山 名 | 野呂山 |
標 高 | 膳棚山(839m) 弘法寺山(788.8m) |
場 所 | 呉市川尻町 |
登 頂 | H28.4.20 |
アクセス | ○JR西広島駅7:19→JR広島駅7:37→JR安芸川尻駅9:03 |
コース | ○岩海遊歩道駐車場9:33→かぶと岩展望台10:14 ○かぶと岩展望台10:22→1043弘法寺11:08→11:49大重岩12:00→ビジターセンター12:18 ○ビジターセンター12:58→登山口14:30→JR安芸川尻駅14:52 |
メンバー | 美13名 |
過去記録 | H19.4.10 |
○かぶと岩展望台10:22〜弘法寺10:43
かぶと岩展望台は東から南西にかけて開け眼下に川尻の港、やや霞んでいますが下蒲刈島、上蒲刈島、大崎下島など安芸灘とびしま海道の島々を見渡せました。展望図には東南東の方向の大崎上島から南西の方向の情島や倉橋島が描かれています。
展望台の背後は広い芝生の丘で一本のヤマザクラが印象的でした。ただ一面に咲き乱れると云うツツジはまだつぼみでした。
展望台からは人気の感じられないビジターセンターの前を進み、次の十字路で弘法寺500mの表示に従い弘法寺本堂に向かいました。5分ほどで「一周歩道・弘法寺0.4km・星降る展望台390m」の表示、さらに5分で「西之高野山・野呂山弘法寺」の石柱が立つ階段を登りました。実はこの階段を登った左手が弘法寺山三角点
(788.8m)の登路ですが表示は見あたりません。三角点は本堂脇の愛宕神社からも登れますがここも同様でした。この山は山登りを対象としていない観光園地なのです。従って多くのハイカーはビジターセンター(783m)をゴールとしているようです。
階段から3分で弘法寺本堂に着きました。真言宗の古刹、弘法寺は弘法大師が入山し修行をしたと云われその由縁で建てられたようです。本堂前の清水の舞台を連想させる見晴台からは、かぶと岩展望台よりやや東寄りの上蒲刈島、大崎下島方面の多島美を楽しめます。見晴台の東側には断崖から突き出た飛岩があり、その真下が野呂山唯一の滝と云われる玉すだれの滝なので下ってみました。水量はありませんが高さ数十メートルの垂直に立ち上がる巨岩はなかなか壮観でした。
○弘法寺11:08〜11:49大重岩12:00〜ビジターセンター12:18
弘法寺参拝後は往路を引き返し十字路から北上してビジターセンターに向かいます。見晴台の所には氷池0.9km、兜岩1.0kmの案内がありましたが、約15分で氷池
に着き先のビジターセンターで小休止です。
センターからは次の目的地である大重岩に向かいます。さざなみスカイラインに沿って西方向に進んだ野呂高原ロッジ入口の所に「大重岩0.5km・小重岩1.0km」の案内表示がありました。しばらく舗装林道を進むと分岐で左に「野呂高原ロッジ210m・大重岩580m」、右に「小重岩925km」の表示です。大重岩までの距離が多少延びたようですが?。
分岐からは地道に変わり植林帯の中を進みます。道に岩が目立ち始めるとセンターからは18分ほどで大重岩(おおがさねいわ)に到着しました。大重岩は大きな岩が板状に規則正しく積み重ねられたような形状で真ん中が空洞になっています。説明書によると流紋岩の風化による板状節理の代表的なものだとありましたが、自然は時として不思議な造形を作り出すものです。
○ビジターセンタ12:58ー〜4合目14:10
ビジターセンターからはかぶと岩展望台を経てどんどんコース
を下山します。展望台横の下山口には「川尻駅4.6km」の標柱が立っていました。10分で右に「大滑岩0.3km」のルートが、さらに1分で右に「桜が谷岩海へ0.5km」の岩海遊歩道のルートが分岐します。
どんどんコースはこの分岐を直進して下りますが案内表示はありませんでした。この先は急な下りの連続で分岐から6分で8合目で、ここの標柱にはどんどんコースと書かれていました。8合目から9分で7合目、さらに3分で右手に「仏岩100m」の案内がありましたが、呉線の乗車時間を考えパスしました。岩が露出しやや足元の不安な道を下ると7合目から10分の分岐に「6合目・たいこ岩分かれ
」とあり、左に「うぐいす苑」(川尻公園墓地)の細い道が下っていました。右折するとすぐ6合目標柱です。5合目に向けて下る途中に「中国自然歩道・大見山」とありましたが大見山とは?。
6合目から7分ほどで植林帯に入りましたが、この先は今回コースで最も厳しい下りが待っていました。薄暗い植林帯は急な上にゴロゴロの岩道でルートを見極めるも大変です。
6合目から10分の地点に「レストハウス1.5km・登山口1.5km」の標柱があり中間点まで下山したことが分かります。6合目から13分で5合目です。小さな流れを見るとようやく道も緩み5合目から10分で4合目です。
○4合目14:10〜野呂山登山口(1合目)14:30
4合目からは植林帯を抜け上空が明るくなった道を進み3分でT字舗装路に出ました。ここにはにぎやかな標柱が立ち、下って来た方向に「野呂山登山路 かぶと岩コース」、その他にも「レストハウス2.1km川尻駅2.5km」そして右に登る道は手書きで「ドンドンコース登山口」ともありました。
さらに狭い舗装路を2分下った所がどんどんコースとかぶと岩コースの分岐
です。「登山コースのご案内」の概念図がありました。右手に沢沿いの地道のどんどんコースが登っていますが、通行止めの案内はどこにも見当たりませんでした。はて?
両コース分岐点から1分で3合目で「レストハウス2.4km川尻駅2.2km」の標柱が立っています。さらに3分で2合目で「山頂まで2.4km・登山口まで0.5km」の標柱で、この先すぐさざなみスカイラインに出ました。車道に並行した道を下ると6分で1合目で「山頂まで2.7km・登山口まで0.2km」の標柱がありました。1合目から3分で再度車道に出ると登山口
で、登山口の標柱と中国自然歩道の大きな案内板が立っています。「川尻駅1.6kmレストハウス3.0km」とありました。
登山口からはさざなみスカイラインを歩き20分余りでJR安芸川尻駅に到着しました。
広島里山紀行記