山 名 | 大峯山 西大峯山 |
標 高 | 1050m 1039.8m |
場 所 | 広島市佐伯区湯来町・廿日市市佐伯町 |
登 頂 | H29.11.1 |
アクセス | JR宮内串戸駅→宮内串戸駅バス停→広電バス玖島別れバス停→(タクシー利用)→西大峯山登山口 |
コース | ○西大峯山登山口→滝のコース分岐→西大峯山→滝のコース分岐→大峯山 |
メンバー | ○大峯山→大峯山登山口 |
過去記録 | H27.11.4 H25.5.9 H21.4.23 |
○西大峯山11:14〜大峯山14:19
さほど広くない山頂には四等三角点が置かれ、南側と北側が切り開かれています。北側左手には吉和冠山、右手に十方山からもみのき森林公園などが望め、南側には三倉岳などが見えています。西方向には「オオネントウを経て林道へ」へプレートがあり縦走路が降ります。
小休止の後は大峰山へ向けて下山します。黄金色の陽を浴びながらの登路はいつ歩いても心地よい道です。山頂から7分で鞍部に戻りました。鞍部からはミズナラ、カエデやシロモジが混在する広葉樹林の穏やかな道を進み小さなコブを越えます。コブからは軽く下り「西のた」鞍部に入ります。スギの混在する薄暗い鞍部ですが、テープもあり踏み跡は明瞭です。西のた鞍部から再び急登を登り切ると「笠岩
」への進入口があります。リョウブの根方に「笠岩」の案内標識が置かれていますが、訪れる人も無いのか道はほとんど消滅状態でした。西大峯山からは30分でした。
笠岩の案内からは一旦下って登り返しますが右手は自然林、左側はスギの木立が目立ちます。963mピークと思われる地点を過ぎて黄葉の木漏れ日の中の快適な道を下りますが、樹間からは紅葉の大峯山が時折顔を見せています。大峯山へ向けての再度の登りは穏やかなものの、ササを分けての思いの外に長い長い道が続きます。辺りにはクヌギなどの広葉樹に混じり特徴ある株立ちのリョウブが目立ちます。笠岩案内から25分ほどで峯太郎ブナ
です。登路からわずかに外れた場所に立つ広島県南限と云われるブナは四方八方へ枝を広げる巨木です。
峯太郎ブナから6分ほどで三叉路で出会うと二等三角点(1039.8m)が道の真ん中に置かれ、古びた「西大峯縦走・峯太郎ブナ」の表示が道際にありました。右が帰路となる川上小学校分校跡地の登山口への道となります。左を採ると2分で休憩小屋への道を分け、すぐ目の前に青空が開けると八畳岩に到着です。西大峯山からは1時間5分ほどでした。
○大峯山13:22〜登山口14:31
目の前にそびえるような岩峰の山頂には八畳岩
から二個所のアルミハシゴを使って登ります。山頂には「大峰山山頂」の表示板が置かれていました。大峯山は三角点(1039.8m)と異なり山頂大岩が最高点(1050m)となります。
頂上は360度の展望が開け北方向に十方山、吉和冠山など芸北の山々、南方向には三倉岳、大野権現山、経小屋山など、東側は一部樹木で遮られるものの東郷山、野貝原山などがそして西方向には西大峯山の右奥に羅漢山などが展開します。視界が良ければ瀬戸内海の島々も望めるはずです。真下には祠や休憩小屋がありますが、不安定な縄ばしごを下れば直接、祠前に出てさらに回り縁
の岩場にも行けます。
下山は川上小学校分校跡地の登山口に向かいます。引き返した三角点分岐には「←川上P・山頂→」のプレートがありました。クヌギなどの広葉樹が目立つ穏やかな道を下ると5分で玖島方面が開ける展望の岩がありました。展望岩の先からは急な下りが始まります。5分余り下ると植林地に入りますが、樹幹に7合目のプレートが架かっていました。植林地を抜けると一旦明るい雑木林に変わりますが再び植林帯に入ります。急斜面の木階段は崩壊も進み、階段を避けて迂回する新しい踏み跡が自然と作られていました。5合目を過ぎるとベンチ
がありようやく一息つけます。この辺りの標高はおおよそ750m程と思われます。植林帯の道がようやく緩むと「二合目」と「大峯山登山道」のプレートがあり、すぐ貯水槽の脇に出ました。貯水槽から別荘地の中の急な舗装路を10分ほど歩くと分校跡地の登山口です。下山開始から1時間10分ほどでした。登山口はトイレや駐車場が良く整備されてます。
広島里山紀行記
9:34 西大峯山登山口を | 9:36 丸太橋を渡り植林地へ入ります |
9:52 不慮の死を悼んだ里人を祀るという | 9:58 小沢を渡ります |
沢を渡ると急登が始まります | 雑木林に変わっても傾斜はきつく |
10:21 無名滝の展望地で小休止です | 滝はいつになく水量も多く |
ササを分けての急な道を | 植林との混在林を抜けると分岐も近い |
盛秋閑寂 | |
10:21 西大峯山と大峯山との分岐に出ました | 分岐は滝のコースの下山口。西大峯山頂へ向けて |
黄金色の輝きを放つ登路を | ミヤマシキミ、落ち葉の林床にひときは目立つ赤い実 |
穏やかな登りが続きます | 11:03 この岩が見えれば山頂 |
11:03 西大峯山に到着です | 狭い山頂部に置かれた四等三角点 |
風雪に耐えた山頂標識も | 反対側にはオオネントウへの道が下ります |
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穏やかな秋の陽に輝く、ここは中国山地の脊梁 北側には吉和冠山、十方山からもみのき森林公園などが望めます |
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南側には三倉岳などが | |
パノラマはこちらへ(平成25年当時) | |
11:14 大峯山に向けてスタートです | 11:21 滝のコース分岐まで戻りました |
鞍部からは小ピークに向けて軽く登ります | |
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秋の深まりはさらなり | ピークからの下り |
11:30 「西のた」鞍部への道を確認して | 11:32 「西のた」鞍部を通過 |
「西のた」からは登りに | 深いササに覆われた道を |
11:44 笠岩の案内板、進入路はほとんど廃道 | 前方に大峯山が顔を見せました |
落葉を踏みしめる音と吐息の音のみが | |
彩る秋色を楽しみつつ | 株立ちのリョウブが目立ちます |
大岩も彩りを添えています | |
12:08 峯太郎ブナに寄り道し | 12:18 道脇に二等三角点が、白は下山路 |
12:19 山頂の八畳岩に到着しました | |
山頂は岩峰です | ハシゴで山頂部へ |
北の眺望です。十方山、吉和冠山など芸北の山々が広がります 目を転じると南に三倉岳、大野権現山、経小屋山など、東は東郷山、野貝原山そして西は西大峯山の奥に羅漢山などが 視界が良ければ瀬戸内海の島々も |
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北側直下には不安定な縄ハシゴも | 山頂から八畳岩を |
13:22 下山です | すぐ休憩小屋への道が分岐。道は少し難儀ですが。 |
13:24 三角点から左折して下山路を | しばらくは穏やかな道です |
13:30 展望岩です、憩う登山者二人 | 展望岩からは急な下りとなります |
急な木階段は破損し、新道が随所に | 13:57 五合目辺りにはベンチが |
14:20 貯水槽脇に下山しました | 14:31 別荘地を抜けて登山口に到着です |
駐車場も整備された大峯山登山口 | |