川清流線新岩国駅を前方に見てガードを潜り県道1号線に出ました。御庄川沿いに県道を南下し自動車道高架が見えると御庄川に架かる橋があり、渡ると左に御庄中学校(休校)、右に大歳神社がありました。中学校前の橋を渡らないで山際沿いの舗装林道を進みます。中学校から3分で山陽自動車道の下を潜り抜けると、やがて林道は砂利道へと変わり左に深い谷を見て進みます。中学校から7分ほどで洪水被害による損壊場所を通過しました。さらに1分で左岸に渡ります。この後にもう一度右岸に渡りなおした後、谷が詰まった辺りで再度左岸に渡ります。中学校からは16分でした。
 渡ったところが事実上の登山口になります。とくに案内表示はありませんが中電の標識(NO.93,94)が立ち、巻かれたテープに「城山→」と書かれていました。登山口からヒノキ植林帯に入るとすぐ左の急斜面に取り付きます。所によっては管理道のプラスチック階段がありますが、急な道をジグザグに登って行きます。登山口から10分ほどでロープが現れ、続いてウラジロの茂る道となります。次第に雑木林主体となった歩きやすくなった道を進むと登山口から30分で中電の標識があり、ここにもテープに「←城山」とありますので左に進みます。
 穏やかになった道を登り5分で尾根の分岐に出ました。登山口からは35分でした。ここにも中電の標識があり、来た方向には御庄中学校などの表示、テープには「←城山」と書かれていました。分岐を左折(右に下ると岩徳線、欽明路方面に)し、城山に向けて視界のない植林帯の尾根道を軽くアップダウンしながら進みます。尾根分岐から10分で初めて右に視界が得られて蛇行する錦川や岩国空港が望めました。
 尾根分岐から15分で城山(姉ヶ山)三角点と展望所の分岐に出ました。三角点には電波塔が立ち西側が開けており遠くに蓮華山を見ることができました。三角点から縦走路に戻ると1分でベンチのある展望台です。

○城山展望台11:30〜岩国城12:07
 展望台には川西登山口からの道が登り、御庄へは約45分の案内がありました。眼下に岩国市街地と河口で二筋に分かれる錦川が見え、その先には今にも降りだしそうな空模様の下に瀬戸内海が広がり、能美島や大黒神島、柱島、周防大島などが望めました。
 小休止の後は岩国城に向かいます。この先はうっそうとした巨木の自然休養林の中の歩きやすい道が下り気味に続きます。展望台から10分足らずで護館神ピークへの分岐ですが今回は右手の巻き道を進みました。数分の所で僅かに視界の開け岩国山の裾と甲島など望めました。
 展望台から15分で護館神前に到着です。扁額の外れた鳥居から急な石段が登りると3分ほどで、朱塗りの鳥居の立つ護館神の社です。辺りは独特の雰囲気で御本尊は奇岩峰の岩屋に安置されていました。また右手には護館神ピークからの道が下っていました。護館神から先は数基の電波塔が見られ、未舗装ながら管理道と思われる広く穏やかなとなります。護館神前から12,3分で舗装の城山登山道が合流し、からくり時計の建つロープウェイ山頂駅に出ました。
 
○岩国城12:50〜吉香公園13:35
 山頂駅前の展望所からは左手に岩国山、眼下に蛇行する錦川と錦帯橋などの素晴らしい眺めです。この頃から空模様が怪しくなり、食後は念のため雨具を着装して岩国城散策に向かいました。
 三角点のある横山を巻く舗装路を進むと天守閣の下で道が二分し左は平坦路、右は階段ありとなっていますが、左(西側)に進み大釣井(おおつるい)の前で階段を登り城内に入りました。散策後は東側の大手門を潜り散策路「歴史との出会いの道」に出て山頂駅に引き返しました。大手門から4分ほどでとくに表示はありませんが左に最初の下山道が下っています。今回は舗装の城山登山道を利用する予定のためここは通過し、山頂駅から舗装城山登山道を下りました。しかし2,3分下った下山道入口の前で舗装城山登山道は補修工事のため通行止めされていました、このため予定を変更して下山道を下りました。
 下山路はジグザグに下りますが、多数の木の根に加えて滑りやすい岩が露出し急で険しい山道です。ようやく20分ほどで吉香公園の白山比刀iしらやまひめ)神社に出ました。ここには登山口の案内はありませんでした。
 吉香公園を抜けて錦帯橋たもとのバスセンタ−に向かいます。
                                                                              広島里山紀行記


 

  

   

   
  新幹線新岩国駅前からスタート    9:49 御庄川に架かる橋を渡ります 

   

   
  橋を渡り御庄中学校(休校)の前から林道へ    9:53 自動車道の高架下を潜ります 

   

   
  洪水跡のようです。かなり荒れていました    谷を渡ります 
   
      
  10:16 登山口です。中電の標識がありました        登山口からすぐ急な登りとなります 

       

      
     植林帯の長い直登にはロープが       中腹あたりからは広葉樹に変わります 

   

   
  10:53 尾根の分岐に出て左折します   穏やかなアップダウンの尾根道を 
   
        
               尾根道唯一の展望地からは蛇行する錦川や岩国空港が望めました

  

   

   
  11:10 城山の三角点です   城山は西に開けます 

   

   
  青が三角点へ、赤は展望台への縦走路    11:16 展望台に到着です 


      
         展望台からは瀬戸内海に浮かぶ能美島や大黒神島、柱島、周防大島などが広がります


              


   


   
  11:30 展望台から下山です   岩国城へ向けての道は整備されています    
   
       
  11:39 白は護館神ピークへ        自然休養林の中の道を進みます 

      
   
     11:46 護館神へ向けての石段を    11:49 護館神の社に到着です 

   

   
  ご本尊は奇岩の岩屋に    護館神からは広い管理道を進みます 

   
 
  12:07 ロープウェイ駅前に着きました。 左から舗装登山路が合流します 

 

 
   
        ロープウェイ駅からは左手に岩国山、眼下に蛇行する錦川と錦帯橋などの眺望が素晴らしい

       
   
     12:52 大釣井前から岩国城へ   13:00 大手門から散策路へ出ました 

   

   
  13:06 ここも下山路のようです   13:17 舗装路が通行止めのため山道へ 

   

   
  下山路は手入れされているようです    ジグザグの歩きにくい急坂でした 

   

   
  13:35 下山です      白山比盗_社の左手に出ました   
 
   
   

 
   

      
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